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ヒーローズ/Heroes :: 2-04 :: The Kindness of Strangers :: ネタバレ

transヒーローズ/Heroes。シーズン2の4話。ネタバレ!
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SPOILER ALERT!!!
ネタバレです!!!
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前回ラストで自分が死亡する絵を見ちゃったノア。朝になって彼はものすごく神経質であり「クレアにカレシができたんだろうか」と疑いはじめたので、父娘は口論になる。「チアリーダーもだめ!デートもだめってか!」「新しいだれかが入ってきたら家族が危険にさらされるんだよ」という父の返答はかなり疑心暗鬼気味である。「カレシがいるんなら紹介しなさい。信用できるかどうかわたしらが判断する」なんていう台詞は、思春期の女の子の気持ちを台無しにする。クレアは「パパ、落ち着いてちょうだい。カレシなんかいません」とうそをついた。

こちらはNYのモリィ。相変わらず悪夢にうなされ中。モヒンダーとマットが面倒を見ているが、日増しに具合が悪くなってきた。心配である。彼女がうなされてる最中にマットがリーディングを試みたがなにもわからなかった。モヒンダーにも原因がわからない。

ネイサンはDCにいる。飛んできたんだろうか。2人の息子たちの学校に来て、フェンス越しに声をかけた。子供たちは喜んだ。「パパ!ヒゲが伸びたねー」とびっくりした。ネイサンは息子たちに「おばあちゃんが入院した。家に帰ったらママに頼んで電話をかけさせてもらえ。おばあちゃんをげんきづけろ」と伝言した。どういう経緯かわかんないが、学校の先生が来て「あなたはここに来ちゃいけないでしょ!」と怒られた。ネイサンは悲しみのひととなり「ぜったいパパは戻るから」と息子たちに約束して別れた。このふたりの息子たちはいままでタマーに出てきたが、名前を初めて知った。モンティとサイモンという。前にも出てきたかもしれないけど、私は覚えていなかったな。

マヤとアレハンドロはメキシコ爆走中。留置場から脱走して、偶然その場にいたアメリカ人といっしょに彼のクルマで逃げているのだ。マヤが英語で質問する。「あなたはカリフォルニアのひと?プレート見たよ」といったら、男はオタオタしつつ「いや、ぼくはジャージーからきた」というんで、こりゃやっぱり先のエピガイのコメントでSacさんがいってた「クレアの車ローグって、アレハンドロの隣の檻にいた人に盗まれたってことですよね!」ってのがアタリだったんだ!スゲー。私は前の回を見たときはぜんぜん気がつかなかったんですけどね。

兄妹の目的地はNYで、そこはジャージーに近いんで「おぉ、連れてってくれ!」といおうとしたらば、クルマドロボー男は「なるべく遠くまで連れてってあげるけど、おれら3人はマークされてるだろうから国境近くで別れような」という。アレハンドロは英語がだめである。彼は妹に通訳してもらって話を聞いた。急ブレーキ!ナニゴトか!と思ったら、荒野の道の真ん中に男が倒れていた。それは瀕死でヘルプミーとあえぐサイラであった!

オープニング♪

ニューオーリーンズのドーソン家は、DLホーキンズの親戚筋である。マイカの大叔母(らしい)はナナと呼ばれていたが、名前かニックネームか。この家にはふたりの孫がいる。彼らは姉と弟である。弟はマイカと同じ年頃の男の子でディモン(Damon)、姉はモニカ(Monica)という。どういう経緯かわからないが、ふたりの親たちの姿がない。カトリーナで死んだのだろうか。

ディモンくんはちとワルガキっぽい。朝、いきなりマイカの顔に水をブッかけて起こしたし。姉が「グッドモーニング!」と朝食のテーブルに出てきて「今日のわたしはちがうでしょ?えらくなったように見えない?」とウキウキ顔でいった。ディモンは「だれかが死んでアネキが昇進すんのか」とカマした。姉は「このまえ受けたトレーニングプログラムの結果がわかるんだ。じついうとわたしゃAなんだわさ。ウフフ」ということで、昇進気配濃厚なので彼女は喜んでいるのである。モニカはレストランで働いているのだ。

