Missing Piecesってナニ？

いつものビーチ。

アザーズの潜入スパイのイーサンがジャックに初接近。イーサンはジャックのところにきて「あなたが医者で、薬を集めていると聞いたからこれを持ってきたよ」とケースを差しだした。中にはたくさんの薬がある。ジャックは「これは助かる。ありがとう」と喜んだ。イーサンはジャングルで拾ったといっていたが、アザーズのどこかから調達したんだな。

ふたりは自己紹介した。イーサンは「みんなを勇気づけてまとめてくれてありがとう。ほとんどのひとたちはレスキューがすぐに来ると思ってるみたいだ」「ぼくがそう思ってないと思う？」「あなたはちがう。頭がいいから。あの女性のことを気にかけているでしょう？」とイーサンが指差したのはおなかの大きいクレアである。「彼女の出産のめんどうを見なくちゃと考えているんじゃないかなと思うんだけど」

ジャックは「そっちも同じことを考えていたんだね」と笑顔で告白した。「ぼくだけかと思った」「あなたはひとりぼっちじゃないヨ」「とにかく出産のアシスタントがいるとわかって心強い。よろしくです」

そしたら急にイーサンの表情がくもった。ジャックはすぐに謝った。初対面のひとを『アシスタント』扱いするのは失礼だから。「あ、気を悪くしないで。そういう意味じゃないんです」イーサンは「いいのいいの。わかってるから」と笑顔で去ろうとしたが、振り返った。そして彼の妻が出産中に亡くなり、そして赤ちゃんも死んじゃったのだという悲しい身の上話をした。イーサンの表情がくもった理由はソレだったか。ジャックはどう答えてよいかわからない。無言である。イーサンは「ぼくたちの予測が外れることを祈りましょう。はやくレスキューがくるといいですよね」と述べた。ジャックは「ほんとうに」と答えた。