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ジャスティス/Justice 。シーズン1の2話。ホテルで刺殺されたハリウッドの音楽プロデューサー。
高級ホテルの一室で、音楽プロデューサーのレニー・ステイン氏がナイフで刺殺された。
殺したのはアンていう名前の女の子で、彼女は死体をそのままにしてホテルを出て、まっすぐTNT&Gにやってきた。
彼女は殺した事実は認めるものの、正当防衛を主張する。ステイン氏がブン殴ってきたから抵抗したら殺しちゃったんだという。警察に行ってもどうせ信じてもらえないから、有名な弁護士事務所にやってきたんだと涙ながらに訴える。これに応じたトムが任せとけといってロンたちに紹介する。
彼女が「私は貧乏だからお金がない」というと、ロンは「タダでやってあげるよ」という。オイオイというスタッフには「これはお金が入ってこないという意味ではないよ」なんていう。フム。なにかあるみたい。TNT&Gはゴージャスな弁護士事務所なので警察レベルのハイテクが揃ってて、衛星なんかを使って凶器のナイフを警察よりも早く見つけ出す。ホテルの部屋の指紋等から警察が彼女に行き着くのは明日の朝あたりだろうなんてアタリをつけ、ロンはさっそくお得意のメディア戦略に乗り出す。
明くる朝、警察がそろそろくるかなという頃を見計らってこちらから出頭。メディアが殺到してマイクを突きつけられると「100%正当防衛です!だから出頭するんです。凶器のナイフも持ってきました」と答える。
てかんじに自信タップリなロンだが、最初からこのケースはものすごく不利のように見えた。有名音楽プロデューサーに若いキレイなおねいちゃん。場所はホテルの部屋。この設定はじつに典型的なゴシップだし、こういうのに陪審員は厳しいだろうってことは私にもあなたにも簡単に想像がつく。メディアは「コールガールが有名プロデューサーを殺した」なんて扇情的に報道する。
おまけに彼女の私生活を調べたら、遊び人で有名なポルノ出版社の社長とよく遊んでたとか、部屋にエルメスのバーキンがあったりなんていう事実がウジャーと出てきて、もしかして男からカネもらって寝てたの?と容易に想像できちゃうギャルだってことがわかってきて、さらにさらに、彼女は被害者のステイン氏とはエッチしてないとかいってたのに、それもウソだってバレちゃって、削除したケータイのメールの履歴の中にウヒャーな文面も出てきちゃったりして、もうまったくこれじゃいくら同情を誘うようなイメージを作ったってムリでしょという流れに展開してゆくのであった。
彼女がウソつきだってわかった時点で並の弁護士なら「サッサと罪を認めて情状酌量でいきましょうよ」と態度を変えるところだが、ロンは自信を崩さない。ますます使命に燃えてきて "TNT&G, we don't loose." なんていってスタッフにハッパをかけるのだった。
※感想
PBのマイケルもそうなんだけどロンのしぶとさがスゴいと思った。「クライアントがアホだからこんなもんしかできんよ」とかいってるデザイナーやディレクターは一流になれないんだなということがよくわかりましたです。
私的には、先週のパイロットよりこっちの方がおもしろかった。被告のアンの演技がすごく上手だったし、女のひとってこういうのあるよなぁと共感してしまうシーンがいくつかあったよ(深読みしないでネ)。
彼女のウソがバレたときのシーン。ロンが「つきあってないっていったじゃないか」と怒ると「2、3回は寝たけど、つきあってなんかないわヨ!」と言い返し、マスコミが「痴情のもつれから、嫉妬心ゆえに殺した」と報じているのがどうにも我慢がならないらしくて「私が嫉妬なんかするわけないでしょーーーーが!!!!」と
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