弟は「んじゃ65ドルくれや」といった。ディモンはプロレス中継のPPVを見たくって、それを祖母におねだりして「わたしもほしいわ!」といわれたばかりだったのだ。だが姉は拒否。「だめ。おばあちゃんも絶対あげちゃだめだよ。たくさんのひとたちがFEMA TRAILERS(FEMAが用意したトレイラーハウス。カトリーナ被災者たちのこと)で辛い目に遭ってるっていうのにプロレスなんか見なくてもよい」とぴしゃり。次におばあちゃんがいった。「裸の男が暴れてるとこを見たいならバーボンストリートにいったらいい。タダで見れるよ」「ちょ、ちょ、ちょっと、タイトルマッチなんだよ!バァちゃん!たのむよ!」「プロレスなんかアホくさい。あんたはもっと頭がよくなる番組を見なさい。これとかさ」といって、指差したのは料理番組なのであった。モニカは「晩ゴハンをレストランからもらってくるね。いってきます」とげんきに出勤した。

料理番組のシーンで、トマトをフラワーのかたちにカットするのが出てきたとき、モニカの目つきが一瞬だけ複雑ゲになった。

というにぎやかな食卓にあって、マイカは黙ってニコニコ笑ってみんなの顔を見比べているのであった。かわいいオサルさんみたいである。姉が出ていった後、マイカはディモンに「PPV見せてあげるね」と謎スマイルをしてやった。

こちらはネイサンの母アンジェラ。病院に入院中。ふたりの刑事に「カイト・ナカムラを殺したのは自分である」と告白した。前回襲われたのは相手が見えないフシギ事件だったのだが、それはアンジェラが自殺しようとしたのであり、カイトを殺した動機はカネとsexというお決まりパターンでチャンチャン。マットと相棒刑事がその自白を聞いたが、このときアンジェラはマットに念を照射した。「パークマン、わたしが殺したということにしなさい。わたしたちのことをヤツラに知られてはいけない」という声はマットにしか聞こえない。彼はウヘーと驚いたが、相棒刑事は「キマリだね。書類つくってくるわ」と席を立った。

クレア。学校に来たらチアリーダーのひとりにチアリーディングの申込書類を渡され「あんたもきなさいよ」と強引に誘われた。体育館の事件がクレアを有名人にしちゃったのである。「あのコはガッツがある!」とみんなに思われちゃったのだ。彼女は目立たないようにしてるつもりなのにこうなっちゃうんだな。

「考えとくわ」と答えて別れたら、こんどはウェストがきた。「昨日は感動した。やっとわかりあえる人と出会えた」と大喜びである。が、クレアは父のことがあるので憂鬱である。「あー、えーとですね、わたしたちはデートしないほうがよいと思う」というしかないのであった。「な、な、なんで?!くそォ。ぼくの首の傷を見てエイリアン・アブダクティだと思ったんだな。あれはメガネ男が!」「ソレ、わたしの父なんだってばさ」「... は?!(絶句)」クレアは悲しみのひととなり「あなたのことはとっても好き。でもだめなの」と拒否。「うちの親はサイコパスだから」といったというのはウソで「うちの親は超過保護だから」と答えた。「んじゃお父さんと話させてください」「うまくいかないでしょ」「ぼくは空を飛べるし、君は不死身パワーだ。ベストカップルだろう?」「つらくさせないでちょうだい」

天国から地獄に落下したウェストは次のような提案をした。「オーケイ。明日になったらぼくは君から離れる。約束する。だから今日だけデートしてください。君が行きたい場所に連れていってあげる。いちどだけ最後のデートをしてください」と懇願した。クレアは「いっぺんだけね」と答えた。こうなったらいっぺんだけのわけがない!若いのに口が巧いなー。メモメモ。

アンジェラの病院。彼女が殺人を自白したっていうんで、ネイサンが病院に大急ぎで現れた。きれいにヒゲを剃っている。彼は母と大ケンカをしたのだったが、それはぜんぶ水に流していまは母を助けたい。だが彼女は「わたしはいままで悪いことをたくさんした。告白の内容がチョイ違うだけのことで大した問題じゃない。わたしがこれをおさめなければあなたにも危害が及ぶ。もう息子が死ぬのを見たくない」と述べた。彼女は逮捕された。

