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ターミネーター: サラ・コナー・クロニクルズ/Terminator: The Sarah Connor Chronicles :: 1-01 :: Pilot :: ネタバレ

transターミネーター: サラ・コナー・クロニクルズ/Terminator: Sarah Connor Chronicles。シーズン1の1話。ネタバレ。
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SPOILER!!!
ネタバレです!!!
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1999年8月24日。ここはネブラスカ。

サラ・コナーズと息子のジョン・コナーズはFBIに追われて逃亡中である。サラは精神病院を脱走し、サイバーダイン・システムズ社のプログラマであるマイルス・ダイソンを殺害したサイコパスってことになっちゃってるのだ。

ちょとおさらい。映画『ターミネーター2』において、スカイネットの開発プログラマであるマイルス・ダイソンは、自分の発明品がやがて世界を破滅させると聞き、開発中止を約束した。そして会社のラボに残っている極秘資料をすべて破壊することに同意。サラ、ジョン、T-800と共にラボにいっしょにいった。そのときに彼はポリスに撃たれ、自爆死したのだ。ダイソンの犠牲と引き換えにスカイネットは破壊された。というのが真相だが、警察はサラが彼を殺したってことにしちゃったのだな。おさらい以上。

未来のレジスタンス指導者となることになっているジョンを守るのがサラの使命である。ふたりは身分を変えつつ、各地を転々としていたが、現在の潜伏先であるネブラスカでサラは仲良くなった男に求婚された。てことはまた引っ越しである。逃亡者はだれかと深く関わっちゃいけないのが掟だから。このときのプロポーズ男はまた後から出てくる。意外にも物語に関わってくるみたいなので名前を書いとく。彼はチャーリィ。

こんどはニュ−メキシコのレッドヴァレーにきた。ここでジョンは新しく通う高校で、自分を助けるために未来から送られた女ターミネーターに出会う。彼女の名前はキャメロン。学校に現れた敵ターミネーターは代理教師に化けていた。そのときに名乗った名前がクロマーティという。だから彼を今後はクロマーティと呼ぶ。クロマーティは先生のフリをして教室に入ってきた。出席を取ったらいきなり銃を乱射。悲鳴。他の生徒たちはこの銃乱射男の足がメカメカになってるのを見て腰を抜かした。いきなりロボコップが現れたようなもんだから。ジョンはキャメロンに救われた。「クルマに乗れ」っていうときの台詞は映画とおんなじです↓

Come with me if you want to live.

サラ、ジョン、キャメロンの3名は集まって協議する。敵が迫っていると知ったいま、またまた逃げなくちゃ。キャメロンから新情報がもたらされた。2011年4月19日にスカイネットが起動し、その2日後にミサイルがドッカンと発射されちゃうという。マイルス・ダイソンの死によってスカイネットは封印されたが、まただれか別のプログラマがそれを完成させちゃうんだな。という話を聞いたサラはメラメラと闘志がわく。逃げるんじゃなくて闘うのだ。どこかにいるだれか、スカイネットを完成させようとしてるひとを見つけなくちゃ。

てわけで、死んだダイソンの家にいく。未亡人となった奥さんから手がかりを聞き出すのだ。奥さんはサラの顔を見て怒る。彼女が夫を殺したと信じてるから。「あれはちがうんだ!」と説得し「スカイネット開発を引き継ぎそうな人間を知らないか?」と質問したのだが、彼女は何も知らなかった。そこにまたクロマーティが襲ってきたんで、逃げる逃げる。

キャメロンは安全な場所を知ってるといい、サラとジョンを銀行に案内した。キャメロンはガードの銃を奪って銀行強盗。じゃなくて、行員に命じて奥の金庫を開けさせた。そして「外に出て扉を閉めとけ」と命じた。ここになにかあるんだな。

貸金庫のひとつを開けると中から鍵の束が出てきた。それを使ってあちこちのロッカーを開けたら銃の部品が出てきた。あらかじめそこに部品を置いといたんだな。それを組み立てると、ものすごく強そうな未来っぽいデザインの銃(アイソトープっていっていた)ができあがった。隠してあったのは銃だけでなく、こっちのほうがスゴイんだが、タイムトラベル用のマシンだった。

