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って、彼に読書の楽しみを教える。ここらへんは制作者の主張が感じられた。サラとマーティンの周囲をキャメロンがデッカい銃を持って警護しているという図がこれまたシュールでおもしろい。このTin Manは心を手に入れることができるんでしょうか。
再びジョンとデレク。デレクは教官をやりつつ、スクールの周囲を警戒中。T-888は森から襲ってくるだろうと考え、待ち伏せ作戦を準備する。という合間に、いくつかのじわーんなシーンがあった。
教官として挨拶したデレクに、兵士のタマゴがニヤニヤ笑いで質問した。「ぼくはデルタフォースでもなんでもいいからエリートの部隊に入って、ガンガンひとを殺すんだ」みたいなノーテンキ発言を聞いたデレクはこわい顔となり、戦場で重傷を負った戦友を6時間担いで歩いた男の話をした。相手は反省してしゅんとした。マーティンはそんなデレクを見て「きみの伯父さんはずいぶん情熱的なひとなんだね」と感想を述べた。のちのシーンで、この男というのは、ジョンの父、カイル・リースだったと明かされた。
またこのエピソードでは、現代のお話の合間に、未来で闘うレジスタンスたち、マーティンとリース兄弟のようすがしばしば挿入された。
レジスタンスたちは塹壕にたてこもってスカイネットと交戦中。戦況は悪い。他のバンカーが壊滅させられたと知った男たちは悔しくてたまらないが、ジョンが彼らに与えた命令は「偵察のみ」というものだった。マーティン・ベデルは命令違反すると公言した。自ら計画を立て、敵のOgreを破壊する作戦を立てた。デレクもカイルも彼に従うことにした。てわけで、いちかばちかの決死攻撃をやる。
※Ogreってのは、スカイネットの戦車(AIで動いている)のことみたい。あとここで出てきたEFPっていうのはExplosively Formed Penetratorの略で、戦車等の装甲をブチ破る強力な武器の名称らしいです(ソース)。
現代。プレップスクールにT-888が出現。教官であるデレクは「今日の授業はコレ」と嘘をつき「敵があっちからくる。おまえらは決して手を出してはいけない。敵が現れたら手信号でおれに教えること」とルールを説明した。兵士のタマゴたちはこれをゲームだと思っている。
T-888はデレクの筋書き通りにオトリ作戦にひっかかったが、その途中で、標的であるマーティン・ベデルを発見した。ギロリと睨んで追い始めた。ジョンはたまらず叫んだ。「おれはジョン・コナーである」と大声でいったら、T-888は標的を変えた。その先で待ち構えるデレクが敵の頭部に特大の銃弾をブチ込んだ。動けなくなったT-888を焼却。脅威は排除された。任務完了。ふぅ。
マーティンは目の前で起った戦闘を見てタマげた。ジョンは彼に真実を話した。マーティンは最初のほうのシーンで「ぼくは軍人になる気はなく、好きな女の子といっしょに暮すんだ」と夢を語っていたのだけれど、目の前でこんなバトルを見ちゃったのでオタオタする。「じゃおれはやっぱりウェストポイントにいくのかぁ」と自分の運命を知り、ヤルキと諦めが混ざったような複雑顔になった。
クライマックスの戦闘シーンでは、家で心配げに待つサラがちびっこマーティンに『オズの魔法使い』を読んであげる朗読の声が挿入された。ドロシーがわるもん魔法使いに勝利するあの感動エンディングと、T-888との戦闘シーンがシンクロするという絶妙な編集で
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