一方、マットはアンジェラの自白がウソだと知っているので、ネイサンに「この背後になにがあるのかをいっしょに調べよう。おれたちの能力と関係があるに違いない」と協力を持ちかけた。そしてあの殺人予告のスナップ写真を見せ「このマークにはぜったい意味があるんだ」と述べた。モリィが描いた絵にもあったし。godsendのマークが謎を解く鍵なのだ。

メキシコの方々。サイラは逃亡中の3名に助けられた。クルマに乗せてもらって会話中。彼は瀕死というほどでもなかったようだ。前回のあの謎の森で置き去りになってからどうやってメキシコに着いたのか私たちにはわからない。「飲まず食わずで3日間歩き続けた。死ぬかと思ったらきみらに助けてもらえた。ありがとう」。マヤたちは彼の素性など知らないので、気遣って水をあげた。サイラが「ぼくはNYに行きたい」というと、マヤはヒャーとびっくりした。「わたしたちもNYに行くんだ。この人に会いに」といってチャンドラー・スレシュ博士の本を出した。サイラの目がギラリ。

「なんて奇遇だろう。ぼくはこの博士を知っている。長年の友人だ。助けてくれたお返しに博士を探すのを手伝ってあげるよ」と善人スマイル。獲物を見つけたモンスター顔でもある。マヤはこれを幸運と信じたようであり「ヤッター!わたしたちは導かれているのだ!」と喜んで、いま話したことを英語ができない兄に説明した。兄はモゴモゴしつつ「そりゃよかった」と答えた。サイラはチラリと腕時計を見た。11:55で止まっていた。サイラはガブリエル・グレイと名乗った。マヤは「ガブリエルってまさしくエンジェルだわー」と夢見心地。単純だなー。

のモニカ。職場のレストランで開店準備中。幼なじみの同僚とオシャベリしつつトマトをスライス。モニカは既に昇進が決まったようなウキウキ顔で同僚にそのことを話した。ドーソン一家は彼女の収入に頼っていて、カトリーナのせいで彼女は大学にも行けないし、お先真っ暗である。なんとか極貧生活から脱出したい。カレッジに行きたい。そのためには出世しなくちゃという話だが、相手は気の毒そうな顔になる。このときモニカはオシャベリに夢中だったが、手の中のトマトを見てびっくりした。シェフがつくるみたいにきれいなフラワーのかたちにカットされていたのだ。朝の料理番組で見たやつとそっくり。これが彼女の能力なのか。

モニカも同僚もトマトを見てびっくりしたが、そこにマネジャーがきてモニカを呼んだ。彼女には辛い結果が待っていた。「君のテストの結果はすばらしい。だが家庭環境に問題がある。弟とおばあちゃんを抱えてる君は遠くに勤務することができないだろう?だからだめでした。残念。がんばっていまの仕事を続けなさい」と言われて納得できない。「私はお金がいるんだ!一生ハンバーガーをつくってろっていうのか!」「そのどこが悪いんだい?仕事がないひとたちも大勢いるんだから君はまだ良い方さ」というシビアなお返事である。ちきしょう。この世はサバイバル。

クレア。家に帰ってきた。ウェストと会うために「図書館に行く」とうそをついたら、ノアの顔がメラメラ〜と疑い顔に変身。怖いよこのおじさん。「送っていこうか」と娘にいう。「いいの。歩いていくから」とやんわり断って家を出た。その後ろから尾行するノアはストーカーである。角を曲がったところでウェストが出迎え、ふたりはビューン。ノアは娘の姿を見失った。

ネイサンはマットを自宅に連れてきた。ネイサンはかつて自分の両親と交流があった人々のことを語った。カイト・ナカムラ、チャールズ・デボー、リンダマンといった人々は何度も家に訪れたことがあって、ネイサンは彼らのことをよく覚えていた。母アンジェラとカイトのハグだけがチョイ長めだったそうである。彼らはきっと秘密のグループをつくっていたのだろう。ネイサンが昔の写真を出してきて、その中にグループの集合写真を見つけた。メンバの全員が写っている。殺人予告に使われた写真と同じものである。恐らくこの中のだれかがキラーなのだ。写真の中にはなじみの人たちがすべて写っていたが、知らないひとも混ざっていた。これから出てくるんだな。ボブの顔もあった!モヒンダーに仕事を与えたあのボブである。さらにマットはその中に自分の父親の顔を見つけてびっくりした。

