date: 11/21 23:00
らしい早さでスロートカット。アブルッチのノドから血が噴き出して止まらない。
それぞれの面々がそれぞれの思惑でダマシ合い&殺し合いをしてる中、マイケルは1人で穴に潜って計画を進めていた。このあたりの出来事を文章に書くのはとてもむずかしい。無理矢理に書くことはできるけど、
たぶんすごく長くてつまらない文章になりそうだから省略することにした。ヒントは水。マイケルは頭と体と水を使って、独創的なやり方を編み出し、ついに脱出ルートを確立したということだ。NY、カリフォルニア、セントルイスの3点がばっちりつながった!
こちらは地上。穴掘り倉庫の見張り役をしているリンクは、COがやってくるのを見て中のメンバに知らせるが間に合わない。COに見られたらイッカンの終わりというところでCOを殴ってしまう。すぐに拘束され、ひきずられていく。独房懲罰間違いなし。重度のピンチ発生。
マイケルが興奮気味に倉庫の穴から顔を出し、出迎えたメンバに「今夜行くぜ」と告げる。老人が申し訳なさそうに告げる。「リンクがヤバいんだ」。あちゃー。
トゥイナーがマイケルの金時計を取り返したことを知ったベリックは、トゥイナーを抱き込もうとする。彼はハンバーガーで簡単につられた。トゥイナーはベリックのイヌになった。
(塀の外)
クィンから逃れたベロニカたちはクィンの車を奪って逃走中。LJが運転して、ベロニカがニックの傷を押さえる。出血ひどい。このまま病院にいくとポリスを呼ばれるので、ベロニカが傷口から銃弾を取り出す。そして病院へ。ニック、入院。
LJは病院を抜け出して、母の葬式に行く。そこで見張っていたヘイルに尾行され、病院を突き止められる。ヘイルはベロニカたちを確認するが、拘束することもなく、しばし3人を見守り、去る。
罪悪感を覚えた模様。その夜、ヘイルは妻に「遠くへ行くぞ」といい、ベロニカに「必要な証拠をあげるから会いましょう」と電話する。つまりケラーマンを裏切る腹を決めたってことだ。ベロニカに証拠を差し出して、自分は姿を消す気らしい。
※感想
今回のエピソードは作り手からすると相当なチャレンジだったんじゃないかって思った。極悪サイコパスのT-Bagが従兄弟を殺されて悲しむ場面、マフィアのボスがイエス様を見る場面、ヘイルが罪悪感を覚える場面なんていうかんじに、「らしくないシーン」がたくさんあったからだ。
「悪キャラに人間味を与えよう」という制作者の努力はたいていドラマをつまらなくする。中途半端だったり、ツジツマを合わせるための「逃げ」がミエミエだったりするからだ。
でもこれはよかった。「T-Bagにも人の心があった」というのは私にはつまらない展開なんだが、その後しっかりスロートカットしてくれて、彼は常に私の期待を裏切らない。だからうれしい。アブルッチがイエス様にすがるというのも少々コミカルだけど、イエス様は許してくれるというその自分勝手さが人間臭くておもしろいと思った。アブルッチとT-Bagの演技がいいから、違和感なくこれもアリなんだなと思えてしまった。2度見してこんふうに思えるドラマってほとんどないです。
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1-12 Odd Man Out
aired date: 11/21/2005
Writer: Karyn Usher
Director: Bobby Roth
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