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4400 未知からの生還者/The 4400 :: 3-05 :: Gone (2) :: ネタバレ

trans4400 未知からの生還者 。シーズン3の5話。いったん記憶を消されたダイアナがマイヤのことを思い出す。記憶の断片が彼女を駆り立てる。
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前回マイヤは誘拐され、おまけに誘拐犯はマイヤの存在自体を人々の記憶から抹消するという極悪のワザを出してきた。つまりだれも彼女のことを覚えていなくて、誘拐されたどころかマイヤという少女は大昔に死んでいたということに歴史が書き換えられてしまった。でも誘拐されたマイヤはどこか闇の中にいて必死のSOSを送り続けているんだよ!かわいそうだよ助けてやれよ〜。そこでトムが「文字通りの」*必殺ワザ*を繰り出す。すごいよすごいよ。

詳しいことはネタバレしませんので、実際にエピソードを見てお楽しみください。ひとつ明かすと、鍵となるのがアラナの能力だった。彼女は「人間の願望を具現化する」という特殊能力を持っている。でもそれは実際に「具現化する」わけではなくて、すごくリアルな質感の夢の世界にトリップさせることができるってことなんだ。

このアラナの特殊能力はこれまではあまりポジティブに活用されてこなかった。単にトムとアラナがイチャイチャするためだけの、いわば2人の秘密のコカインというか、現実逃避ドラッグとしてしか使われてこなかったんだが、今回はそれがすごく役に立った。ダイアナがアラナの能力を借りて必死に記憶を取り戻そうとするシーンはすごくよかった。ダイアナとマイヤの「コネクション」がすごく上手に描かれているなと思った。

SFというのは現実にありえないロジックの上に立っている。にもかかわらずSFファンが3人も集まると議論が始まって興奮が極まるとだれかがこれを口にする→「そんなのありえないよ」。いった本人はすぐにその変さに気づいて頭をポリポリかく。つまりSFファンというのは、ありえないのがSFであることがわかっているのにありえることを求めてしまうのだ。

弁護するわけではないが、代弁するならば、SFファンにとっての「ありえること」っていうのは唯物的な意味での「ありえること」とは違うということを認めてやってほしい。彼らの頭の中にはファンタジーとSFに対する線引きがきちんとあって、それは世間では理解されることは少ないけれど、こうした着想は貴重かつ文学的な資産である。そしてつまり、今回のエピソードで描かれているアラナの特殊能力やトムの必殺ワザは「ありえる」SFなんだよ〜。なんていう大昔からあるようなSF論が頭の中でワーワー始まってしまうくらいに興奮するエピソードだった。

最後にトムが手にした紙切れ。ナヌーッ!でしたね。これです → ネタバレですよ。私はマイヤを誘拐した奴らとNOVAグループとマシューはつながってるんだと思っていた。でもあの紙切れを見るとそうでもないみたいだ。悪の構図がぜんぜんわからなくなってしまった。

イザベルのキャラ設定はいまのところすごくよい。身体はオトナで頭の中はコドモ。危うくておっかない。彼女は典型的なエピキュリアンで罪悪感が欠落している。つまりこれは「罪悪感」というのは元々人間に備わっている性質ではなくて、社会的に植え付けられる概念であるという教訓なんだろうか。イザベルはこの道をどんどん突き進んで、罪悪感という「心のブレーキ」がない核弾頭キャラとして大成してほしいと思う。かくしてショーンはますます精気を吸い取られ、リチャードはますます苦悩する。その方がドラマ的におもしろいでしょう?罪悪感がないのは私か〜。

どんどんおもしろくなってきているなこのドラマは。

来週はだれかが死ぬらしいゾ。

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  • Title: 3-05 :: Gone (2)
  • First Aired: 2006-07-02

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Thanks to: imdb.com, tv.com

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