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スーパーナチュラル/Supernatural :: 2-10 :: Hunted :: ネタバレ
SPOILER!!!
ネタバレです!!!
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Scott Careyという若い男性がセラピストに告白している。彼は1年前から自分の身に変化が起こり、だれかに触れると相手を電気ビリビリ感電死させてしまえるようになったというのだ。Scottは「黄色い目の男」に命じられていると語った。その後、Scottは夜道を歩いてて誰かにナイフで刺されて死んだ。
前回ラストの続き。父ジョンがディーンに言い残した最期の言葉が明かされる。それは「サムを救え。じゃなきゃサムを殺すしかないぞ」というものであった。この衝撃発言を聞いてサムは言葉を失う。ディーンも辛い。
夜。サムが廃屋に忍び込む。トラップが仕掛けてあってドカン。サム、限りなく死亡。ここでシーンが変わって女性がベッドで飛び起きた。爆発シーンは彼女の夢だったみたいだ。隣に恋人らしき男性がいて「どした?」「恐い夢みた」と話している。
ディーンの告白を聞いたサムは「自分で自分の運命に対決するしかないのだ」と思ったらしく、単独行動に走る。ロードハウスに行ってエレンと話し、アッシュを呼んで他のサイキックたちを探してくれと頼んだ。「83年生まれで母親が火事で死んだ者たち」を全米中からリストアップしてくれと頼んだらスグに出してくれた。そのうちのひとりが冒頭シーンで刺殺されたScott Careyで、彼が殺されたのは1ヶ月前であるという。
サムはScott Careyのことを調べにインディアナに行く。父親に会ってみた。Scottは殺される1年前から急に部屋に引きこもるようになっていたと教わった。彼の部屋にセラピストの名前が入った錠剤があり、クローゼットを開けたら黄色い目の切り抜きがいっぱい貼ってあった。サムがモーテルに帰ってきたら女性が待ち伏せしていた。サムが爆発死する予知夢を見たあの女性。彼女の名前はエヴァ・ウィルソン。彼女はサムに「あなたは爆発で死ぬ」といい、早くインディアナを去れという。
エヴァは「わたしはヤクもやってないし、狂ってもいない」と前置きして「ぜったいあんたは死ぬから!」という。つまり彼女は、いつもサムが予知夢を見たときにやるのと同じように相手を捜して警告しにきたわけで、サムは自分も同じだから彼女のいうことを信じるわけだが、でも「ここを去るわけにはいかない」という。エヴァは自分と同じ能力を持つというサムに出会ってびっくりする。彼女は「Scott Careyが死ぬ予知夢も見たんだ」といった。エヴァはもうすぐ結婚する予定なので妙なオカルト騒ぎに首を突っ込みたくないのだが、サムに「いっしょに真実を探そう」といわれて少しだけつきあうことにした。エヴァのことでひとつだけサムには合点がいかないことがあった。彼女の母親はまだ生きているんだという。なんでだろう。ふむうぅ。
2人でセラピストのオフィスに潜入してScott Careyの録音テープを聴いた。ここでいきなり銃弾がバンバン。隣のビルからゴードンがライフルで狙撃をしていた。ゴードンていうのは3話で出てきたヴァンパイアハンターのゴードンである。
ビルの屋上から狙撃するゴードンをディーンが蹴飛ばした。ディーンはエレンに聞いてサムを追ってきてたのだ。2人は格闘になるが、結局、ディーンは拘束されてしまった。サムとエヴァは逃げた。サムたちが狙撃現場に行ったときには誰もいなくて、ライフルの薬莢があった。サムがそれを見てナントカカントカと解説するのでエヴァがびっくりして「あんたナニモノ?」と聞いたら「TJ Hooker(80年代のABCの刑事ドラマ)よく見てたから」とサム。サムは誰かに狙われていると知り、ディーンに電話した。ディーンはゴードンに知られないようにcode wordsを使って人質になったことを伝えるが、それこそがゴードンの目的であった。彼はサムをおびき寄せて殺したがっているのだ。
ゴードンはサムがサイキックであることを知っており(エレンから聞いた?)、全米各地に散らばるこの連中はすべて悪魔の兵士であると彼は信じている。だからいまのうちにこいつらを殺さなくちゃというのが彼の理屈で、だからサムのことを人間だと思っていない。ゴードンは用心深いハンターらしくご丁寧に2重のトラップを仕掛けてサムが現れるのを待つ。エヴァが見た予知が現実に起こりつつある。
サムはディーン救出の前にエヴァを家に帰した。この善良で結婚を控えた女性をこれ以上巻き込んではいけないと思ったみたいだ。エヴァは「お兄さんを助けたら電話してね」といって家に帰って行った。
ゴードンが予測した通りにサムがきて、ゴードンが睨んだ通りに裏ドアから忍び込んでくる。ディーンは警告を発したいが自由を奪われている。サムの足音が聞こえたと思ったら2度の爆発。サム、死亡?かと思ったら彼はエヴァのお陰でトラップのことを知ってたのでそれを回避した。ゴードンを気絶させ、ディーンを助け出した。ディーンはゴードンを殺そうとするが、サムが止める。小屋から出たところで意識を回復したゴードンが狂ったよう逆襲してくるがここでポリスが登場。ゴードン、逮捕された。ポリスは彼の車にとんでもない量の武器が隠されてるのを発見したので彼は当分出て来れないだろう。
サムがゴードンを捕らえたとき「サミー、おれを殺せ」という相手に "It's Sam." (サミーって呼ぶな)といってガツンと気絶させるというのがじつに彼らしくてよかった。
