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ドレスデン・ファイルズ :: 1-10 :: What About Bob? :: ネタバレ

date: 8/31 22:15

ドレスデン・ファイルズ/The Dresden Files。シーズン1の10話。ネタバレ!

SPOILER!!!

ネタバレです!!!

一族とボブの過去が明かされるエピソード。

5年前に死んだハリーの叔父、モンゴメリ(Justin Morningway)がこの世に生き返った。『生き返った』というのは少し違ってて、本物が生き返ったワケでなく、コピーが生き返った。モンゴメリは自分に不慮の事態が起きて急死したときに備えてこんな緊急策を用意してたのだ。もし自分が死んだら、5年後に自分のコピーが現れて自分を蘇らせるようにするっていうシカケをつくっといたということです。究極のcontingency plan(非常用対策案)でありますね。

コピー版モンゴメリは計画を実行する。まずはお色気のオンナ泥棒のタラを使ってハリーの家からボブのガイコツを盗んだ。タラは盗みに成功したけれどミスをした。眠ってるハリーを手錠でつないできたのだ。これはモンゴメリとの契約内容に反する。「自分の持ち物をなにも置いてこないこと」が条件だったのだ。モンゴメリも魔法使いであるから、残留物から相手を追跡できることを知ってたからそういう風に命じたのに、彼女はそれを守らなかったのでサクッと始末された。

こちらはハリー。命の次に大事なボブを盗まれてびっくり仰天。タラが残していった手錠から相手を追跡しようとしたけどだめだった。もう彼女は死んでいたから。その頃、シカゴ警察に匿名コールがあった。「5年前のジャスティン・モンゴメリの死は事故じゃなくて他殺である。犯人はハリー・ドレスデン」というコールがあり、そのファイルがマーフィに回ってきた。彼女は事件を再調査することにした。

ハリーと出会う前のマーフィなら、5年後の匿名コールなど無視したかもしれない。ハリーは友達だし、彼はシカゴ警察のコンサルタントだし、医師の検死も済んでるワケだし。だが、ハリーと出会ってから彼女を取り巻く風景は変わってしまった。彼女は2話(1-02 :: The Boone Identity)の事件でいちど呪いにかけられ、ハリーに救われた。あのとき救われたことを彼女は知らない。ハリーはウソを教えて事実を隠蔽したのだ。彼女は救われたが、その経験が元で悪夢を見るようになった。魔術だのナンだのといったおとぎ話の出来事が急に身近なものとなり、不思議な現象に立ち会ううちに、それまで自分が信じていた科学的な論拠というモノサシはじつは役立たずなのではないかと思いはじめていて、それは彼女にとって大いなる葛藤であり、悩みの種であり、これのせいでピルがないと眠れない体質になってしまった。マーフィはハリーの秘密を嗅ぎとっていて、それのせいで心が重たいのだ。5年前の事件を再調査することはさらに心を重くする仕事だけれど、謎を謎のままで放っておけない体質なのでしょうがないのである。

こちらはコピー版モンゴメリ。その計画が明かされる。彼はガイコツを手に入れたのでさっそくボブを呼びだした。ボブは死んだと思ってた男が目の前にいるので驚くが、彼がいいだした台詞を聞いてもっと驚いてしまう。コピー版モンゴメリは「黒魔術を使っておれの本体、オリジナルのモンゴメリを蘇らせてくれ」と頼んだ。ボブは「いまはハリーの味方だからそんなことはできんよ」と拒否した。モンゴメリは彼を説得する。「自分のガイコツに永遠に封じ込められてるという囚人生活から解き放たれるとしたらどうだ?君はもういちど世界に触れることができるようになるとしたらどうだ?」

『世界に触れる』という言葉について少しおさらい。ボブは世の中の物質に接触することができないのである。なにかに触れようとすると

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