ハリー・ドレスデンは超常現象解明が大得意の私立探偵で、母の形見のブレスレッドをいつも身につけていて、ピンチのときにはそれが彼を救ってくれる。彼にはボブっていうパートナーがいる。ボブは見かけ中年男だがじつは精霊（?）である。ヒューと頭蓋骨の中に消えていったりする。

スコットっていう少年がカラスみたいな男にさらわれた。ドレスデンが調べたらそれはRAVENっていうカラスの精霊（?）の仕業で、そしてスコットの学校の先生がスキンウォーカーっていう皮剥ぎ悪魔（とでもいうのか？）の犠牲者になってることもわかった。

という状況からして、カラス系精霊のRAVENと皮剥ぎ悪魔のスキンウォーカーがタッグを組んで悪さをしてんのかと最初は思ったんだけどじつはそうではなくて、どうやらRAVENはスコットを護ってるようだとわかってきた。見かけはおっかないけど邪悪なもんではないらしい。スキンウォーカーの方は凶悪である。犠牲者の皮を剥いで殺すと、犠牲者の完全コピーを手に入れ、それは手先になっちゃうのだ。

適当にハショッてしまうけど、最後にはボブのつくったナントカボックスっていう箱を使ってスキンウォーカーの手先を撃退した。とりあえず一段落だけど、また攻めてきそうな気配。

スコットには優しいお母さんがいる。ひとつわかったのは、スコットは実の子ではなくて、母親がどっかの教会からもらってきた赤ちゃんだったのだ。つまり法的に認められない養子縁組なのだが、2人は本当の親子のように愛し合っている。

結局のところ「なんでスコットが狙われたんだろう」ってトコが明かされないわけだが、彼の出生の秘密と関係していて、この先明かされていくのだろう。スコットの部屋の窓の外にはカラスたちが彼を護るように見張っている。

※感想

Sci-Fiの新ドラマです。X-Files系だ。ハリポタも入ってるかも。ハリーつながりは偶然かな。精霊アシスタントのボブが中年男というのがチト渋すぎではないかと思ったりもするが、けっこうおもしろかったです。私的には、ハクション大魔王のアクビちゃんみたいなキャラだったらもっといいのにナーと思いました。

教会からもらってきた赤ちゃんといえばオーメンのダミアンを思い出しますが、スコットは（いまんとこ）良い子で悪魔の子という雰囲気はありません。

主人公のハリー役はポール・ブラックソーン（Paul Blackthorne）。ボブはテレンス・マン（Terrence Mann）。