date: 10/15 16:18
い合ってたらば、スティーヴンがうりゃああと能力を発動した。
空間に穴が開いた。それはなんでも飲み込むブラックホールのようである。旅客機のドアが開いちゃったような調子でそこらじゅうのもんをガガガーと吸い込んじゃう。超強力バキュームホールの出現に、人々はうわああああと柱にすがりつくしかない。クレアは飲み込まれそうになったが、サイラに救われた。
ということをやってるあいだにスティーヴンは逃げた。ノアはクレアを説得してスティーヴンの居場所を聞きだす。「彼はいいひとだから囚人扱いするな」といわれたノアは「オーケイ。彼と話してみて、その通りだとわかったらひどい扱いはしない」と約束して「グリフィスパークにいった」と聞きだした。
その場所にいってみた。まずはクレアひとりで出ていった。落ち着かせるように話しかけつつ、ゆっくり歩いていったらスティーヴンがいたんだけど、彼は悲しみのひとになっていた。彼の家族は現れなかったそうである。スティーヴンは「おれはバケモンだと思われているんだよ。もうどうなってもいい」と悲しげにいった。
かわいそうだなぁと思ったら、遅れてノアが現れた。彼は冷血顔で銃をだした。クレアは「約束がちがうだろ!」と怒るが、ノアはスティーヴンにあることを命じた。「あそこにいる男(サイラ)を消せ。それをやってくれたら逃がしてやる」っていう話だが、スティーヴンは応じない。「ぼくはキラーじゃない。できません」と拒否した。「キラーはあいつなんだよ。やってくれ」「ぼかぁイヤだ!」と言い合いしてたら、スティーヴンはもうどうでもよくなっちゃったようであり、自分で自分を消してしまった。呪われた人生に自らピリオドを打ったのだ。かわいそうですね。
クレアはスティーヴンに深く同情すると同時に、ノアに腹を立てた。父娘の空気は悪くなった。横で見ていたサイラが彼女の気持ちを代弁した。「彼女はあなたのいうことを信じないだろう。あなたはひとを利用する。クレアを使ってあのかわいそうな男を見つけた。そして彼を使ってぼくを殺そうとした。ひどいひとだ。どっちがモンスターだかわかりゃしない」
ノアは「おまえはだまっておれ!」といい、いつもの定番台詞をいった。「クレア、おまえはわたしの娘。わたしは家族を守るためならなんだってする。わかってくれるだろう?」である(もう聞き飽きた!)。クレアは(はいはいわかりましたよ)と思ってるかどうか知らないが「わかったわ、パパ」と答えた。
てわけで、クレアは家に帰された。サンドラは大喜びで出迎えたが「助けにいく」といって出ていったメレディスがどっかに消えてしまった。彼女はどこにいったんでしょうか。
その頃、メレディスはエリック・ドイルとどっかのレストランでめしを食っていた。ドイルという男の能力は謎だが、相手をむりやり従わせるみたいなもんみたい。そのやり方がちょっと変わっていて、ドイルが「おれにキスしろ」といい、彼女が拒否したらば、彼はゆっくり立ち上がった。そしたらメレディスも同じように立ち上がり、首を傾けたら彼女も首を傾けて、という調子で、なんだか自分の動作を相手にやらせるみたいなかんじに見えたんだけど、よくわかんない。ミラーリング強制能力?わかんないヨ。
ネイサンは自分の出生の秘密を知る
ネイサンは相変わらずリンダマンオバケにいらいらちゅう。「おまえは神の使いなんかじゃないだろ」と怒ったりしてるが、神様のことは本気で信じているようだ。トレイシーが深刻顔で告白した。「わたしはひとを殺してしまった。自首する。相手を凍らせて殺したなんて信じてもらえないだろうが、目の前で実演してやればいやでも信じるだろう」といったら、ネイサンは彼女を引き留め
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