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スーパーナチュラル/Supernatural :: 2-13 :: Houses of the Holy :: ネタバレ

transスーパーナチュラル/Supernatural。シーズン2の13話。ネタバレ!
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SPOILER!!!
ネタバレです!!!
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「天使に命じられた」という理由で、だれかがだれかを殺すという事件が連続発生。殺人者は逮捕され、精神病院に拘禁されているが、満ち足りた様子で後悔しているようすもない。自分は天使の言う通りに良い仕事をしたのだと信じている。ディーンとサムが調べたら、殺された者たちにダークな秘密があることがわかった。まるで神様が天使をお使いに出して悪人に制裁を与えているようであるが、神様がそんなことをやらせるもんだろうかと不思議である。ディーンは「天使なんかいるわけがない」と頭ごなしに否定するが、サムは「天使に会った」という彼らの話が嘘であるように思えないので2人は意見がぶつかる。もっと調べたら、ある教会との接点が浮上。

教会に行ってみた。レイノルズという牧師がいて、事件のことを話してくれた。ありがとうといって外に出てきたら花と写真が飾ってある。2ヶ月前にグレゴリーという牧師が強盗に襲われて死んだという。

ディーンが「これでキマリね」という口調で「信心深い牧師が殺され、復讐の霊となった。彼は教会に来てる人たちの秘密を知ってたんだろう」と述べたら、サムがこう答える。「レイノルズ牧師は2ヶ月前からお祈りをしてたっていったよね。その時期と符合する」「オイオイ、それがなんだっていうの?天使だとか、お祈りだとか、さいきんやけに信心深くなったんじゃない?700 Club(クリスチャン向けの番組)見てたっけ?」とディーンがバカにしたことをいったら、サムは大まじめな顔になり「ぼくは毎日お祈りをしてる」というのでディーンはおののいた。

兄弟はグレゴリー牧師の墓にいってみた。教会の地下。ここでサムは輝く天使の姿を見て意識を失った。間もなく目を覚ましたサムは、おめめをきらきらさせて「天使をみちゃったよ〜感動だよ〜」とイッちゃってるみたいで、その様子は冒頭で出てきた精神病院の女性と同じ顔つきになってるからヤバいよと私たちは思う。

サムは天使に洗脳されちゃったのか「神が嘘つくわけがない!」と大まじめに語り、誰かを殺す指令を受けた模様。でもディーンは天使なんか信じていないので「証拠を出せ」という。このときディーンは死んだ母のことを話した。母はよく「天使が守ってくれる」といってたと明かし、でも彼女は死んじゃったし、そこらへんに悪霊はウヨウヨだし、無実な人は死んじゃうし、天使なんかいるかよというのがディーンの理屈である。

グレゴリー牧師の霊を呼び出してみりゃわかるってことになって、本当は教会でそんな怪しいことをするのは禁じられているわけだが、2人は買い物に行く。ローソクとかいろいろ必要なのだ。買い物し終えたところでサムは全身が光ってる男を見た。その光はサムにしか見えない。つまりその男性が天使の標的であり、サムに殺せといってるんだろう。サムは大慌てでディーンに話して、あれはきっと悪いヤツだと主張した。

降霊会は後回しで尾行開始となるわけだが、ディーンはインパラのドアをロックしてサムが近づけないようにした。いっしょにいったらサムは殺人をしてしまう可能性大なので「おまえはグレゴリー牧師の霊とおしゃべりしておれ」と言い残して走り去った。兄弟は別行動となる。

ディーンがその男を追うと、彼はガールフレンドを拾ってこれからデートにいく模様だが、途中で車を止めて彼女に襲いかかった。ディーンが助けたが、男は逃走。カーチェイスに突入。

一方、サムは教会に戻って、父の日記を取り出してグレゴリー牧師の霊を呼び出す。と思ったらレイノルズ牧師に見つかった。「ナニをやっておる!」と叱られて追い出されそうになったところで、グレゴリー牧師の霊が光と共に降臨。驚く2人の前で「わたしは天使である」と霊は宣言する。「ちがう。あなたは人間だったでしょう?」とサムがいったら「元は人間だったが、死んでから天使になったのだ」と主張。ここで友人だったレイノルズ牧師が、切々と彼をなだめて説得する。「あなたは無実な人に殺人の罪を犯させてしまったのだよ。復讐はよくない。あなたは天使ではない。あなたはさまえよえる霊になったのだ。どうか安らかに成仏してくださいよ」とお願いしたら、霊は悲しい顔になった。友人のいさめる声を聞いて自分が犯した過ちに気づいたみたいだ。レイノルズ牧師がお祈りを唱えて彼は成仏した。アーメン。

こちらはディーン。激しくカーチェイス中。女性を襲った男は暴走して町を逃げ回っている。交差点でクラッシュ。ディーンの目前で男の車は止まった。だれも降りてこない。ディーンはおずおずと近寄ってみると鉄パイプが男の胸を貫通していた。即死。

