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ジャスティス/Justice 。シーズン1の5話。シリーズ初の民事訴訟。
遊園地のジェットコースターで女性が事故死。隣には14歳になる娘メアリーが座っていた。メアリーは無傷だったが、とつぜん母親の血を浴び死体を目にするという、天国から地獄へ一直線の衝撃体験に心はズタボロ。母子家庭なので彼女はひとりぼっちになってしまった。TNT&Gはシリーズ初の民事訴訟に挑戦する。
示談交渉で遊園地側の掲示した金額は50万ドル。死んだ母親にはドラッグ歴があり、よい母親ではなかったという理由で生涯賃金(ていうの?)で算出した額からマイナスしたのだと相手の弁護士はいう。おまけにこいつはヘラヘラ笑いながら「これは自殺でしょ」なんていうものだから、ロンはガゼン戦闘モードになる。交渉は決裂し、裁判に突入。
ルーサーが同じ年頃の子供を持つ父ということもあって、彼はとてもスィートにメアリーに接する。その暖かい人柄にmock juryを試すまでもなく陪審員の印象も最高だろうと素人の私にもわかるくらいで、
誰もがルーサーが弁護するんだと思ってたらば、なんとロンがじぶんでやると言いだすのでみんなびっくりする。私もびっくりした。彼は「刑事事件の陪審員にはウケ悪いけど、民事なら任せてよー」なんていってニヤリとしている。
さーて、いくらふんだくってやろうかとやるきまんまんのロンに悪いニュースが入る。死んだ母親はガンにかかっていて余命数ヶ月だったという。相手の弁護士の「自殺でしょ」の台詞はこれだったのか!
一方グッドニュースもある。現場検証したエルデンによれば、母親が頭をぶつけたパイプは過去5年の間に少しづつ位置が下がってきていた可能性があるという。ところが遊園地は事故直後にこのパイプを新品に修理してしまった。くそォ。ロンはebayに当日の遊園地の写真をリクエストしろと指示する(こういう手があるのか!)。
いよいよ出廷の日がきた。ロンはメアリーに「ぜったい泣いてはいけないよ」とアドバイスする。メアリーは健気ながんばりを見せ「遊園地に行こうと言い出したのはわたしのほうなんだ(つまり自殺じゃない)」としっかり答える。母親がじぶんでバックルを外したかどうかが争点になってくる。ハラハラドキドキ。
※感想
過去のエピソードがすべて「メディアの逆風をうけつつ」辛くも勝利するというパターンだったので、今回はずいぶん簡単そうじゃないかと最初は思った。だって誰が見てもメアリーはかわいそうだし、これを批判するメディアはいないだろうし、もしネガティブが要因があるとすれば「TNT&Gが売名行為のためにかわいそうな少女をダシにしてる」みたいなアマノジャク報道くらいはあるかもしれないけど、それは大した障害にはならないだろうし、ちょっとこれはらくちんすぎないかと思ったんだけど、死んだ母がガンだとわかってからはなんとも五分五分のかんじになってきて判決が出るまでどきどきした。
法律のこと詳しくないんですけど、刑事も民事も引き受けるっていうのは一般的なんだろうか。アリーが殺人犯の弁護をするっていうシーンはなかったのでそういうのはありえないんだと思っていた。
それにしてもいつも思うことですが、ハリウッドの子役の演技というのは大したものですね。オトナ顔負けの演技をする。ああいうのはどうやって監督は演技指導するんだろうか。子供に演技指導する専門家なんていう職がありそうな気がする。
ロンって回を追うごとにユニークなキャラクターになってきてると思う。メアリーが健気に質問に答えているとき、法廷中のだれもがしんみりと胸を打たれてるときに、彼だけがうれしそうにニンマリしてるのだ。スィッチの入りどこ
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