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アンドロメダ・ストレイン/The Andromeda Strain :: 1-01 :: The Andromeda Strain Part 1 :: ネタバレ

trans血液を凝固させる致死性ウィルスが宇宙から飛来。マイケル・クライトン原作『アンドロメダ病原体』の映画リメイクの新テレビシリーズ。ベンジャミン・ブラット、アンドレ・ブラウアー他。監督ミカエル・サロモン。制作リドリー&トニー・スコット。
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A&Eの新ミニシリーズは、Part 1, 2に分けて2夜連続オンエアされました。ぜんぶで180分。クリフハンガーで終わりましたが、いまんとこ続きが制作されるかどうかはわかりません。

専門的な科学用語がいっぱい出てくるんですけど、私、素人ですから間違ってるとこあると思いますけどご容赦ください。

The Andromeda Strainの物語

NASAの衛星がユタのピドモンドに墜落。たまたま拾ったアンちゃんが持って帰ったら、ピドモンドの住民は死滅した。回収にきた軍の兵士は死体の山を見てギョッとし、急に苦しみだして兵士2名も即死。血管がグワーと膨張、苦しみだしたと思ったら数秒で死亡した。宇宙からきた致死性ウィルス?

軍のバイオ専門の防衛部門 (Biological Defense) が収拾にあたる。ただちに危険ゾーンが隔離され、えらい科学者5名のみなさんが集合。科学者のリーダーはジェレミー・ストーン。ジェレミーは対バイオテロ専門対策チーム『ワイルドファイア』の責任者で、ラボを得意げに案内する。このラボっちゅうのがエリア51みたいなえらく大げさに厳重管理された施設で、いろんな近未来の機能がついててSFファンは喜ぶ。

主要メンツは以下の通り。

Gn.マンチェク (General George Mancheck)
俳優: アンドレ・ブラウアー (Andre Braugher)
軍のバイオ専門部門の将軍。『ワイルドファイア』の統括責任者であり、極秘プロジェクト『SCOOP』の責任者でもある。

ジェレミー・ストーン (Dr. Jeremy Stone)
俳優: ベンジャミン・ブラット (Benjamin Bratt)
『ワイルドファイア』の発案者/ラボの設計者/リーダー。

ウィリアム・キーン大佐 (Major Bill Keane MD)
俳優: リック・シュローダー (Rick Schroder)
ウィルス学者兼軍人。1年前に起きたヒューストンのバイオテロ事件で活躍したんでチーム入り。

ツァイ・チュウ (Dr. Tsi Chou)
俳優: ダニエル・ディ・キム (Daniel Dae Kim)
微生物学者。元中国政府のバイオ兵器開発者。

アンジェラ・ノイス (Dr. Angela Noyce)
俳優: クリスタ・ミラー (Christa Miller)
医師。元バイオロジスト。熱帯病/外来病原菌が専門。

シャーレン・バートン (Dr. Charlene barton)
俳優: ヴァイオラ・デイヴィス (Viola Davis)
病理学者。

科学者チームとは別に、ジャック・ナッシュ (Jack Nash) ていう男がいる。彼はNNTのジャーナリストで、ジェレミーの友達でもあるんだけど、今回のウィルス騒ぎを精力的に取材して、政府のわるもんに命を狙われたりする。ナッシュを演じるのはエリック・マコーマック (Eric McCormack)。その他、大統領以下ホワイトハウス関係者、Homeland SecurityとかNSAとか、スーツ姿のおじさま方もズラリ。たくさん出てくるから、顔と名前を覚えるのに苦労します。

主要キャラのみなさんの紹介は以上。お話に移ります。

ピドモントの住民は全死亡したかと思われたが、2名の生存者がいた。ひとりは赤ちゃん、ひとりはメタノール中毒でアスピリンを毎日ガボガボ飲んでいたオヤジである。なぜかこの2名だけはまったく影響を受けていない。赤ちゃんとオヤジだけに共通する秘密があるはずだが、それがなにかわからない。生存者2名を救出し、落下した衛星を回収。ラボに持ち帰って解明する。

