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スーパーナチュラル/Supernatural :: 4-05 :: Monster Movie :: ネタバレ

transスーパーナチュラル/Supernatural。シーズン4の第5話。ネタバレ!
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SPOILER!!!
ネタバレです!!!

今週は兄弟のシリアス話はおいといて、お遊びムード満点のエピソード。全編モノクロ。ジャジャーンと始まるオープニング音楽がハマーフィルムみたい。クラシックな演出にインパラがよく似合うなと思ったらここはペンシルヴァニアである。おぉ。てわけでヴァンパイア退治だ。

ディーンも本日の息抜きエピソードがうれしそうである。彼のこの台詞がすべてを物語っています↓

Yeah, well, we can't save the world, not today anyway. But what we can do is chop off some vamps' heads. Come on, man, it's like the good old days. An honest-to-goodness monster hunt. It's about time the Winchesters got back to tackling a straightforward, black-and-white case.

「今日のところは世界を救うってのは置いといて、パーッといこうじゃん。ヴァンパイアを首チョンパして、ウィンチェスターファミリーの古き良き日々に浸ろうぜ。なっ?」

思えば、昔はおきらくに旅をしつつ、魔物をブッ殺していればよかったわけで、あの頃はよかったっていうのもわかる気がします。楽しくドライブしつつ、町に着いた。October Festのまっさいちゅうでにぎやかハッピームードである。ファミリーの古き良き時代のシンボルがヴァンパイア退治といわれてサムがどう思ったか知らないが、次の会話ではサムは妙にクールであった。

Dean: We still got to see the new Raiders movie.
Sam: I saw it.
Dean: Without me?
Sam: You were in hell.
Dean: That's no excuse.

Dean: レイダースの新作見なくちゃ。
Sam: もう見た。
Dean: おれ抜きで見ちゃったの?!
Sam: だってディーンは地獄にいたもん。
Dean: そんないいわけあるかー。

さて仕事だ。怪異な事件が起ったというので、FBIのAngus & Youngコンビを名乗って(AC/DCネタ)地元のシェリフに話を聞く。女性が変死したっていうんで死体を見せてもらったら、いかにもヴァンパイアっていうカミ傷があった。シェリフはアン・ライス好きな犯人の悪ふざけであろうと述べた(アン・ライスはヴァンパイアものを多数書いてる作家の名前)。目撃者がいるっていうのでそっちに聞いたら、そのエド・ブルーワーという男はへんな身振りをしつつ、ドラキュラを目撃したと証言した。

エドの話はじつにバカっぽいので、ふたりは「こりゃおれらの事件じゃない」と即断した。せっかくきたんだから、ビールでも飲んでゆっくりしようじゃないのというノリになり、ディーンはかわいいバーテンをナンパした。彼女はジェイミーという。ジェイミーはディーンを気に入ったみたいだが「あんたっておもしろいネうふん」と逃げられた。

ディーンはさほど落胆することもなく、やにわまじめ顔になり、独自のセオリを話した。彼は地獄から生還してからだの傷がきれいになくちゃったそうである。その事実から、ディーンはある結論に達した。おれはバージンになった。というトンデモ説を "Sadly" といいつつ、うれしそうにしゃべった。

I've been re-hymenated. And the dude will not abide.

ウハ。えー、蛇足ながらいちおう書いておくと、hymenは黒人の挨拶ではなく(hey men!のシャレになってます汗)『処女膜』であります。だから、"re-hymenated" は『処女膜が再成した』というか。男の場合はなんて訳すか知りませんが。そんなことに悩まずギャハハと笑っていればいいと思います。"the dude will not abide." はコーエン兄弟のThe Big Lebowskiネタ。なつかしー。

サムは呆れて「もう寝るわ」と去った。したらば、その夜に次の事件が起った。こんどはワーウルフが出てきて深夜にイチャイチャ中のカップルを襲った。ぎゃー。助かった女の子は「古い映画で見たヤツとおんなじだった」と証言した。

カップルの名前がMarieとRickていうんだけど、ジョン・ランディスの『An American Werewolf in London』のAnne-Marie DaviesとRik Mayallからきてるのかな。今週のエピはいつも以上に小ネタが満載である。何度も見るとたくさん発見できるかもですね。

