date: 2/13 08:08
ばその先に検問が!どうするんでしょう。
マイケルたち。建物内で待機中。ところでマホーンは取引とは関係ないのに、彼はここまでいっしょについてきた。他に行き場もなかったから仕方なくついてきたのだろうか。マホーンは脱獄以来、妙にウィスラーに親切である。いまもなにか棒みたいなもんを渡して「これを使うといいよ」とかいっている。ウィスラーが足を捻挫したので、棒で足を固定しろという意味だろうか。とにかく彼は人が変わったように親切である。海でブイにブラさがっていたときもウィスラーを助けていた。人間、希望が見えると性格がよくなるということなんだろうか。
少し離れた場所でマイケルとリンクが話している。「リンク、ありがとう」「LJを助けたかっただけだ」「もうすぐ終わる」「だな」という短くて平凡な会話だが、重みがあるというかなんというか。
そこにマホーンがきて兄弟に声をかけた。「そろそろおれは去ろうと思う」と彼は述べた。その顔は感謝と懺悔と悲しみと羞恥が混ざったような、なんともいえない複雑顔である。被告人みたいな顔。ウィリアム・フィクナーはこういう演技がうまいな。
怒ったのはリンクであった。「タダで帰れると思ってるのか」と銃をだした。「おまえがおれたちにやったこと。おれたちの父にやったことからすれば当然である。ビーチでおまえを殺さなかったのは逃走の妨げになるからだ。おまえは父を背中から撃った。正面から銃弾を与えてやるからこっちを向け」といわれたマホーンは観念して振り返った。そしてこう述べた。「自分の家族と君の家族のどちらかを選ぶしかなかった」と答えた。マイケルは静かに兄をなだめたが、怒れるリンクアニキは止まらない〜。
という緊迫場面において、ウィスラーがスタコラ逃げだした!彼は足を捻挫してるはずなのに、窓からぴょんと出ていって、高いところから飛び降りた。必死顔である。彼は外に走り出て、そこにたまたまいた一般人から車両を奪って逃走。あーあー。このドサクサにマホーンも逃げちゃいました。
※感想
考えてみれば「非常電源が戻るまで30秒」ていうのはマイケルがそういっただけで、だれもそれが本当かどうか知らなかったんですよね。疑うのが商売みたいな男たちが「30秒が勝負だ」とドタンバでいわれて「しょうがない!いくぞ!」とコロリと信じちゃったところがこのトリックのキモだったように思います。おもしろい!
でもその後、都合良くあそこにトラックが止まってて隠れ場所があったとか、兵士がウヨウヨしてるところをソローリとニンジャみたいに走って逃げたなんていうのが出来すぎじゃないかと思いました。マグレディなんか、すごく目立つ赤い服着てたんですよ!あそこにトラックがあるって、なんかシカケがありましたけか。私は覚えていないのですが。
拷問されたベリックが「トンネルから逃げた」と吐いちゃったとき、彼は「リチェロの部屋の地下」といってそこに兵士たちを案内したけど、穴の出口の方に案内しちゃったら大失敗だったのではないか。穴はマホーンがつくったフタでふさいだけど、兵士が上を歩いたらきっと気づかれただろうし。かなり幸運によるところが大きいのではないかと。ま、ドラマですから。こんなもんか。
とりあえずクーラーボックスの中身と銃声の録音の意味がわかったのでスッキリしました。
ところでラストシーンですが、なぜマイケルとリンクはクルマで追いかけなかったの?クルマ乗ってきたのに。ですよね?あれも計画なの??
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