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ドレスデン・ファイルズ :: 1-10 :: What About Bob? :: ネタバレ

date: 8/31 22:15

リーとボブの初対面の瞬間であった。初めて会ったボブは「きむずかしくて風変わり(cranky)」ってかんじのオジサンだった。このとき叔父が、ボブをボブと呼ばずに "Rothbert of Bainbridge" と紹介する。これがボブのほんとの名前らしい。

少年時代のハリーはずっとボブといっしょに過ごして魔術を教わった。ボブはガイコツに囚われた身だが、死者を蘇生させる術を会得してたくらいだから超エリートの魔法使いだったのだろう。だから最高エリートの家庭教師につきっきりで教わったハリーもまたエリートの魔法使いなのだ。ふたりの会話で、The Councilというワードが出てくる。その全容のすべては明かされないが、どうやら選ばれた血筋を持つエリートだけが入会を許されるもんらしい。モンゴメリ叔父はソレに入っていて、いつかハリーを招待したいと考えている。ハリーの母方の血筋は魔法使いの血筋なのだ。ハリーの潜在能力はじつに強大で、ボブは叔父の命を受けてハリーにレッスンを授けている。ボブはハリー少年に黒魔術も教えた。それは禁断の闇の魔術であるが、自分を守るためには覚えておかなくちゃいけないといわれて教わった。また、ボブは少年ハリーに「ママは殺されたの?」と聞かれて「イエス」と答えたが「だれに?」という質問には「わからない」と答えた。

という調子で、普通とはかなり異なる小年時代を送ったハリーは成長して大人になった。そして5年前のあの日。ハリーは世界中を旅していたが、モンゴメリ叔父に呼び戻されてアメリカに戻った。叔父は機が熟したと見て、ハリーをThe Councilに引き合わせることにしたのである。ハリーはものすごくどきどきして入会の儀式を受けにやってきた。私たちはネクタイをしているハリーを初めて見る。ハリーはこの時点で「いったいThe Councilってナンなのだ?ギャングみたいなもん?」なんていってるので、いまの私たちと同じ程度のことしか知らされていなかったと思われる。でも子供の頃からその存在を聞かされていたから、得体の知れないスゴさはわかっていたに違いない。

ニコニコして家に帰ってきたハリーだったが、あるものを見た瞬間、その場所が惨劇のシーンと化した。叔父が身につけていたリングは、死ぬ直前の父が「なくしちゃったよ」といってた大事なリングだったのである。叔父の持ち物の中に、黒魔術に使う呪いの人形があった。ハリーはすべてを理解した。叔父はハリーを引きとるために黒魔術で父を殺したのだ。死んだ父は売れないマジシャンだったが、そんな彼が大まじめに語ったことを思いだした。

Now I want you to listen to me okay? What you can do, what you have. That is a loaded gun and there are people who are going to want that gun and they are going to want to use you to do things that you're not going to want to do.

「よく聞け。おまえの能力は弾丸を装填した銃みたいなもんだ。それを利用するわるいやつらがいっぱい出てくる。おまえがやりたくないことをやらせようとするにちがいない」

父はハリーの血筋のことを知ってたのだ。だから息子をモンゴメリ叔父に近づけないように努力をして、警告をしてくれていたんだと知った。叔父を捕まえて白状させた。さらに死んだ母も同じ理由で殺されたと知った。このシーンで叔父ははっきり「殺した」とはいわないが、限りなくクロとい

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