写真には以下の11人が写っていた。どっかの男性/女性はいままでどっかで出てきた?私はわからなかったのですが。

  • ネイサンの父
  • アンジェラ・ペトレリ
  • リンダマン
  • カイト・ナカムラ
  • チャールズ・デボー
  • ボブ
  • マットの父
  • どっかの男性(ボブの下)
  • どっかの女性(左上)
  • どっかの女性(左下)
  • どっかの女性(マット父の左)

このシーンではマットが前妻と別れた理由が明かされた。彼女が浮気をし、彼女のおなかのベイビーは浮気相手のもんだったんだそうである。そりゃショックだわな。という理由で別れたそうです。という身の上話をマットは聞かれもしないのにペラペラしゃべりだす。「おれはそっちの家族を知ってるけど、あんたはおれのことを知らないから不公平だろ」と変な理屈をこねてしゃべるんだが、ネイサンは「しゃべりたいんなら勝手にどうぞ」と興味ナサゲである。もうちょっと優しくしてやれ!

こちらはニューオーリーンズのモニカ。がびーんと落ち込み中。同僚に話を聞いてもらって「わたしゃ毎週教会に行くけど『ここから出して!』ということばかり祈っている。みんなはコミュニティがよくなることを祈ってるが、わたしはここを出ていきたい。そんな調子だから神様がわがままなわたしを罰したのかな」という話は落胆した者特有の脳内理論である。相手は「ゆっくり傷を癒しなさい。あなたはとてもノーマルだよ」と慰めた。

このときのシーンでモニカが「自分でも説明できないが、わたしは別人のような気がする。わたしのなかにいるわたしが外に出たがっている」なんていうんだが↓

I can't explain it, but I know I'm supposed to be somebody. I feel like there's something inside me, that wants to come out.

この言い方だと「わたしゃすごいひとになれる気がする」みたいな意味にもとれるが「なにかがわたしの中からでてくる」っていうのはオカルトっぽい気もする。彼女はそのなにかをよいものと考えていて、そのためにはこの貧乏生活から脱出したいと考えているようである。

クレア。ウェストは彼女を夜のハリウッド看板のてっぺんに連れてきた。LAの夜景が美しくてロマンチック。クレアはテキサス時代の話をして、自分で塔に登って落っこちるなんていうことをよくやっていたと述べ(ザックの話は出てこず。彼はいま別ドラマでがんばってます)、その後、ひどいことがたくさんあって、流転の人生を歩んでこうなっちゃったんだみたいな話をした。

クレアは話しづらそうなようすで、慎重に言葉を選んでいる。抽象的というか。ウェストはその先をうながした。「すべて吐きだしたらいいよ。ぼくを信じてくれ」「信じたいよ」「んじゃここから飛びおりちゃえ。ハハハ」「かなりグロいから見ないほうがいい」「クレア、君がいま抱いている怖れはぼくにもある。だれかに狙われているような不安。みんなと違うっていう不安。ぼくたちはそれを分かちあえる唯一の相手だ。そのためには信用してくれなくちゃ」

ウェストの言葉は優しくて、クレアが欲するなにかに満ちている。彼女は彼を信じようと直感した。「オーケイ」と答えて真下にダイブ!自分のありのままをウェストに見せるのだ。両手を広げてヒャーと垂直落下。ウェストがビューンと飛んできて彼女をキャッチした。「助けなくてもだいじょうぶだったのに」「知ってる。でも君が傷つくのを見たくない」なんつって、ふたりは空中キス。若いっていいなー。青春だー。心が洗われるなー。

マイカはディモンのためにPPVのプロレス中継を見れるようにしてやった。テレビの裏側をいぢって、手のひらを置いたらそれは映るようになった。ウハ。スーパーハッカーである。ディモンは大喜び。そこにモニカが帰宅。彼女は弟がPPVを見てることを知り、それはマイカがなにかズルをしたせいだと知ったけれど、いまモニカは絶望のひとなので怒る気力もないようである。「わたしらはあなたのママと約束したんだからお利口にしててよね」とマイカにいった。彼女の辛いきもちを察したマイカが黙ってハグをした。彼女の背中にてのひらをあてる。マイカの能力はメカだけじゃなくて人間にも効くんだろうか?!「おねぇちゃんの夢がいつか叶うようにしてあげたい」とかわいいことをいった。スィートキッドである。こんな子供欲しいな。その後、プロレス中継をぼんやり見ていたモニカの眼球がアップになる。なにかが変化したのだろうか?!