その後、兄弟はモーテルで再会。お互いの身に起きたことを話し合った。ディーンは男が死んだことを話し「あれはいったいなんとよべば ... 」とモゴモゴしてるので「どしたのどしたの」とサムが問いつめたら「あれはたぶん ... God's Will(神の意志)ってヤツかもしれん」と告白した。BGMは "Knocking on Heaven's Door" by Bob Dylan。

※感想

ラストシーンがよかったです。あの兄弟の会話。さいしょのうち、なんでディーンはそう天使を否定したがるのかよくわかんなくて、黄色い目の悪魔がいるんだから天使がいても不思議じゃないのに!とひっかかりつつ見ていったら、サムが天使を見るっていうトコにもってく伏線でああいう会話が必要だったのだなと後からわかりました。レイノルズ牧師がよかった。演技派だ。有名な俳優さんなんでしょうか。

ディーンがお母さんの話をしだしたときにママの霊が久しぶりに出てくるかと期待しましたが、出てこなかったなぁ。出てきたら感動したのになぁ。ゴーストママがあそこで出てきて「わたしがあなたたちを守ってるわよ〜」とかいって、兄弟はうわーと思って、ジャーンと音楽が鳴って、そこでジャストタイミングで、パイロットの "Take your brother outside!" のアノシーンのフラッシュバックが出てきたら泣けるよな〜と思ってティッシュ箱を探したのに!くそぉ。パパママもたまにはゴースト出演してください。

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title: 2-13 :: Houses Of The Holy
aired date: 2007/02/01
Writer: Sera Gamble
Director: Kim Manners

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kenn (2007.02.05 23:03)

Bob Dylanがしみじみきました。Sammyが"Did YOU...?"ってアニキが殺っちまったのかいと疑ったり、Deanが"I'm watching out for you."って言ってんのに"You're just a one person."って言ったり。エピソードからして、神様のような大きい力の助けも必要だってのは分かるけど、なんかしっくりこないセリフでした。私だけだと思うんですけど。

天使を題材にするなんてなかないい感じでしたね。Sera Gambleって若い女性のライターなんですね(美人であります)。Crossroad Bluesとか宗教に関するエピソードが多いようです。

私も久しぶりにパパママ見たいです。なんだか愛が足りない兄弟です、最近は。

TB (2007.02.06 02:09)

追い詰められているサムが本当に可哀想で可愛いかった。兄に知られず独りお祈りしている健気さにも胸を打たれました。きっと父も知らない気がします。

天使出現でガタガタ揺れていましたが、やはり地震の描写はイマイチですね。テレビが倒れるような震度ではあんなふうに立っていられないと思うのですが。
ガタガタといえばベッドが面白かった。兄の気持ち良さそうな顔、何度見ても笑えます。
カーチェイスでも揺れてましたね。

> kennさん
"Did you...?"は、元々自分がやるべきことを代わりにやったの?の意味かと思いました。それにサムは兄を人として信じていても、自分の抱える運命に対して何かできると期待してない。兄の無力感に下手な慰めもしない。やはり愛が足りないでしょうか?(笑)
でもパパはサムを殺せと言った人なので、返ってくるときは慎重に願います。

そして次回予告が…!もう今から絶叫してます!撃っちゃダメーッ!

藤葉 (2007.02.06 06:39)

Magic fingers。
ドアフレーム一杯の光の中の黒い影。
Faithに対する兄弟二人の意見の対立。
長年、細々と某超常現象ドラマのファンをしつこくやってきましたが、これって、まるでX-F…ウフォンッ。
あらゆる超常現象を手放しで信じるのに神様の奇跡だけは信じないMさんと、日頃、MさんのTheoryにことごとくケチをつけながら、神様関係の奇跡は手放しで信じるSさんの姿がどうしてもディーンとサムの姿に重なりました。しかもサム「I want(ed) to believe.」なんて言ってくれるし…。
ライターのSera Gambleさん、若い女性なのですね?
私と同世代のマニアかと…。

kenn (2007.02.06 12:23)

SamがやることをDeanがやってしまったら単なる殺人ですから、それを聞いちゃうの?って思ったわけです。まあDeanだと神でも悪魔でも弟が助かるならすがるだけすがったらいい、くらいの感じなんでしょうね。

tinker (2007.02.06 21:26)

ども。最後の会話ですけれど、私が感じたのは、いまの兄弟の葛藤みたいなもんかなと思いました。サムは信心深くて優しい気持ちがあるけれど天使にコロリとだまされそうになったし、ディーンは天使にはダマされないけどスグに人を殺しそうになるなんていうお互いの欠点と長所が絡み合っていて、2人はジタバタしつつなんとか切り抜けていて、いまはその通過点にいるというかなんというか。

tinker (2007.02.07 19:29)

あ、藤葉さんのコメント、スパムフィルタにひっかかってたの、いま気づきました。失礼!いま読みました。藤葉さんもコレ系が好きなのですね。サムとディーンはいまんとこ、モルダーとスカリーを超えるってほどではないと思いますが、いずれそれを超えるカナ?!

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