ゴードンが逮捕されるのをこっそり見届けた後、ディーンはエレンにコール。「なんでサムのひみつをしゃべったんだ!」と詰め寄った。エレンはしゃべってないという。でも彼女のバー、ロードハウスにはたくさんの悪霊ハンターたちが出入りしてるからその中にゴードンに通じているヤツがいてそれで伝わったんじゃないかということだった。彼らのすべてをコントロールすることはできないと彼女はいった。
ラスト。サムは何度もエヴァにコールしてもつながらないので胸騒ぎ。彼女の家にいってみた。フィアンセがベッドで惨殺されており、悪魔の残留物と思われる硫黄の粉。カーペットの上にエヴァの婚約リングが落ちていた。彼女は逃げた?あるいは拉致された?
※感想
ジョンの最期の台詞は意外とあっさり明かされましたね。もっと引っ張るのかと思ったよ。そういう内容だったのか。
制作者のEric Kripkeがインタビューで「そのうち女性サイキックが出てくるよ」と予知してたが(2006/11/03 Eric Kripkeインタビュー)、それがやっと出てきた。エヴァはものすごくフツーの人というかんじでイイですね。セラピストのオフィスに侵入したとき「きみ、だいじょうぶ?」とサムに聞かれて "I'm awesome!"(もうサイコー)っていうのがよかったです。彼女は今後重要なroleとなってきそうだ。
ジョーが出てきませんでした。エレンによれば、その後、母娘は大ケンカして、ジョーは悪霊ハンターになるんだといって出て行っちゃったんだそうです。そのうち彼女も合流してくるんでしょう。たぶんどっかで捕まって「タスケテ〜」といってくるのかな。
セラピストのオッサンがどっかで見たことあると思ったら、SpikeTVで打ち切りになったBlade The Seriesで凶悪ヴァンパイアコップの人だった。Bill Mondyというのか。
Music: White Rabbit by Jefferson Airplane, Supermassive Black Hole by Muse
追記。このエピがオンエアされる直前に公開されたEric Kripkeのインタビューをざっくり訳してみました。こちらもどうぞ↓
- 2-05 :: Simon Said :: ネタバレ
- 2-06 :: No Exit :: ネタバレ
- 2-07 :: The Usual Suspects :: ネタバレ
- 2-08 :: Crossroad Blues :: ネタバレ
- 2-09 :: Croatoan :: ネタバレ
- 2-10 :: Hunted :: ネタバレ
- 2-11 :: Playthings :: ネタバレ
- 2-12 :: Nightshifter :: ネタバレ
- 2-13 :: Houses of the Holy :: ネタバレ
- 2-14 :: Born Under a Bad Sign :: ネタバレ
- 2-15 :: Tall Tales :: ネタバレ
- Title: 2-10 :: Hunted
- First Aired: 2007-01-11
Writer:
- ラエル・タッカー | Raelle Tucker [imdb] (Writer)
Director:
- レイチェル・タラレイ | Rachel Talalay [imdb] (Director)
Star:
- ジェンセン・アクレス | Jensen Ackles [imdb] (Dean Winchester)
- ジャレッド・パダレッキ | Jared Padalecki [imdb] (Sam Winchester)
Recurring Role:
- サマンサ・フェリス | Samantha Ferris [imdb] (Ellen Harvelle)
Guest Star:
- キャサリン・イザベル | Katharine Isabelle [imdb] (Ava Wilson)
- スターリング・K・ブラウン | Sterling K. Brown [imdb] (Gordon Walker)
- トム・マクビース | Tom McBeath [imdb] (Scott's Father)
- リチャード・デ・クラーク | Richard DeKlerk [imdb] (Scott Carey)
- ビル・マンディ | Bill Mondy [imdb] (Dr. George Waxler)
- レヴィ・ジェイムズ | Levi James [imdb] (Guest Star)
- ジェイソン・ベンソン | Jason Benson [imdb] (Guest Star)
- チャド・リンドバーグ | Chad Lindberg [imdb] (Ash)
code wordsが"FUNKY TOWN"っていうのがいかにもDeanらしかったですよね。Evaがポカーンとしてましたけど(笑)。 銃弾の説明してコードまで用意してたらどっかの刑事ドラマギークかなんかと思いますよね、さすがに。
まああっさりと秘密が明かされてしまいました。やっぱりダークサイドに落ちて行くのかなぁ。Evaの行く末を自分に重ねあわせ、SammyはDeanと共に恐怖と運命に立ち向かっていくのでしょうね。
kennさん、さっそくこんにちは。私もあっさりジョンの秘密が明かされたので、へぇと思いました。いまこの10話が出る直前に出てたEric Kripkeのインタビューを読みました。先に読みたくなかったのでw。シーズン後半に向けてまたまたおもしろそうですよ!