マットはモリィとモヒンダーに会った。モリィがワーイと喜んでるのでそんなに久しぶりだったのかな。このコもエンジェルみたいにかわいいですね。愛らしいというかなんというか。もしかしたらカメラの回ってないとこでは、大人に「ジュース買ってこい」とかいってるのかもしれませんが。関係なくてすません。

マットは自分の父親が陰謀の関係者だと知ったばかりであり、モリィとモヒンダーにその話をした。なんとマットの父っていうのはエラい犯罪者で、大泥棒だったそうである。マットが13歳のときに120ドルだけくれて姿を消しちゃったのだという。以来、マットはその行方を探していたが見つけられなかった。だがいまはモリィがいるのだ。人探しは彼女の専門能力である。だから彼女に写真を見せて「このおじさんの居場所を教えて」と頼めばいいのだ。かんたんじゃないか!と思ったら、モリィはその顔を見るなり、極度に怯えて能力を使うことを拒否した。これが彼女の悪夢に出てくる敵だったのである。ナイトメアマン。

シーズン1ではサイラはブギーマンでした。シリーズ化してるみたいでおもしろいですね。ナイトメアマンってフレディみたいだ。

ネイサン。ひとりで部屋にいる。ピーターの写真が見て、なにやら決意の表情。「ピーター、おれはやるぜ」なんていう。鏡を見たら醜怪な姿が映った。ネイサンは「おれに近づくな!」と叫んで、鏡にパンチした。あの醜怪顔は以前にも出てきた。シーズン1ラストのKirby Plazaの戦いの後になにがあったのか、私たちはまだ教えてもらえないが、きっとそこらへんと関係があるのかな。

クレアは空中デートを楽しんで家に送ってもらった。図書館に行ったにしては帰りが遅い。ウェストは優しくて頭がよいので、クレアに父をダマすヒントを与えた。「クレア、君のお父さんが、君に対してデート以外にさせたくないことはなに?」「アレしかない」。クレアは父を信用させるアイデアを思いついたみたいである。ふたりはキスして別れた。カップル誕生。パチパチパチ。"You're killing me.(もうメロメロよ〜)"

メキシコを逃亡中の4人。途中で休憩して店に立ち寄ったとき、クルマドロボー男が新聞の手配写真を見つけて驚いた。自分たちがいっしょに旅している兄妹は指名手配犯なのだ。彼はサイラに報告した。「どうしよう!」「おまえは警察に電話してこい」「ヨッシャ」。サイラは彼を電話に行かせ、自分はクルマで待つ兄妹のところに戻った。新聞を見せて「ぜんぶ話せ」と迫った。マヤは本当のことを話した。「わたしは悪くない!」と彼女が昂奮したらまたおめめまっくろ現象が発現。サイラは死にかけたがアレハンドロがいつものお祈りをやって彼女の能力を沈めた。マヤの能力の発現トリガーがいまいち不明である。昂奮しても出ちゃうのか。サイラは「その呪われた苦しみをぼくは理解できる。ぼくはスレシュ博士を手伝って君みたいなひとたちをたくさん助けた。心配しないでついておいで」といって、クルマのキーを見せた。ドロボー男を置いてそのまま発進。公衆電話には男の死体があった。サイラが殺したのであった。

クレアは帰宅した。ふきげんノアが出迎えた。「デートか」と怒るが、彼女はカバーストーリィを話した。「えーと、じつはチアーリーダーにどうしてもなりたかったから、パパのサインを偽造しました。んで、いままでお祝いパーティやってました。すませんすません」「そりゃおまえ、やらないって約束したのに!」「どうしてもやりたいんです。これだけやらしておねがいプリーズ!」といったら「そんなにチアリーダーが大事だったとは知らなんだ」と驚いたようすでしゃあないかと許してもらえた。だが、ノアはまたまたサイコパス父の顔となり「オトコだけは許さんからな」と念を押した。怖〜。クレアは了解するしかない。お利口娘のフリをした。

