date: 12/13 02:59
マスターズ・オブ・ホラーのシーズン2の5話はジョン・カーペンター。これは楽しい!ネタバレ!
SPOILER!!!
ネタバレです!!!
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医師同士のカップルがドライブ中に若い女の子をハネそうになる。ケガはないみたいだけど、自分たちの病院に連れて行くことにした。そしたら彼女は妊娠してることがわかって「中絶してくれ」といいだす。じつはこの娘、アンジェリクは中絶反対過激派有名人のドウェインの娘であるとわかってたいへんだってことになる。なんでかっていうと、この病院は中絶でお金儲けをしてるのでドウェインとはものすごく仲が悪いのだ。
ドウェインは娘が屠殺場(彼は中絶大反対なのでこの病院のことをこう呼ぶ)に自分の娘が捕われていると知ったもんだから大コーフンで「娘を返せ」と押しかけるが、医師たちは「もしかしてこの娘はあのキチガイ親父にレイプされて妊娠したんじゃ?」と疑って「出てけコノヤロ」と拒否したのでガザ地区のごとくに両者の緊張は高まる。
ドウェインは神の声を聞いたので実力行使に出ることにした。3人の息子たちを従え、ライフルで完全武装し、病院を攻撃開始。銃声を聞いた院長はすぐさま防弾チョッキを着て銃を出し応戦する。楽しいぞ!
銃撃のさなか、診療室では娘のおなかはどんどん大きくなり、もはや中絶不可能の状態となる。娘は「この悪魔の子を殺せ〜」と叫んでいる。そう、彼女は悪魔の子を身ごもっているのだ。ブランコに乗ってたらとつぜん地面から手が出てきて悪魔に引きずり込まれてレイプされちゃったんだという。
悪魔の子が出てくると聞いた医師もパニック。「出る〜」といったらいきなりドヒャーときもちわるい液体が大量に出てきて医師の顔面にドバー。目をやられた。「出るー!」「ぎゃー」といったら、タラバガニの足みたいなのがソローリと出てきて、ポテンと産まれ落ちたと思ったらそいつはササーと床を走って逃げていった。悪魔の子誕生。
誕生と同時に地響きが鳴り渡り、地中から悪魔の父親が出てくる。その頃ドウェインはやっと中絶院長をやっつけて天罰を下したところであった。彼は神の声を聞いて娘を助けにきたつもりが、悪魔の親父と鉢合わせして絶句する。
※感想
楽しい〜。たまにはこんなバカホラーもいいですよん。キャストもキマってるぅ。ドウェイン役は映画「ヘルボーイ」が記憶に新しいロン・パールマン。アンジェリク役のCaitlin Wachsもバカムードによくはまってる。いやぁおもしろかった。最後の悪魔パパのアレはちょっとかわいそうでした。
ところでタイトルのPro-Lifeっていうのは「中絶反対」という意味で、これの逆の「中絶容認」のことをPro-Choiceというので、つまりこれはPro-Life vs. Pro-Choiceの壮絶バトルなのですね。
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title: 2-05 :: Pro-Life
aired date: 11/24/2006
Writer: Scott Swan, Drew McWeeny
Director: John Carpenter