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The Office :: 日常的事務所風景にマッチする毒々コメディ
※後日追記。この投稿はずいぶん前に書いたヤツなのですが、いま見たら間違いを発見しました。主人公のマイケルのことを「社長」と書いてるけど、ほんとは「マネージャー」です。
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2005年3月にオンエア開始してからヒタヒタとエピソードは進んでseason 2の後半まできました。進行するにつれ、地味ですが評価は上昇気配。レビューサイトではほとんど9pt以上です。コメディというカテゴリで確固たる支持を得るには、アラ探しが大好きなユーモリストやカルトなブラックジョークオタクを納得させなければいけないのでこの人気は本物かなと思います。
これを私に勧めたアメリカ人は「みんながThe Officeを好きではないと思うけど、たぶんおめえは好きなんじゃないか」といいました。ヤツは私の好みをよくわかっているようです。ありがとう>Brent。ありふれた雰囲気の中小企業の事務所。従業員は10人前後。日本的にいうと「仲嶋不動産」とか「モリタ印刷」なんていうかんじでしょうか。
あたりまえですが、アメリカつってもオシャレなオフィスばかりではありません。
チープなネズミいろの事務机が並んで、壁には丸い時計がかかっている。昼休み。経理のオバちゃんの隣でランチから帰った谷崎係長がツマヨウジでシーハーしてて、その隣で今年新卒入社した月田君がケータイいぢってます。秘書の中山さんはWindows 98のアクセサリフォルダに入っているマインドスイーパに夢中 ... みたいな ...
もちろんこの描写は私の創作ですけどね。こういうマターリした雰囲気のいかにも中小企業的風景、どっかで見たことあるなぁと思って考えたら思い出しました。ショージ君だ!東海林さだおのサラリーマンマンガだったのでした。
いかにも東海林さだお風なマターリとしたサラリーマン風景のオフィスを舞台にしたコメディがThe Officeです(アメリカですからね、ひるめしにカツ丼は食いませんけれど)。この事務所のボスがおもしろい。毒々しい。自らを有能なマネージャーであると自認しています。大統領のようなリーダーシップを発揮して部下全員を目標に向かわせ、ときには各人の悩みを聞くこともある、人望が厚く、部下から慕われ信頼される最高のボス兼アニキ!と自分では思っているけど、むちゃくちゃなんだもん。
このおもしろさはなんなのだろう。とにかく見てギャハハと笑ってください、しかいえない ...
毒々しさがヒューマンです。
さいきんのテレビドラマの流行している手法だと思うのですが、ハンディカメラで撮ったようなチープ感のある映像を多用しており、BGMや効果音はかなり少なめです。ドキュメンタリーぽい雰囲気を狙っているのですね。ハンディカメラで撮ってるような映像で無音のオフィスが映される ... ゴホン(おっさんの咳)... 生々しい。
We♥The Office
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