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カイルXY/Kyle XY :: 2-22 :: Hello :: ネタバレ

transKyle XY。シーズン2の22話。ネタバレ。
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SPOILER!!!
ネタバレです!!!

前回ラスト。20年の沈黙を経てついにサラが姿を現した。カイルに「ジェスを助けてやって」とメッセージを送り続けていたのは、やっぱり彼女だったのである。カイルはアダム・ベイランと相談して『サラ生存説』をジェスにナイショにしてきた。なぜかというと、本当に生きてるかどうかわからなかったし、ブライアンに知られたらややこしいことになるからなんだけど、ジェスはママに会ったらぜったい喜ぶだろうし、サラは娘を心配しているという点がはっきりわかったわけなので、カイルはうれしく思う。ところがサラは「ジェスには会わない」という。

サラはブライアンとLatnokのことを述べた。「ブライアンはLatnokに対し、ジェスの実力を見せつけたいのである。彼はLatnokに戻りたいだけであり、そのせいでジェスが壊れちゃっても気にしないだろう。Latnokは明晰な頭脳を持つ科学者たちの集まりである。彼らはわるもんではないが、わたしは自由が欲しかった。だから雲隠れした。あなたもジェスも自由を手に入れなさい。そしてジェスを助けてやってくれ」というようなことを述べた。そして「わたしのことをジェスに話してはだめ」といって、一方的に去ろうとした。なぜか彼女はジェスに会うことを頑強に拒否する。カイルが「どうやってあなたを見つければいい?」と聞いたら「その必要はない。わたしがあなたを見つけるから」だそうである。さすがにジェスが遺伝子を引き継いだ母親であるからして、こちらもクソ頑固。

確か前回のエピだったと思うが、アダム・ベイランはカイルの質問「なぜサラはあなたでなく、ぼくに助けを求めるのだろう?」に対して「サラはぼくを頼らない。ぼくは過去に彼女を助けようとして失敗したから」といってたので、過去にいろいろあったのだなと推測される。せっかく会えたサラは消えちゃったのでカイルは落胆した。

一方、ブライアンはジェスの能力の伸張ぶりに大満足であり、Latnokの科学者たちにジェスを会わせることにした。前回のエピでは、ジェスはパパに反抗してピーピー泣いていたが、ここにきて「おまえのちからを見せてやれ」といわれたらがぜんヤルキになった。ジェスの反省は長続きしないのだ。彼女はやるきまんまんでいたところにカイルとばったり出会った。ジェスがLatnokに行くと聞いたカイルはなんとしても止めなくちゃと思って、サラのことをしゃべった。ジェスを止めるにはサラを連れてくるしかない。

死んだと思ってたママはじつは生きてて、自分の身を案じていると聞かされたジェスは、最初は取り乱したり「なんでママはカイルに連絡するんだ?」と怒ったりしていたが、やっぱりママに会いたい。カイルはジェスをじぶんちに連れてきた。ともかくブライアンと引き離しといたほうがいいから。

「サラを連れてくるからここで待っておれ」といったらジェスはニコニコ顔であり、うーれしーなーと有頂天である。無邪気なもんだ。カイルはなんとしてもサラを探しだして説得しなくちゃいけない。もし失敗したらジェスはものすごく傷つくだろう。ニコルはこの話を聞いて不安になった。

カイルはサラの住所など知らないが、デクランといっしょにあのダイナーにいってみた。能力を使ってサラの居場所を特定できた。このシーンのトリックはこのドラマらしいトントン調子。やっとこさサラを見つけたが、この頑固女を説得するのはたいへんである。なにしろジェスのママだから。サラはいやだいやだとゴネだが、カイルは粘り強く説得した。サラはついにジェスに会うことを了承し「今日の午後、あなたの家に行く」と約束してクルマで去っていった。ほんとにくるんだろうか。

カイルはデクランと家に戻り、ジェスに「午後になったらママはくる」といって落ち着かせた。待つしかないのだ。ジェスはわくわくであり、ロリに髪の毛をきってもらったりした。ものすごくうれしそうである。ロリとジェスが話すシーンはとても感動的である。So sweet..

