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マスターズ・オブ・ホラー :: 2-07 :: The Screwfly Solution :: ネタバレ

date: 12/13 22:33

マスターズ・オブ・ホラーのシーズン2の7話はジョー・ダンテ。原作ジェイムズ・ティプトリー・Jr.。

フロリダ、ジャクソンビルで集団暴力事件が発生。1100名の女性が一挙に殺害された。犯人はすべて男性で、彼らは性的な衝動を覚えるととつぜん女性を殺したくなるという狂気にとり憑かれており、その後、

この怪現象は全米どころか世界じゅうでアウトブレイク。すさまじい勢いで女性が殺され続ける。町には累々と横たわる女性の死体。政府は女性専用のシェルターを設けて完全隔離を試みるが勢いは止まらない。主人公は科学者である父息子で、父親役はエリオット・グールド。

※感想

このお話はジェイムズ・ティプトリー・Jr.の、ていうか、この小説は彼女の別名のRaccoona Sheldonで発表されたのでほんとはそっちを優先すべきなのだけど、日本ではハヤカワのジェイムズ・ティプトリー・Jr.の短編集に入ってるので「ティプトリーの」といったほうがわかりやすいかもしれない。ネピュラ賞受賞作『ラセンウジバエ解決法(原題 "The Screwfly Solution")』です。私のアホな要約文で名作の風味を損ねてはいかんなぁと思いましたので(それこそSPOILだ)ネタバレは少なめにしました。

「なっつかしいなぁ」と思いながら見た。昔読んだ本のお話にエリオット・グールドなんていう名優が出てくるので、なんだかタイムトリップしたようなきぶんだ。というまぁなんつーかkickassとはほど遠いがレガシーなきぶんに浸れます。

ところでドラマのレビューよりも私はもっといいたいことがある。ハヤカワといえば日本のSFファンはみんなお世話になってる偉大な出版社だけれど、この表紙の絵と邦題はなんなのだ!泣けてきちゃいますよ。これじゃいくらいい本でも「ちょっと古い小説だけどおもしろいよ」なんて薦められない。こんなもの(内容じゃなくてブックデザインと邦題のセンス)を薦めたら美意識を疑われますって。良い本なのにほんとに気の毒だ。

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title: 2-07 :: The Screwfly Solution

aired date: 12/08/2006

Writer: Sam Hamm

Director: Joe Dante

Story: Raccoona Sheldon (aka James Tiptree, Jr.)


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