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デクスター :: 2-01 :: It's Alive! :: ネタバレ

date: 10/01 22:15

イんだ!わかってくれ!」というのが生々しくて、妙な説得力がある。英語では "You know that psychopaths like me have a low tolerance for frustration." といっていた。息子にこんなこと言われたら並の親なら卒倒するわな。

その後も父息子の口論はエスカレート。「銃をよこせ」「ノー!」といったらバン!わざと撃ったわけじゃなくて、デクスターが興奮のあまりに引き金から指を離しておくのを忘れていたという不注意の結果であり、ハリィは危うく至近距離から撃たれるところであった。この瞬間にデクスターはハッと冷静になり、ハリィはブッたまげて倒れたが、冷静な警官らしく「射撃するとき以外は引き金に指を置いちゃいけない」とレッスンを与えた。「パパ、だいじょうぶ?」「ヤバかったよ。心臓が飛びだしそうだ」

ここでデクスターは「感じさせてくれ」と頼みごとをする。ハリィは意味がわからなくて「なにを?」と聞く。デクスターは「心臓さ」と答え、ハリィの胸に手を置いてそのドキドキを確かめた。デクスターはエクスタシーを感じたようであり "That's amazing!" - 「これだよ、これ!」とイッちゃってる顔つきになった。これまた並の親なら卒倒モンだと思われるが、ハリィは息子のためにグッとこらえるのであった。デクスターらしいシーンである。サイコパスってこんなふうに感動するものなのかと驚きました。

その後、イノシシ狩りにいけなくて欲求不満を抑えるデクスターはビルの屋上に立ち、両手を広げた。投身自殺するのかと思ったら、ハリィが大慌てで息子を助けた。「バカ、死ぬなんて考えるな!」と叱られたが、デクスターの返答は意外なものだった。「死ぬ?そんなこと考えてないよ。『生きる』ってことを確かめたかっただけだ」という息子の言葉を聞いたハリィはその悲しみを思って抱きしめた。フラッシュバック以上。

マイアミメトロポリス署。デクスターが殺し損ねたブードゥー男のファイルを見ていたらドークスが来たのでササッとPCの画面を切り替えた。そこにはポルノのウェブサイト。それを見たドークスは「おまえは10年間一度もポルノを借りてない」という。個人情報は調査済みと明かすその態度は挑戦的である。デクスターは「プライバシーの侵害である」といってみた。「訴えればいいんじゃないか」といわれた。デクスターは心の中で「もっと簡単なやり方もある」と思った。

デブラが職場復帰した。みんなは笑顔で彼女を出迎え、ヒラ刑事に降格したラグエルタが「ウェルカムバック」といったらデブラは彼女にハグをした。ラグエルタはへんな顔になった。デブラがラグエルタにハグするなんてありえないからである。ラグエルタは「デブラの傷はまだ癒えてない」と直感したが、新任ボスのパスカルは積極的にデブラを現場に出した。またまた殺人事件があったのだ。

殺人現場。港で男の死体が発見された。鋭利な傷はギャングが好んで使う大型ナイフによるものであり、現場にきた被害者の母親の証言から容疑者がすぐにわかった。リトル・チノ(Little Chino)というその男はギャング仲間では有名な凶悪人物で、レスラーみたいな大男である。こわい顔。過去5年間に9件の殺人に関わった疑いがあるが、いずれも起訴をまぬがれていた。証言者が報復を怖れてチビったせいである。だが今度のケースでは悲しみの母親が「ぜったい証言する」といったので、コイツも年貢のおさめ時と思われたが、この母親はヤク中だとわかっちゃったので凶悪リトル・チノは幸運にも釈放された。ヤク中の証言では法廷で使えないからである。

ところで殺人現場ではデブラが

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