わははは 毎度のことですが面白いですー、tinker さん。今回は 『サム、限りなく死亡』 がお気に入り。血糊飛んでましたもんね。
9話の Croatoan を見なおすと、父の言葉にディーンがどれだけ緊張して怯えて疲れ果てていたのか分かります。それでも父の言葉どおり、サムを殺す役目を果たそうとしていたんですね。他の誰にもさせないで。サムでさえ自分で自分の始末をつけると言ってるのに。
しかし父の言葉もあいまいでじれったい。「救う」ということはすでに危険な状態にあるということなのか。ゴードンの言うように
(つづき)悪魔の兵士になることから救う?もしくは、サムを殺すとすごーーーくいいことがあることが分かって、皆が彼を殺したくなるような状況から彼を救う?
うーん、わくわくします!
車のことがよくわからなかったのですが、サムがディーンのもとを去るときに奪った車はインパラじゃなくて他人の車だったのでしょうか。(長くてごめんなさい…)
こんにちは!おひさしぶりですね。
結局見ました♡♥
何かもっと面白くなってきましたね。楽しみです。
Sammyのことを心配するDeanの姿がもっとも良かったです。泣きそうな顔が悲しくて(;?;)
この先、本当に期待しています。
感想文、よかったです!楽しく読みました。まだ英語がそんなに上手ではないので助かりましたわ゚ヾ(✿✪ฺ ∀✪ฺ)ノ゚.:。+
TBさん、
>サムを殺すとすごーーーくいいことがあることが分かって
これ怖いですね〜。そんなこと思いもつきませんでした。だいたい悪魔がどういう意図で、サイキック能力を人々に授けているのかっちゅうのが謎ですよね。どうやって相手を選んでるのかとか。車についてですが、私、車ぜんぜん詳しくないんですけど、最初ひとりでインディアナに行くときですよね?あんときはインパラじゃなかったです。駐車場で誰かの車盗んでたと思います。ペラペラの道具でヒョイとこじあけてませんでした?
ChocoPreenさん、
こんにちは。おひさしぶりです。ディーンの泣きそうで泣かないあの顔はじつにグッとくるのですよね〜。わかります!後半もぐぐぐぐぐーとおもしろくなってくるみたいですよ。
初めてコメントさせていただきます。
いつもコメント楽しくて、昼休みに吹き出しています!!
It's Samのとこ、私も好きです。嫌なんだね、ほんとに。
今一番のお気に入りはSuper Naturalです。
兄貴がいい味出してます!
お読みくださりありがとうございます。日本時間で月曜日のpm 12:00 - pm1:00になるとガーとアクセスが増えるときが多いんですよ!みんなお昼休みに見てくださっているのかなぁと思っておりましたw。
はじめまして。Avaの存在はこれからのキーになっていきそうですね。この女優さん、数週前にスカパーでオンエアになったSmallvilleにもゲスト出演していたので、見た瞬間あああっ!と思いましたw Smallvilleでもやはりサイキック系の役でした。そういう雰囲気のある女優さんですよね。
これからも更新楽しみにしております♪
ああそうなのですか。教えてくださりありがとうございます。Smallvilleは見てないからぜんぜん知りませんでした。そういう系の人なんだ!