date: 3/22 14:31
配せをした。なんだかオトリ捜査をしてるコンビのような風だが、私たちにはこの意図がわからない。
マイケルたち。ヨットに乗船。617という数字はこのヨットのキャビンのカギのコンビネーションだった。そこから取り出したのはPDA。europeangoldfinch.netにアクセスしてみる。そこにスクレのメッセージを発見して仰天する。「T-Bagはカネを持ってパナマにいる。滞在先はパナマシティのFin Del Camino Hotel。もしおまえもパナマにいて、ヤツを鳥カゴに戻したいんだったら連絡くれ」というメッセージを見たマイケルはメラメラとヤルキを見せる。が、リンクは「カネは要らん。ほっとけ」と反対。マイケルは「金の問題ではない。たくさんの間違いを犯してしまったおれたちの過去に償いをしたいだけである。パナマシティなら1時間で行ける」と説得。マイケルはT-Bagという野獣を野に放ってしまった失敗を深く悔いているのだ。
「警察に通報したらいい」とリンクがいうが「パナマはアメリカに犯罪人を引き渡す法律がない。だからパナマの警察は彼に手を出せない」と答えて、名案は浮かばない。リンクは「時期がきたら償いをするチャンスもある。いまはヨットで海に出よう」という。2人の意見は衝突する。
これまでお互い助け合ってきた兄弟だったが、この点についてはどちらも譲れない。結局、マイケルは「こっちにきたら知らせてくれ」と返事を送り、リンクの前から姿を消してしまった。「オーケイ。明日そっちに着く。スクレより」という返事を送っているのはマホーンである。鳥カゴに入っちゃうのはマイケルじゃないか!マイケルがいないことに気づいたリンクが大声で叫ぶが、弟の姿はどこにも見えない。
※感想
マイケルは頭脳明晰で常に冷静な判断をする男ですが、サラがいなくなったせいでしょうか、今週は感傷的なシーンばかりでいつもとキャラが変わっちゃったように見えました。でもこの人は「困ってる人を助けたい病」で、罪悪感に囚われてしまうと判断力が鈍る傾向があるんで、これもまたマイケルなのでしょう。
兄弟ケンカをするシーン。少し補足ですが、リンクが罪悪感を感じてないわけではないと思います。サラが船に現れなかったとき、彼女を助けようとするマイケルを制して何度も "Not this time.(いまはそのときじゃない)" といっていた。自分たちの安全を確保した上で、ゆっくり作戦を練ってサラやLJを助けるべきだとリンクは考えているんだと思う。「すぐに助けたい」というマイケルと温度差があったせいでケンカになってしまったわけですが。
だいたいこのアニキはいつも言葉足らずなんですよネ。「困ってる人を助けたい病」の弟のエモーションをよおく理解していれば「もうすこし作戦を練って困ってる人を助けよう」と説得すればよいのに「おれは脱獄を頼んだ覚えはない」なんていっちゃうんだもん。その後のマイケルの「おにいちゃんひどいよー」という泣き顔で飛びついていったあのシーンはとてもよかったので、結局のところ、この言葉足らずなアニキとはよいコンビだと思います。
次回21話は3/26オンエア予定です。
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