前回、まんまとライランドから数万本のプロマイシンを奪ったジョーダンは、これを人々に無償で配り始める予定だという。まずはインターネットで告知を行い、4400センターの職員（非生還者）がニッコリ笑顔で自らにプロマイシンを注射する動画を配信し始めた。その後、彼女は4400化するかと思われたが発作を起こして死んでしまう。助けようとしていたショーンは急襲したNTACに逮捕される。ショーンは拘禁され、トムとダイアナに尋問されるがダンマリ。

なぜ彼女は死んだのか超能力者になるはずじゃなかったのかという問いにライランドが答える。うちで兵士に注射したときも半分が死んだよと平然という。彼は冷酷なので「死んだ5割は犠牲者である」といってはばからない。いまやライランドとイザベルは共通の目的をもって結託しており、彼らはこの混乱に乗じて奪われたプロマイシンを取り戻し、ついでにジョーダンを殺してしまいたい。

NTACに拘禁されているショーンの元にライランドが現れ、イザベルに尋問をやらせる。超絶パワーでジョーダンの居所を白状させたイザベルは、その足でハイパー兵士たちを引き連れてジョーダンを襲う。だが、彼もアホではないのでうまいことワナにハメた。ハメられたことに腹を立てたイザベルはすぐさま4400センターに単身乗り込み、超能力をガンガン使って立ちはだかるテキを実力で薙ぎ倒しつつ、4400を壊滅させようとする。トムは昔未来人にもらった注射器を金庫から取り出し、いまこそイザベルを殺すぞと決意する。ラストはナイショ。

※感想

迫力不足。このドラマは予算がないんだろうか。元々、SFの割にアクション少なめなドラマなんだけど、シーズンフィナーレくらい派手にやってくれよと思った。映画「スキャナーズ」のようなド迫力の超能力者たちの死闘というのを期待してたんだけどなぁ。だって「戦争」が始まるんだって聞かされてたんだもん。「戦争」にしては地味ではないか。ダイアナと恋人とのアレも、なんだかあとから粘土をくっつけたみたいで全体の流れにマッチしてないと思う。シーズン2のフィナーレはおもしろかったのにナ。

というわけで私には不完全燃焼に見えたシーズンフィナーレでしたが、みなさんはいかがでしたか。シーズン4は製作が決定しており、来年夏プレミアの予定です。