ワーウルフに襲われたっていう男の死体を見たらば、無惨にスラッシャー殺戮されていたが、心臓がまるまる残っていた。ワーウルフなのにへんだ。そしてオオカミの毛が死体についていた。

ドラキュラの次はワーウルフ。ナンじゃコレ!と兄弟がおののいていたらば、こんどは深夜のミュージアムでマミーが立ち上がった。棺桶からむくっと起きあがったミイラ男が警備員を殺した。そいつは銃弾を受けても平気だった。兄弟が調べたら、石棺は道具屋のレンタルものだったし、ドライアイス入りの小さなバケツもあった。ショーマンシップ精神にあふれたマミーである。

ところでディーンはバーテンダーのジェイミーちゃんとのデートの約束をスッぽかして事件現場に来てたのだけど、ドライアイスのバケツを見たらアホらしくなり「あとは頼むわ!」といって自分はデートにいった。

その頃、ジェイミーは待ちぼうけを食って、あーあーと家に帰ろうとしたらば、ドラキュラに襲われた。黒マントのクラシックスタイルで「おー、愛するミナよ」とかっこよく(?)出てきたんだけど、痴漢撃退スプレーをくらってヨタヨタした。

ジェイミーはひぃいと逃げた。そこにディーンが登場。パンチしてやったらドラキュラは「ハーカーめ!ゆるさん!」とキバをだしたてディーンを襲った。ディーンがそいつの頭を掴んでウガーと抵抗したらそいつの耳がちぎれた。耳を失ったドラキュラはイテテと退散した。追いかけたが、逃げられた。

ドラキュラコスチュームはかなりインチキ臭いが、こいつはキバをだすし、バカちからでディーンを押さえつけたし、高いフェンスをヒョイとジャンプして逃げていったので、普通の人間じゃなさそうである。いったいナニモノ?と思ったら、ドラキュラはヴェスパに乗って逃げていった。ウケた。はははは。フザケてるのか、まぢなのかわからん。

ディーンはジェイミーを助けて閉店後のバーに落ち着いた。そこにサムもきた。ディーンは敵が残した耳をだし、サムに「触ってみ」といった。それに触れたサムは敵の正体を知った。シェイプシフター。セントルイス、ミルウォーキーで兄弟をひぃひぃいわせたアレである。ディーンはさらに格闘の際に敵が落としたリボンを見せた。それは道具屋レンタルのものだった。サムはそうだったかーとうなずいた。

Dean: All three monsters, the Dracula, wolf man and the mummy. All the same critter, which means we need to catch this freak before he "Creature from the black lagoon's" somebody.

というようすを見ていたジェイミーはおどろいた。「あんたら、モルスカ?」「X-Filesはドラマ。これはリアルだよ」「ふぅん」

「ところでミナってだれよ」とジェイミーが質問した。インチキドラキュラはジェイミーを「ミナ」と呼び、ディーンを「ハーカー」と呼んでいたのである。サムがその由来を説明した。後半では、サムが「ヴァン・ヘルシング」と呼ばれるが、ドラキュラものをお好きな方ならご存知の通り、ミナはドラキュラが一目惚れしちゃった美女、ハーカーことジョナサン・ハーカーはミナの婚約者青年、ヴァン・ヘルシング教授はドラキュラの天敵ライバルである。じつはこのエピの中に出てくる者のうち、この3名以外のドラキュラ物語のキャラ名を持つやつがいる。そいつが真犯人なんだけど、それはまたあとで。

ディーンはジェイミーに質問。「さいきん町に引っ越してきた怪しいヤツはいない?」と聞いたら、彼女はある男の名前を挙げた。それはエド・ブルーワー。ドラキュラを見たと証言した変人男である。彼は一ヶ月前に引っ越してきたばかりで、ジェイミーがすきだといって毎日バーにきてるそうな。そして彼の職場は古い映画館。こりゃ怪しい!