サラたちはだれがスカイネットをつくるのかを知らないが、いつ完成するかを知っている。そこにいってソレを破壊すればよいという作戦だ。クロマーティが金庫の扉をガンガン破壊する音がする。彼が扉を壊して侵入した瞬間、サラは銃を発射。同時に時空ジャンプ。2007年の未来へとGO。3人はマッパダカで道路の真ん中に出現した。

サラたちを追うFBI捜査官、ジェイムズ・エリソンは銀行の監視カメラにその姿を見た。彼はサラを妄想サイコパスとであると信じて追ってくる。一方、冒頭でサラに捨てられたゆきずり男チャーリィはサラがいきなり失踪したんでポカン顔。警察に相談したらば「その女は指名手配の凶悪犯」と聞かされてショックを受けたんだが、2007年に出現したサラたちがいきなりハダカで飛び出てきたもんで、それがニュースネタになり、彼はテレビでサラを見た。彼にしてみれば、8年前に失踪したガールフレンドがとつぜん出てきたわけだから大仰天。これも物語の伏線になっていくのだろう。

てかんじのパイロットでした。私はこのドラマをすごく期待してたのだけど、どうせなら映画のターミネーター3部作もきちんと見直してからドラマウォッチングしたいと思ってて、それでエピガイを書くのが遅かったんですが、大急ぎで追いついちゃおうと思ってます。

※MEMO

肉体のみがタイムトラベルできる。つまり衣服や武器などは持ち込めないという設定は映画と同じである。映画のターミネーターのときもシュワルツネッガーがハダカで出てきて、男から服を奪うシーンがありましたね。貸金庫でこしらえたあの銃のことをキャメロンは「これは希望」といっていたけれど、あれは結局あっちに置きっぱなしである。

最初の方のジョンの台詞で「あれから2年」というが、5年のはずだと思うんだけどな。『ターミネーター 2』の舞台は1994年であり、1997年ていうのは『審判の日』になるはずだった年である。だと思うだけど、設定が変わっちゃったのかな。あるいは、私、なんか間違えているかな。答えをお持ちの方は教えてください。

映画『ターミネーター 3』ではサラ・コナーズは1997年に白血病で死ぬことになっている。でもそういう会話が出てくるだけで、彼女が死ぬシーンはない。だから「じつは生きてた」という後ヅケ説明がなされるのかもしれない。

サラとジョンが使っていた偽名、リースはサラが生涯にいちどだけ本気で愛した男性であり、ジョンの父であるカイル・リースの姓である。

※感想

サラ・コナーズは強くて優しい最高の女性ヒーローである。リンダ・ハミルトンのサラ・コナーズのイメージが強烈なのでいまはまだしっくりこないが、レナ・ヘディのサラ・コナーズも悪くない。見てるうちに馴れてくるだろう。

冒頭シーンでいきなりサラがどっかのおっさんと仲良くしてるのでナンだと思った。サラが愛する男はカイルひとりでいいのだ!あんなオッサンはどうでもいいじゃんと思ったら、やっぱりすぐに捨てられた。でも彼はまだ物語に絡んできそうなのでおもしろそうである。

サマー・グローに期待大。The 4400のテス役もよかったが、やはり『セレニティ』のリヴァーを思いだす。あの壮絶ラストに匹敵するアクションがまた見れるんだろうか。『セレニティ』で見せた彼女のアクションは優雅で鮮烈だった。私の中では、小説『ニューロマンサー』のモリィをちょっぴり不思議ちゃんキャラにしたみたいなイメージなんだよな。そういうのやって!(きぶんは監督)

キャメロンはナニ型なのか知らないが、映画のターミネーターに比べるとずいぶん人間的な雰囲気である。映画に比べるとアクションの派手さに欠けるが、それはドラマだからしょうがない!キャラの魅力があればきっとおもしろくなるだろう。

ガソリンスタンドで立ち話をするジョンとキャメロンを遠くからサラが見守るというシーンがあったが、『ターミネーター2』の中のじわーんなシーンを思いだした。エドワード・ファーロング演じるジョンがT-850を父のように慕ってて、それを遠くからサラが眺めていて「まるで父息子のようだ」っていう内容のナレーションが入るところ。

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  • Title: 1-01 :: Pilot
  • First Aired: 2008-01-13

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Thanks to: imdb.com, tv.com

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