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スリーパー・セル/Sleeper Cell :: 1-05 :: Soldier :: ネタバレ

transSleeper Cell/スリーパーセル。シーズン1の第5話。ネタバレ!
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SPOILER!!!
ネタバレです!!!
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ファリクが苦い顔でニュースを見ている。カナダ政府がジャカルタに持ち込まれようとしていた炭疽菌を無事確保したと発表した(これは前回のエピガイでも述べたようにFBIの偽情報リークと思われる)。その後、彼は秘密の相手とチャットをして、次の指示を受け、ホームレスのような老人と接触。彼がファリクのボスなのか、ただの連絡係なのかは定かではない。「2度と過ちはしない」と失敗を認め、許しを請う。相手は「次はないぞ」といいつつ、ファリクにフラッシュメモリを渡した。

ネットカフェ。ファリクはどこかの出会い系サイトにアクセスして、ひとりの女性のIDを見る。それがパスワードみたいで、フラッシュメモリの中身を見れた。そこにはテロ標的の詳細な資料と思われる図面や地図がゴッテリ。ドジャーススタジアムの写真もある。見終わって去る前に、騒々しくシューティングゲームで遊んでいた子供たちに「眠っている敵を殺すときには銃で殴り殺すんだ。タマは使うな。わかったか」なんて脅すシーンあり。

ファリクは送られた資料を元に次のミッションを開始。ダーウィンには特注タイヤ(銃弾やバリケードに強いもの)を買いに行かせ、トミーには大型トラックの運転を練習させる。車両を使った計画であることは間違いないが、まだどこでなにをやるんだかだれも教えてもらえない。またクリスチャンはビーグル(イヌ)を買い集めている。

ファリクはイリアと共に "I.W. IMPORTS" という会社の倉庫を見張っている。表向きは貿易会社だが、屋根にはパラボラアンテナが並び、付近には監視カメラ。軍並みのセキュリティを敷いている。ファリクの狙いは、この倉庫の設備と中に隠されているであろう大量の爆発物なんだが、これだけのものを秘密裏に所有する相手とは?その正体は少しづつ明らかになるのだが、まとめてネタバレする。

男の名前はKen Walls。アメリカ人だが不良時代にムスリムのギャングと出会ったのをきっかけにmujahideen、すなわちイスラムの兵士となった。ボスニアではセルビア人と戦い、公式にはヘルツェゴビナで死んだことになっていたが、じつは国内に潜伏中だったのだった。この男は生粋の兵士であり、闘いのプロであり、片足を失った今も力強い目をしている。LAにいて、密かにイラクと接触しており、彼らに武器を調達している模様。彼のイスラム名はKenneth Bin Al-Waleed。

という経歴の男なのだが、ファリクの仲間というわけではないらしい。女子供を平気で殺すファリクとは根本的に敵対しており、ゆえにファリクは彼をダマす作戦に出る。ボスニア人のイリアが正面からノック。といってもその倉庫にはインターフォンもないので、入り口の警備カメラの前に立ち、両手を上げて武器を持ってないことを示し、カメラから見えるように地面にチョークで "MAJOROV GROB(ボスニアの地名?)" と書いたらシャッターが開いた。

Kenはイリアを招き入れ、お互いに自己紹介をする。イリアは自分がボスニア人であり、92-95年はジハードを闘い、ベルリンからUSのサンタクルーズに渡ってきたと自己紹介。恐らくこれは本当なのだろう。「ぼくはイラクで闘いたい。ぼくと何人かの友達を訓練してもらえないか」と誘う。これは嘘。Kenはかなり警戒するが、イリアを受け入れる。このときイリアは倉庫の中に、おびただしい兵器と爆発物が格納してあるのを目撃。万が一のための自爆装置もあった。

イリアはファリクの指示で、ダーウィン、クリスチャン、トミーを連れてKenの訓練キャンプ(といっても倉庫の中なんだけど)に行く。厳しい身体チェックをされた後に、真っ裸にされ、携帯を取り上げられて過酷な訓練が始まるわけだが、1ヶ月間外と連絡禁止を言い渡される。この訓練を通じてダーウィンは、Kenが筋金入りのムスリム兵士であることを知り、畏敬の念を覚える。テロリストには違いないわけだが。

みんなが倉庫で訓練をやってる間に、ファリクは子供たちを連れてドジャーススタジアムに野球観戦。彼は表向きはYossi Amranという名のユダヤ人実業家で、子供好きな野球コーチなのだ。気前よくホットドッグ(カーシェール)をみんなにオゴり、子供たちのためにシャボン玉を持参するという完璧良い人キャラを演じている。このとき彼がSinai Maccabeesのロゴの入ったTシャツを着ていて(彼がコーチする野球チームの名前)、オンエア当時には多くのアメリカ人を気味悪がらせた。

こちらは倉庫のダ?ウィン。携帯を取り上げられているのでFBIに連絡できない。外でレイが気を揉んでいたところに、やっと連絡がきた。中の様子を知らせたところで、ファリクが深夜の倉庫に侵入してきた。イリアが密かに手引きをした模様。

ファリクとKenが対面するシーンでは、2人が因縁の仲であることが明かされ、ものすごい緊張が漂う。ファリクは「仲間になれ」と誘うが彼は拒否。倉庫の自爆スイッチを押そうとするKenを銃撃するファリク。倉庫の中で男たちはKenを追う。相手はたった1人で、しかも足が不自由というハンディがあるにもかかわらず、さすがプロってかんじでファリクたちを慌てさせるが、最後にイリアが仕留めた。最期の台詞は "There's no God but God." これは前回死んだ宗教者がいったのと同じ台詞。イリアにとってKenは英雄だったのにも関わらず、この結果は皮肉な運命である。ファリクは倉庫そのものとその中身すべてを手に入れてご満悦。この先はここがアジトになる模様。

ところで、ダーウィンは倉庫の訓練に行く前、ゲイルの妹夫婦の家にディナーに招かれた。彼は歓迎されたが、スープにベーコン(つまりポーク)が入ってたのを知らずに飲んでしまって雰囲気が悪くなった。そこに夫が帰宅して、彼は人種差別主義者というわけではなくて、まぁ平均的な無知なアメリカ人というかんじの男なんだが、「浮気の罪とブタを食する罪を同列に見なしているのはタリバンだろ」なんていうjerkなジョークをいっちゃったので、ますます雰囲気が悪くなり、ダーウィンとゲイルは気まずくなってしまった。その後、ダーウィンは倉庫に行っちゃったので、ゲイルと連絡がとれなくなり、彼女は彼が怒って電話にでないんだと思って気を揉んだ。

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