ジェレミーはこの致死性ウィルスを『アンドロメダ』と名づけた。

  1. アンドロメダは空気感染する。
  2. 肺から侵入し血液を瞬時に凝固させる。死体の手首を切ったら砂のように固体化した血液がサラリと落ちた。
  3. 死体からは感染しない。
  4. 鳥や犬など一部の動物は影響を受けない。
  5. アンドロメダを密閉していた物質には、buckyballsと呼ばれる高度なナノテクノジーの技術が使われていた。これは未来のテクノロジー。
  6. 感染者の中にはまったく違うパターンで死ぬひとたちもいて、狂って自殺するという症例もあった。死滅した町に残された監視カメラのビデオには、チェーンソーで自分の首をチョン切る男の映像が残されていた。なぜ死に方が異なるのか不明。
  7. アンドロメダはDNA構造を持たない未知の有機体。

やがて科学者たちは、これの背後に、軍の極秘プロジェクトが存在することを知った。プロジェクト名『SCOOP』。宇宙で発見したワームホールを極秘に研究してたそうである。研究サンプルの入った衛星の中身が地球に落ちちゃったというのが真相とわかった。ワームホールを経由して現れたのなら、これはエイリアンか。あるいは未来から送られたものなのか。どちらにしても敵意があることは間違いない。

※ネタバレすくなめの感想

原作はマイケル・クライトンの1969年のSF小説『The Andromeda Strain (1969)』(『アンドロメダ病原体』)。1971年に映画化。タイトルはThe Andromeda Strain。邦題『アンドロメダ』。監督ロバート・ワイズ。科学者ジェレミー役にアーサー・ヒル。2008年版The Andromeda Strainはリメイクシリーズとなる。

映画と同じく難解な科学用語がざくざく出てくる。ダブル・スコットっていうんで期待して見たけど、SciFiのテレビムービーみたいだったです。SciFiチャンネルを見馴れているひとならこの雰囲気がわかると思うけれど。そういうの好きなひとならFUN-TO-WATCH。ダブル・スコットというBIG NAMEに期待したらハズす。ロバート・ワイズのアンドロメダを超えるもんじゃないとは思うけれど、てか、時代が違うからパッとしないと思えるのかなという気もしました。

以下ネタバレです。ご注意を。

SPOILER!!!
ネタバレです!!!
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危険エリアは厳重に隔離されているにも関わらず、その外側で犠牲者が出た。このままでは事態は広がってしまう。ホワイトハウスは待ったナシと見て核攻撃を決定。危険エリア全域に核爆弾を投下する。攻撃の直前、科学者たちは核攻撃はアンドロメダを死滅させるどころか、活性化させちゃうってことに気づいた。中止命令。攻撃は回避された... のか?!

ここからPart 2。

結局、核爆弾は落ちた。パイロットがアンドロメダに感染したためである。ポリマー製のゴーグルが砕けるシーンは迫力。ユタに核爆発。科学者が危惧した通り、アンドロメダはげんきいっぱいで地球を死滅させていく。

研究してたらいろいろわかってきた↓

  1. アンドロメダは人間の肺から侵入して血液を凝固させ死に至らせるが、肺の次には脳を襲う。なんらかの理由で肺の攻撃をスルーできた者は脳をヤラレる。これが一部の犠牲者が狂死する理由。
  2. 生存者2名の共通点はPH値である。アシドーシス = acidosis = 酸性血症の者だけが生き延びた。オヤジのほうはしょっちゅうアスピリンを飲んでいたし、赤ちゃんのほうはいつも泣いていたそうだ。泣いてばかりいると呼吸が早くなって体内に二酸化炭素がたくさんできるそうである。
  3. アンドロメダを殺せるバクテリアファージは存在しない。
  4. アンドロメダはmutate(変異)する。つまり環境に応じて強くなっていく。最初は人間だけが死んで、mutate後に鳥が大量死したのはそのため。
  5. 鳥や昆虫をキャリアにして感染エリアは広まる。
  6. アンドロメダ同士は離れていても情報を伝達し合っているらしい。
  7. アンドロメダの構成物質はselfur-based(硫黄)である。
  8. アンドロメダを覆っていたbuckyballに秘密があるみたいだが謎は解けない。
  9. アンドロメダはmutateしながら勢力範囲を拡大中。

