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トゥルー・ブラッド :: 1-01 :: Strange Love :: ネタバレ

date: 9/23 17:18

アラン・ボール制作の新ヴァンパイアドラマ by HBO。主演アンナ・パキン、スティーヴン・モイヤー他。シーズン1の第1話。ネタバレ。

SPOILER!!!

ネタバレです!!!

プロローグ。ここはルイジアナの田舎町。夜道をドライブするおきらくカップルが『TRU BLOODあります』という酒屋の看板を見て「おおお」と喜んだ。クルマを止める。店の中では店主がつまらなそうにニュース番組を見ている。ナン・フラナガンていう政治家みたいな女がインタビューを受けている。「現代のヴァンパイアは人工血液で生きている。わたしらはひとを襲ったりしない。ちゃんと税金を払ってるんだから市民権をください」なんてしゃべっている。彼女は『アメリカン・ヴァンパイア・リーグ(市民団体みたいなものかな)』のえらいさんなのだ。

カップルは店に入る。コワモテ顔の店主に、ラリッてる口調で質問した。「Tru Bloodがあるの?ルイジアナにヴァンパイアがいたんだね」といったら、店主はこわい顔で答えた。「ここはヴァンパイアのメッカだぞ」「へー。カトリナでぜんぶ溺れ死んだと思ってたヨ。ははは」。店主はぐぐーと相手をにらみつけた。「ヴァンパイアは溺死しない。なぜなら我々は息をしないから」

「我々は」という台詞に、カップルはどひぇえとおののいた。カミカミされちゃうヨ!とチビッたところで、店主は「わっはっはー。ハメてやったぜうしし」と高笑い。ジョークだったのだ。あぁびっくりした。カップル男は相手が冗談好きな店主だと知るとすっかり安心し「V-juiceを買えるところを知らない?」と囁いた。V-juiceていうのはヴァンパイアの血液でつくられたドラッグなのかな。ヴァンパイアでもないのにTRU BLOODの看板に喜んだのはそういうことか。

店のなかにはもうひとり客がいた。男はホンモノのヴァンパイアだった。自分の種族をネタにワハハと笑っている連中を見てカチンときた彼は「食っちゃうぞコノヤロ」とキバを見せてやった。おきらくカップルはひぇええええと逃げていった。残った店主はワナワナとチビる。ホンモノヴァンパイアは「こんどまたおれたちをネタにしやがったらブッ殺す。わかったか」と脅し、TRU BLOODのボトルをどすんとレジに置いた。店主が「わかりましたでございます」と答えるとニカーリと笑い「Have a nice day!」とウィッキーさんのような笑顔で去っていった。

という冒頭の数分プロローグは、このドラマの世界をわかりやすく見せている。この世界ではヴァンパイアの存在は人々に知れ渡っており、彼らは一般人に混ざって暮している。そこらへんの店でTRU BLOODていうボトルが売っている。人工血液のドリンクだ。ヴァンパイアたちはこれを買って飲む。彼らはひとを襲ったりしないから安心なのだ。といいつつ、やっぱりヴァンパイアはヴァンパイアなので、人々から怖れられている。舞台となるのはルイジアナの田舎町であるからして、ヴァンパイアに対する差別感覚はかなり強いのだろう。

プロローグに続けて流れるオープニング映像がとてもよい。『バフィ』とはひとあじ違う大人のヴァンパイアドラマなんだなと期待させるイマジナリである(私はバフィも好きですが、カテゴリがちがうって意味ですよ)。ニューオーリンズ風の土着感をベースに、動物の死骸、絡み合う男女といったグロエロイメージがイマドキのシネマトグラフィでパラパラ出てくる。このドラマはかなりヨサゲだなー。

ドラマの主人公、スーキー・スタックハウスはマーロットていうバーのウエイトレス。パッと見、普通のカワイコちゃんだが、彼女はひとつ他人と違うところがある。テレパスなのだ。人々の

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