date: 5/03 20:13
うね」「ひとはだれでも病気になる。運が悪かっただけ」「運が悪い?レスキューされるかと思ったら、殺されるかもしれなくなってきた。これも運のせい?」「なにいってる?ジャックが神様を怒らせたといいたいの?ひとはだれでも病気になる。それだけのこと」「この島ではちがうんだ。この島では人々は癒されるはずなのに... 」
ジャックはジュリエットにおなかの毛を剃ってもらいつつ、あるお願いをした。「局所麻酔でやってほしい。鏡で患部を見せてくれれば、ぼくは自分で指示をできる」という。ジュリエットの腕を信用してないのかな(彼女の専門外だから)。そしてその鏡を持つ役目をケイトにやってほしいと頼んだ。
こちらは手術道具を取りにきた4名。ステーションに着いた。扉を開けてシャーロットが入ろうとしたらば、ファラデーが「ぼくが先に行って安全を確かめる」と男らしいことをいった。シャーロットはうふんと喜ぶ。ワガママ女はこういう風にだいじにされるのが好きなのだ。それを見ていたジンとサンが韓国語で会話する。「アイツは彼女のことが好きなんだな。彼女は気づいてるんだろうか?」「女はそういうのわかるって」というなにげないゴシップ会話は、なにかの伏線だったりします。それはまたあとで。
4人は中に入った。シャーロットとファラデーが戸棚を漁って必要なものをゲットする。サンはあのときの診察台を見てしんみりする。ジンに「ここで赤ちゃんを見たんだ」といった。「あのひとたちはレスキューじゃないんだよね」と不安がるサンに、ジンは「心配するな。ぼくは約束する。ぜったい君と君の赤ちゃんは島から出る」という会話は韓国語。
4人は予定通り必要なものを持ってビーチに帰ってきた。もう夜である。ジュリエットがヨッシャと受けとって手術に向かうが、みんなが去ったのち、ジンがシャーロットにナイショ話をした。「君は韓国語できるよな?ぼくたちが噂してるのを聞いて笑った」と韓国語で話しかけた。そうだったのか。シャーロットは "Pardon?" とトボケたが、ジンはさらに韓国語で続けた。「正直に認めないと君の友達の指を折る」といったら、彼女は韓国語でペラペラしゃべりだした。「なにが望み?」「いつかヘリが君らを迎えにくるだろ?そしたら必ずぼくの妻を島から出せ」「あなたと他のみんなは?」「とにかく彼女をぜったい脱出させろ。わかったか」。シャーロットは観念したようにうなずいた。
ジャックの手術が始まる。行うのはジュリエットで、元歯医者のバーナードが助手。彼がジャックの希望通り、局所麻酔を射つ。ケイトはいわれた通り鏡を支える係をする。んじゃいくぞと始まったが、途中でジャックが痛がりだした。ジュリエットはこりゃヤバいと判断し、バーナードに「彼を眠らせろ!」と全身麻酔を指示。ジャックはヤダヤダとゴネる。手術なんか見馴れていないケイトは涙目で事態を見守っていたが、ジュリエットは「もう鏡は要らない。あなたは出てけ!」「バーナード、はやく!」と怒鳴った。ジャックはクロロホルムで意識を失った。
手術は成功。テントの外で待ってたケイトをバーナードが呼びにきた。「心配いらないよ」と優しくいわれて恐る恐る入ったら、ジュリエットが傷を縫合していた。「さっきは怒鳴ってごめんなさい」「とんでもない」「彼はもうだいじょうぶ。休んでればじきに治る」「よかったー」としゃべってたが、ジュリエットはとつぜんびっくりすることをいいだした。
それは以前あっちの島からこっちの島に戻った頃の話で「わたしとジャックはキスをした」と告白。ケイトはギョッとした。「とても優しいキスだった。でもそれはわたしに対してじゃない。だれかへの想いを断ち切りたかったから彼はそ
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