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スタンドオフ :: 1-01 :: Pilot :: ネタバレ

date: 9/08 01:36

Standoff。FOXの新ドラマです。FBIの「交渉人」を描く犯罪ドラマ。

FBIの "Crisis Negotiaton Unit" を描いたドラマ。彼らは人質事件の最前線に立ち、犯人と直接「交渉」する。

多分野のスペシャリストを擁するFBIの中でも最精鋭と目されるポジションで、さらに、なんと、その中でも最優秀ネゴシエイター5人に入るという、まさにエリート中のエリート捜査官が、主人公のマット・フラナリーとエミリー・リーマンなのだ。

冒頭。交差点の真ん中で車がポリスに囲まれている。犯人の中年男性が2人の子供を人質に取り立てこもっている。重装備の部隊が近づいたので、犯人の頭に血が上っちゃった瞬間、交渉人のマットの口調がガラリと変わる。

「あぁもういいかげんシビレがきれてきちゃったよ。3時間もあんたの愚痴を聞かされてウンザリだ。おれの話も聞いてくれ。おれなんかさー、じついうとスゲーヤバいわけよ〜」なんてかんじで自分の私生活を話し始め、その場にいる上司や同僚がブッ倒れちゃうようなギョギョギョの爆弾発言をしちゃうのだ。「これ、ボスに聞かれたらほんとにヤバいんだけどね」なんていいつつ、犯人の興奮を鎮めることに成功する。

事件解決。なんだけど、彼はパートナーのエミリーと上司に呼ばれて大目玉を食らう。そして反省する間もなく、次の事件が発生。こんどはカフェで人質事件。イスラム原理主義者を名乗る男が胴に爆弾を巻いて立てこもった。こちらではエミリーが交渉にあたる。

※感想

このドラマはおもしろい。冒頭からわずか8分くらいだろうか、マットのギョエー発言から続く一連の顛末だけで「あぁこういう人なんだ!」ってスグに理解できるからこの脚本は美しいと思う。映画でもドラマでも、ワンシーンでキャラを描き切るってカッコイイじゃないですか。

冒頭のマットの発言っていうのがかなりギャハハなので「これコミカル路線?」と思ったんだけど、後半のメインの事件の方はスリルがあって、オチもすごく意外なものだった。なにより私が気に入ったのは一話完結ものだということだ。45分ハラハラドキドキで、ユーモアもあって、事件は解決してあぁスッキリ。これがいいですよ。

マットとエミリーの上司が、エイリアスのシドニーの宿敵アナ・エスピノサ役のGina Torres(ジーナ・トレス)なのだ。ワーイ。Standoffではアクションやらないんだろうか。彼女は上司役だからやりそうもない。でももしかしたら状況によって現場要員がだれもいなくなったら、彼女はぴったりしたボディスーツに着替えてワイヤアクション ... というドラマじゃなさそう。たぶんやらない。でもやってほしい。

署内にいて後方支援する役目の人(CTUのクロエ的役柄)が "What a babe!" なおねいちゃんで、この人、まだ若そうなのにスゴく機転が利く。見ためはアルバイトか研修生ってかんじなのに、あんな仕事をしてるなんてスゴい。宅急便のお兄ちゃんに指示するところがカッコよかったよ。

対照的にマッチョのキャラがこのおにいちゃんで、HRT (Hostage Rescue Team)っていうんだけど、SWAT部隊みたいなヤツの隊長で、マット&ナタリーと衝突する役どころのようだ。なんてかんじに主要キャラの立ち位置がスムーズにわかるこのパイロットは合格。

ところで、犯人役のMichael Mitchell(マイケル・ミッチェル)はインベイジョンとThiefに出てたのを私は見てたのだが(他も出てたと思うけど私は知らない)、どちらもあまりヒット作とはいえないかんじに終わっていて(インベイジョンはシーズン1で打ち切り、Thiefはシー

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