サラ誘拐の実行犯とされるマーク・バレラ殺害容疑で逮捕されたベンは容疑を完全否認。4日前の夜、彼と会ってたらだれかが彼を射ったという。でも凶器の拳銃や血痕等の証拠があって、彼には不利な状態。ケルトンは信じてないかんじ。

マーシーはベンの子供を妊娠していることを父ジェフリーに告白。ベンは通報したのがマーシーと聞き、面会に来た彼女に怒ってしまうので、マーシーは妊娠していることを彼にいえなかった。ベンは弁護士にクィンという女を見つけてくれと頼むが、彼女は見つからないといわれる。この弁護士はベン殺害目的と思われる刺客を留置場内に送り込む。

ケルトンが教会に娘を迎えにいったら、少し目を離したすきに彼女はいなくなった。あたりを探すとキャンドルに不吉なタロットカード。焦ってあたりを探すと娘は無事だった。ふぅ。娘はゴムの手袋をはめた男にカードをもらったという。カードには住所が書かれていた。一連の事件の犯人の脅し目的のメッセージと思われ。

回想シーン。クリスマスのパーティ。マーシーが父ジェフリーの友達で中年男の判事のウォレスとエッチしてるとこをサラに見つかる。ムリヤリとかではなくて彼女もオッサンを好きだったみたい。サラに「お父さんに言うわよ！」と怒られて、アワ食って外に出ようとしたところでベンと出会う。彼はウェイターをしていた。（以前のエピソードで、ジェフリーが判事に「このエロオヤジが〜」と怒ってたのはこれだったのかとわかる）

このエロ判事のウォレス・レイナーが最高裁の裁判長候補になってるニュースをテレビでやってて、ジェフリーは上院議員なのでこれの賛成／反対票を投じる立場にあるわけだが、そのニュースを見てたところに副司法長官のロバート・ルビアがやってくる。ジェフリーは彼がサラ誘拐に関わったと思ってるみたいで「妻のためになんでもする」みたいなことをいう。相手は「あんたはほんとにわしが関係しとると思ってるのかね」と答える。ジェフリーは多分先週エレベーターの中で犯人と会話したときにそれを思いついたみたいだけど、それをケルトンには隠している。

教会にあったタロットカードには住所が書いてあった。そこは1996年に建造された貯水池だという。ケルトンとメイが調べにいく。怪しげな連中がダイバーを連れて何やらゴソゴソ。ケルトンが見張ってたら後ろから銃を突きつけられて格闘になったところに、メイがそいつを殺して助けた。怪しい連中は逃走した。生け捕りにすりゃよかったのに〜。元市長の妻は溺死だったのでここで殺されたと思われ。

翌朝、FBIは貯水池の中をさらった。この貯水池は元々墓地だったそうで今は水中に沈んでいる。ソナーが人体らしき影を発見。サラかもしれないっていうんで、ジェフリーもやってきた。でもそれはただの彫像だった。そして彫像の胸にまたあのマークがあった。そして水中カメラの映像を見て、この墓地はずいぶん古くて南北戦争時代の兵士が埋葬されているらしい。

数字の「9」のように見える例のマークをFBIが調べたら、それはフリーメーソン特有のシンボルで「9」ではなくてじつは「G」で "God" のシンボルじゃないかってわかった。そしてあの墓地はフリーメーソン絡みの歴史があるということもわかった。ここでおさらいをしておくと、このマークはこれまでにも度々登場していて、殺されたマーク・バレラの手のひらに入れ墨されていた。これは死んだ後にインキングされたってわかっている。あと市長の妻の死体に落ちてたカードとか、ジェフリーがエレベーターの中で犯人にこのマーク見せられるというシーンもあった。

その後メイの調査によって新しい事実が。1996年にあの貯水池を建造するとき、墓地を水の中に沈めちゃうかどうかでかなりモメたらしい。そして当時の市長というのがマクニール氏で、彼は貯水池推進派だった。反対派が彼を封じるために妻を誘拐し、彼がそれに屈しなかったために妻が殺されたとすると時期的に符合する。

この元市長は妻の死体が発見されたときに、ケルトンの目前で自殺したんだが（前のエピソード）、彼は死ぬ間際になんだかモゴモゴとしていてケルトンにいいたがってるような雰囲気だった。ケルトンはメイの調査報告を聞いて、あのときあのオッサンはこれを伝えたかったんだって気がつく。んで、いま同じことがジェフリーの身に起きているんじゃないかと思いつく。頭イイネ。

これに確信を得たケルトンは大急ぎでジェフリー議員を捕まえにいく。彼は（たぶん賛成票を投じるために）ワシントンに向ってることだった。あくまでシラを切る議員に「彼らのいうことを聞いたとしてもサラは殺されるかもしれないんだ」と議員を説得する。

ところで、この日、レポーターのジュディはニッキー・ジョンソンを調べに漁師ピーターの地元のバーに行っていた。バーテンにニッキーのことを尋ねたら「知ってるよ」といわれたんだけど、壁に貼ってあったはずの写真がなかった。だれかが剥がしていった模様。陰謀のニオイ。

ジュディが家に帰ってきたところで日頃は相手にしてくれないケルトンから着信。彼は特ダネをやると申し出る。ジュディは大喜び。「ジェフリー議員は心臓発作で入院した」というスクープを報じるジュディ。ケルトンがうまいことカバーして、ジュディを利用したんだなと私にもあなたにもわかる。エロ判事ウォレスの選挙はこれにて延期された。

その頃、副司法長官（副検事長?）のロバート・ルビアは封筒を受け取っていた。中から出てきたのは、ジュディが見つけられなかったニッキーの写真だった。

ケルトンとメイはまたあの貯水池へ。明らかに南北戦争の時代のものとは思われないステンレス製の棺桶が水底から発見されたという。2人が到着したとき、それが水からクレーンで引き上げられていた。なにが入ってるんだろう。てことでまた来週〜。

※感想

いやたいへんでした。なにがって英語がですよ。ボケーと見てたら「政治絡みの陰謀なんだな」くらいはわかったんだけど、フリーメーソンとかアメリカ史をよく知らないからムズくて。その後FOXのrecap読んでやっとわかりましたです。ワカルとけっこうおもしろいんだなこれが。CSI系の鑑識用語及び現代時事用語及びアメリカ史をスラスラと理解できる人は楽しめるでしょう。そうじゃない人は私みたいにジタバタしてください。たいへんだけど、わかってくるとけっこうおもしろいよ。なかなかよくできたミステリーだと思う。