チャイムが鳴った。ジェスが大興奮でドアを開けたらブライアン・テイラーだった。彼はジェスを見ると怒り爆発で「Latnokに行くぞ!」とむりやり連れだそうとしたが、ジェスは必死顔で拒否。これを見ていたトラガー家の人たちはたまらずアシスト。ニコルもスティーヴンも「ジェスをいぢめるなー!」とブライアンを追い返した。

ジェスは泣き顔で「ありがとう」といった。そして「わたしにはママがいるからだいじょうぶです」とかわいいことをいう。ニコルたちはどーしたもんだかと心配である。結局のところ、やっぱりサラはこなかった。あーあー。

絶望したジェスは泣いて走っていちゃった。カイルに「心配しなくてよい。わたしはパパのところには戻らないから」といい残した。でも彼女はどこにも行くアテなんかないんである。かわいそうだ。『みなしごハッチ』みたいである。カイルは悲しくなった。

夜になった。ジェスの行方はわからない。トラガー家では緊急家族会議が招集された。「ジェスの落ち着く先が見つかるまでうちで預かる」という議題は満場一致で可決された。ニコルとスティーヴンはそうしたいと思ったし、子供たちもそうすべきだと述べた。このファミリーの博愛精神は、黒柳徹子とアンジェリーナ・ジョリーが束でかかってもかなわないだろう。

ジェスを捜しにいかなくちゃと思ったら、カイルは「行き先を知ってる」といった。それはあのダイナー。いってみたらやっぱりジェスはそこにいた。ひとりであの席に座って、ママがくるんじゃないかと待っていた。カイルが入っていって「うちに住めることになったヨ」となだめて帰ろうとしたが、ジェスは応じない。「わたしはからっぽ。パパもママもいない」とピーピー泣いた。カイルが「うちにくればいい。みんな君を心配している」といったら「あわれみなんか要らない!」と叫んだ。鼻血がブー。店の中の電気がバンバンショートした。ダイナーのひとたちはナニゴトかと緊急避難。ヤ、ヤバい!興奮したジェスは能力の破裂を抑えきれない。

「ジェス、あなたはひとりじゃない」と別の声がした。サラだった。やっと娘を助けにきたのだ。ジェスは完全パーになった。「もう遅い」といったらバタンと倒れた。心拍停止。カイルは火事場のバカちからで、ヒーリングをした。彼は自分がそれをできるかどうかわからなかったのだけれど、がんばってやったら成功した。ジェスは生き返った。ふぅ。

カイルは家に帰ってから、ニコルにそのときの心境を告白した。「ものすごくこわかった」そうである。ニコルは「人間が成長するというのは自分が他人に与える影響を知り、自分の力を制御するっていうことだ。あなたは心配しなくてよい」とアドバイスした。なんと的確なレッスン。こんなママいいなー。

ジェスはサラと話して落ち着いた。サラが会いにこなかったのは「どうなるかわからなくてこわかったから」だそうである。とりあえずジェスはママに会えてうれしくおもった。よかったよかった。このシーンでジェスが「ブライアンはどうしよう?」と不安を述べたら、サラは「カイルが "take care" するからだいじょうぶ」と答えて、ジェスは安心したみたいだが、"take care" っていったいどうするのヨと私らは思うわけだが、スパイ映画なんかでは『殺す』という意味で使われることが多いんだけど、まさかそれはないよね?!

その頃、家にいたブライアンのところに不意の訪問者が一名。飛行機の片道キップを投げ「おまえは消えろ。戻ってくるな」と命じた。トム・フォスだった。ひさしぶりの登場である。カイルがトムに助けを求めたのだろうか。このままブライアンがジェスの前から消えてくれればいいんだけどどうなるんでしょう。

ラスト。

Latnokの会議室。科学者たちがビデオ映像を見ている。それはカイルがジェスをヒーリングするようすを映したセキュリティカメラの映像だった。科学者たちはカイルの能力に感嘆した。「これはすごいな。想像以上だ。いまこそ我々の存在を知らせるときであるね」というだれかの声。

また来週〜。

※感想

他にもサブストーリィがあって、ロリと大学生DJがケンカしたと思ったら仲直りしたとか、デクランがロリをプロムに誘ったとか、プロムの実行委員をやってるアマンダがピンチになってそれをヒラリーちゃんが助けるとか、ジョシュとアンディとか、いろいろあったわけですが、そこらへんはもうどーでもいいってかんじで、とにかくジェスの泣き顔演技がよかったです。あーかわいそうだった。でも最後はよかったー。感動したー。さて、次回はシーズンフィナーレです。どうなるんでしょうか。

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