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作戦ルーム。マホーン逮捕という非常事態で空気は重い。が、そっちはセルフに任せて、マイケルたちは前進するしかないのだ。「次のカードホルダーをやろう」となる。サラが次のターゲットをサマリした。ハワード・スクデリ。Agrisow社代表。農業分野を主体とした多国籍コングロマリットである同社はラオスと関連が深い。カネを吸いあげる役目を果たすんだろうか。
グレチェン。姉の家でシャワーを浴びてサンドイッチを食ったら充電完了。カラダ中傷だらけだが、どうってことないみたい。姉には「砂漠で事故に遭って、ここまで歩いてきた」と嘘をついた。姉に「アレはある?」といったら、フクロウの陶製置物が出てきた。ガシャンと割ったら、中から銃、ID、活動資金が出てきた。非常事態用に預けておいたのだな。姉はなにも知らない一般人なので驚く。「IRS ( = Internal Revenue Service) で働いてるんじゃないの?ほんとはどこで働いてる?」と聞かれたグレチェンは「わたしはいまから自身のために働く」とこわい顔で答えた。
カンパニーのハゲオヤジのオフィス。冷血黒人といっしょにドン・セルフの資料を検分中。ロングアイランドのトゥーロ・ロー・スクールで学んだのち、DOJ (Department of Justice)、DOD (Department of Defense) にて18年間勤務。その後はHomeland Security。というセルフの経歴が読み上げられた。
別の部下が入室。セルフのオフィスでラップトップに触れていた男である。彼はセルフのコンピュータから秘密を探ろうとしたが、特製ファイアウォールが仕込んであって無理だったと語った。「時間がかかります」といったら、冷血黒人が後を継いだ。「おれがやってみよう」
マホーン。留置場で焦ってたところにセルフがきた。「うちのCI ( = Confidential Informant = 情報提供者) が迷惑かけちゃってすまぬね」といったら、この警官はじつにクソまじめだったので手こずった。「あんたのバッジは政府発行。こちらはLA発行。わたしらは政府のために働いてるんじゃない」となまいきなことをいった。セルフはキーッとするのであり「グアダラハラ空港で拘留されたいかバカモノ。No-fly list(搭乗禁止者リスト。つまり政府にマークされたヤバいひとリスト)って知ってるだろ?おれのバッジはそういうことができるのだ」といったら、相手は折れた。ふぅ。
セルフが留置場にくるとマホーンは大安堵であり「セルフさま〜」とお迎えしたが、サインしろと渡された書類を見て、焦った。それは釈放の書類でなく、マホーンの所持品をセルフに渡してよいという内容だった。マホーンは指紋を取られているからしてここにいたらかなりヤバいのだが、セルフは冷淡であり「デバイスが必要なのである」という。「おれを切るっての?」「これまでにもたくさん犠牲をだした。この世は非情である」「...」てわけで、マホーンは泣く泣くサインをした。
「デバイスをゲットしたがマホーンは留置場」というニュースはすぐにマイケルたちに知らされた。温情スクレは「彼はチームの一員だろ?」といい、リンクは「一員だった」といい、ローランドは「これ以上トラブルはごめん」といい、スクレは「うるさい!」といい、サラは「いずれ彼の身許がバレるでしょう」といい、ベリックは「アイツがバレたら、おれらもバレちゃう!」といった。最後にマイケルが決断。「リンクが正しい。おれたちは前進するしかない」。みんなは黙った。
セルフ。駐車場で車を降りたら、冷血黒人が後ろに立っていた。ひぃい。
「な、なんだ、きみは
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