アンドロメダを覆っていた謎のbuckyball物質にポタシウムとルビジウムが含まれていたが、これは用途をなさないとわかった。なぜわざわざこれを含めたのか謎。それはランダムに並んでいたが、ランダムの中にパターンがあって、合計8種類あった。8といえば、8-bit。コンピュータのバイナリコードである(二進数)。もし未来から過去にメッセージを送るとしたら、いちばんわかりやすいASCIIコードを選ぶであろうと推論したらば、メッセージが隠されていた。こんなの↓

739528
BACILLUS
INFERNUS

数字のほうはわからなかったが、BACILLUS INFERNUSはわかった。これは海底3000メートルの深海に存在する希少なバクテリアである。過酷な環境で生きるこのバクテリアは強い酸性に適応し、selfur-basedの流出物を食べる。メッセージは「これでアンドロメダを殺せ」っていってるみたい。

仮説。

アンドロメダが未来から送られたとして、彼らは敵じゃないのかも。アンドロメダが地球に落ちたのは想定外の事故だった。NASAに拾われてユタに落ちるはずのものではなかった。彼らは助けを求めていた。先進技術を持つ未来から助けを求めるとしたらば「未来において絶滅したなにかを使え!」というメッセージではないか。

BACILLUS INFERNUSていうバクテリアは人間には無害である。だから単純にこのバクテリアを汚染エリアにバラ撒けばいいのだ。という推論を確かめるためにBACILLUS INFERNUSのサンプルが届けられた。わざわざ深海まで取りにいかなくても、UCLAのラボで保管されていたやつがあったんで助かった。

届けられたバクテリアを実験してみたらば、見事にアンドロメダを退治した。やったー。広域な汚染地帯を浄化するために、大量培養する。ラボには立派なバイオ培養タンクがあったので直ちに量産開始。とやってるあいだに汚染エリアはどんどん拡大し、培養を終えた頃には、あと5時間でLAが全滅するところまできた。軍のヘリにその奇跡のバクテリアを積み込み、汚染エリアに散布する作戦が実行された。

関係者一同は幸運を祈っていたが、ジェレミーは墜落したジェット機のパイロットの映像を見てたらまた不安になってきた。もしかしてアンドロメダは「考える能力」も備えているんじゃないかってことだ。脅威の対象すべてを攻撃するように考える能力を持つウィルスなんて超危険である。というアイデアは仮説に過ぎないのだが、彼は念のためにすべてのアンドロメダのサンプルを破棄することにした。

政府の中にわるもんがいた。彼らはアンドロメダのサンプルを手に入れたいんで、女性科学者の家族を拉致。「殺すぞ」と脅してサンプルを密かにゲットするように命じた。彼女は泣く泣くそれをやろうとした。残しておいた1本をこっそり取ろうとしたらば、アンドロメダは彼女を敵とみなして攻撃した。恐らくジェレミーのいう「考える能力」のせいであろう。ラボのセキュリティシステムがブリーチを感知。自爆装置が勝手に起動した。

15分でラボは爆発する。最後に大騒ぎのクライマックスがあって、うおーーどひゃーーバッコーーンってかんじの大クライマックスの後に、科学者2名は死亡しつつ、爆発のピンチは回避されました。そして、アンドロメダの危機も去りました。

ラストは政府内の陰謀を匂わせるクリフハンガー。

終了。

というお話でしたが、ジャーナリストのナッシュが『SCOOP』ネタを嗅ぎ回って、政府のわるもんに殺されかけてどーのこーのというサブストーリィもありました。彼は元ヤク中で、彼といっしょに行動していたおねーちゃんもヤク中みたいだったんで、この点が科学者が指摘した「PH値がどーのこーの」っていう理屈とつながるのかなと思って見てたんだけど、だってナッシュは明らかに危険ゾーンを歩き回ってなんともないみたいだったからそう思ったのですが、そこらへんは明かされませんでした。

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  • Title: 1-01 :: The Andromeda Strain Part 1
  • First Aired: 2008-05-26

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Thanks to: imdb.com, tv.com

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