サムが映画館に行く。ディーンはここに残ってミナことジェイミーを守る係。サムの帰りを待ちつつ、ディーンとジェイミーはいいかんじになった。

ジェイミーはこのふたり組がFBIなんてうそであり、旅をしつつのバケモノ退治をしているんだと知って驚いた。「まぁ!」と呆れ「そんなのヒドい人生だ!自分の人生ってもんをこんなものに捧げるなんて!」となかなか鋭い意見を述べた。原文では "That must suck. I mean, you're giving up your life for this terrible...".

ディーンは心情を述べた。「少し前、ぼくは死にかけた。それ以来、人生が変わって見えるようになった。人々を救うっていうのは本当にすばらしいと思うようになった。これはぼくに与えられた使命だと思う。... 神がぼくにヤレっていってるんだとおもう」なんていった。原文ではこう↓

Last few years, I started thinking that way, And, uh, you know, it started sort of weighing on me. Of course, that was before... A little while ago, I had this... it's called a near-death experience. Very near. And uh... when I came to... There were different. My life's been different. I realize that I help people. Not just help them, though. I save them. I guess it's awesome. It's kind of like a gift... Like a mission. Kind of like a... a mission from god.

あれだけ「神様なんか信じない」といってたディーンが "mission from god" なんて述べるのは、かなりの心境の変化ですね。という話を聞いたジェイミーは感動したようであり「てことは、あなたはモンクなの?禁欲者?」といわれたディーンは「そういうことはない」といいつつ、ふたりはロマンチックにキス。

物音がして、キスは中断された。「あーら、お邪魔しちゃってごめんなさい」とジェイミーの同僚の友達が闖入した。彼女は酒のボトルを取りにきたんだけど、カップルがいるんで驚いたのだ。「いいのいいの。よかったらあなたもいっしょにノモノモ」「うんノモノモ」「あら、いいのかしら」といいつつ、テーブルに近づくかんじのいい女性の名前はルーシー。ルーシーはドラキュラ物語に出てくるミナの大親友の名前である。夢遊病でお色気ガウン姿でフラーリと出てきて吸血ガブリされちゃうゴシック美女。

こちらはサム。エドが働いてるっていう映画館にきた。『オペラ座の怪人』を上映中。中から「チャララーン」とオルガンの音が聞こえる。侵入。古いホラーのポスターが壁にズラリ。サムは緊張顔で銃をだし、中にいたエドを捕まえた。彼はひぃいいとおののいた。耳をひっぱったら、ちぎれなかった。あー。人違いだった。

その頃、ディーンは敵に襲われピンチ。『ルーシーじつはわるもんシェイプシフター』はディーンとジェイミーをヤクで眠らせ、誘拐拉致した。ディーンが目を覚ましたら、いかにもクラシックホラー風ゴテゴテ装飾の部屋の拷問イスに拘束されていた。

インチキドラキュラ登場。黒マントのコスがキマってうれしそうです。ディーンが「ホラー映画のラストを知らんのか。モンスターは死ぬんだぞ」といったら「これはぼくのショーだからモンスターの勝ちに終わるんだ。そしてヒーローは処刑されちゃうの。だからジョナサン・ハーカーは死んじゃうの。わっはっは」

ところでこの地下部屋の装飾はドラキュラ風というより、フランケンシュタイン風かも。シェイプシフターの趣味はコダワリがあるのかないのかわからん。古い映画の記憶が頭の中でごっちゃになるのってよくありますよね。きっと彼もゴッチャになってるんだろうと思ってたら「ぜんぶのモンスター合わせたのがこのぼくなのだ」なんていってました。そうだったのか。

ディーン処刑されちゃうーと思ったら、ピンポン音がした。来客。ドラキュラがドアを開けたらピザ屋だった。彼はミナといっしょにピザを食おうと思って注文しといたのだ。「ガーリックは入ってないだろうな」と念を押し、チャッカリとクーポンで代金を払った。ははははは。

ミナことジェイミーが目を覚ましたら、天蓋つきベッドに寝かされてて、インチキドラキュラが立っていた。「そのイロっぽいガウンに着替えていっしょにピザを食え」といわれた。ヤダヤダとゴネたら「ガウンを着ろっちゅうの!」と怒られた。ひぃ。

※ちょと余談。ドラキュラのどのシリーズだったか記憶が定かじゃないのですが、ドラキュラに追われる美女が白ガウンで森を逃げる幻想的なシーンがありましたよね。コッポラのヤツだったかなと思うんですが、そのもっと昔のヤツにもあった気がします(記憶があいまい)。さらに余談ですが、ヴァンパイアドラマのTrue Bloodでは、先週にオンエアされたエピソードのラストシーンで、白ガウン美女が森を走るという幻想シーンがあって、それはヴァンパイアとのラブシーンに続いていくんだけど、それはそれは泣けるオマージュでした。やっぱ白ガウンはヴァンパイアの定番アイテムなのですね。余談以上。

ディーンたちが連れ去られた現場にサムが帰ってきた。格闘の後を発見。ナニゴトかと思ったら、キスマークのついたナプキンがあるのを見て敵はルーシーと知った。アニキたちを助けなくちゃ!どどどーんとサムが突入。ディーンとジェイミーを救った。「にっくきヴァン・ヘルシングめ!」となりきりモードのシェイプシフター相手に格闘。どっかーんうぎゃーガオー。

敵にトドメを刺したのはジェイミーだった。ディーンと格闘していた敵の後ろから、銀の銃弾をばんばん。愛する女にヤラレたと知ったインチキドラキュラはなかなかの名文句を残して死んだ↓

It was beauty that killed the beast. No, Mina, do not weep. Perhaps this is how the movie shut down.

辞世の言葉を残すドラキュラというのはかなり珍しいシーンではないか。普通はウギャーとケモノ絶叫して死ぬんだけど。

てわけで、一件落着。小さい頃からバケモノ扱いされていじめらっこだったシェイプシフターがモンスター映画のわるもんに憧れるようになり、最後はヒロインに撃たれて死ぬという、サイコパスシリアルキラーにしては興趣のある(?)末路であった。

ディーンはジェイミーとキスをしてお別れ。彼女はとてもかんじがいい。サムもそう思ったみたいである。「彼女はいいよねー」とアニキの切なげな顔を見ていう。最後の会話。

Sam: I like her.
Dean: Feels good to be back on the job, doesn't it?
Sam: Yeah, it does.
Dean: The hero gets the girl, Monster gets the gank. All in all, happy ending. With a happy ending, no less.
Sam: Real classy, Dean.
Dean: Hey, all I'm saying is the shifter man had a point, you know? It would be nice if life was movie simple. Although, if I was turning life into a movie, I wouldn't do this "Abbott and Costello meet the monster" crap.
Sam: Yeah. no, I know what you'd pick.
Dean: No, you don't.
Sam: Yeah, I do.
Dean: No, you don't. You don't.
Sam: porky's II.
Dean: What?
Sam: you heard me.
Dean: Lucky guess.

Sam: 彼女はいいね。
Dean: さーてと仕事に戻るか!充電完了。
Sam: オーイエー。
Dean: ヒーローはモンスターを倒してお姫様を救った。これぞハッピーエンディングだよな!
Sam: クラッシーだね。
Dean: なぁ、思うんだけど、あのシェイプシフターの気持ちもわからんではないな。映画みたいに人生が単純ならいいだろうなとおれも思うわ。もっともおれなら、"Abbott and Costello meet the monster" なんてつまんないネタはやらない。
Sam: ディーンがなにを選ぶか知ってるよ。
Dean: おまえにわかるわけない。
Sam: ふふ。知ってるんだってば。
Dean: わかんないくせに!
Sam: porky's II.
Dean: なぬ?
Sam: アタリでしょ。
Dean: ヤマカンのくせに!

※感想

おもしろかったですね。今週は小ネタが多いなーと思ったんだけど、それは単に、私がドラキュラファンなのでトリヴィアがトリヴィアだと気づく回数が多かったということなのかもしれません。たぶんそうだ。

私的には、スクーターネタとクーポンネタがかなりツボでした。あれはおもしろい!評点9.5/10です。-0.5点はレンフィールドが出てこなかったから。レンフィールドっていうのはドラキュラの下僕で、頭がイカレてて、クモとかハエをもぐもぐ食べながらケタケタ笑いをする狂人です。エドくんがいちおうレンフィールド系だったのかな。変人っぽいかんじだったから。

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