ノアはその後ハイチ人と密会。ハイチ人はアイザックの絵のことを調べていたんだそうである。「オデッサに行かなくちゃいけない」という。テキサスかと思ったら東ヨーロッパのウクライナのオデッサなのだった。遠いな。ノアは家族にナイショで旅に出るようである。ハイチ人に「長旅になるだろう。家族になんていうんだい?」といわれて「どうにかするわ」と答えた。父と娘はお互いにカバーストーリィをつくりっこしてるのですね。

こちらはモリィ。彼女はさきほどナイトメアマンの写真を見てギャーと悲鳴をあげたが、モヒンダーがやっとこさ彼女を寝かしつけた。ふぅと思ったら、マットが「すまんがモリィにもう一度頼みたい」というので口論になる。「小さい女の子には拷問なんだぞ」「おれの父が狙われてるのかキラーなのか確かめなくちゃ」「そりゃ勝手すぎるわ」とやりあってたら、モリィが起きてきた。あんな大声でワーワーやってたらそりゃ起きるわな。「マット、あなたのパパを捜してあげる」と彼女は述べた。マットはすまぬすまぬと彼女を抱きしめた。

モニカ。夜になって店を閉めようとしたら『腹減った強盗』が現れた。銃をつきつけて「めし食わせろ」と突撃乱入してきたんでチビったのだが、なにを思ったか、とつぜん立ち上がって相手にプロレス技を炸裂。あれはなんていうワザですか。とにかくドハデなキック攻撃をして暴漢を完全撃退した。物音を聞いて駆けつけたマネージャーは彼女の華麗なキックを見てタマげた。「ど、どこであんなの習ったの?」「PPVで見ました」

モリィは勇気を出してナイトメアマンと対決である。意識を集中して、地図にピンを刺して相手の居場所を探るのだ。ウーンと念じたら頭に風景が浮かんだ。フィラデルフィア。とあるアパート。マットとモヒンダーは彼女を見守って必死の応援。ところが、アパートの3階の9号室だとわかったところで、モリィはウギャーと叫んで気絶ショック。意識を失った。ふたりの男はオロオロで、モリィは目を覚まさない。マットは彼女の脳をリーディング。モリィの悲痛な叫びが聞こえた。「マット!タスケテ〜!」を聞いたマットはマッサオ!異次元空間で襲われてるんでしょうか。

また来週〜。

後から一部修正しました。ドーソンとウクライナ。完全に間違えてた!失礼しました。Sacさん、ありがとう。

※感想

マットの父はどんな能力なんだろう。ナイトメアマンはフレディみたいだなと書いたけど、もしかしたらほんとにそうかも。他人の夢に登場する能力?!夢の中で殺されたら本当に死んじゃうみたいな。

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  • Title: 2-04 :: The Kindness of Strangers
  • First Aired: 2007-10-15

Writer:

Director:

Star:

Recurring Role:

Guest Star:

Thanks to: imdb.com, tv.com

fake (2007.11.02 19:50)

Heroes楽しみにしておりました。
ありがとうございます。

モニカのあのプロレス技(名前は分かりませんが)と、
クレアのタイミングのよいあの一言

>"You're killing me.(もうメロメロよ〜)"

これが当時使いこなせていたらよかったのになぁ〜などと思いながらみていました。キスシーンは微笑ましかったですね。

クレアのパパ、ノアは「カンパニーから隠れる」のと「娘を思う父親」の気持ち以外でBF反対してそうにも思えたりもして。

Sac (2007.11.03 03:06)

マイカが預けられた家のおばあちゃん(Nana)は大叔母のようです。「ドーソンはDLホーキンズのDのドーソン」とのことですが、Dはfirst nameでは??
MonicaのWWE仕込のキック、爆笑しました。

ハイチ人のオデッサの件ですが、彼は「オデッサに絵がある」といってHRGが「Texasか(paper companyのあったところ)」と聞き、ハイチ人は「ウクライナのオデッサだ」と言ってました。

モリィ、顔だけTeenagerの美少女・体は子供って感じですよね。「ジュースかってこい」とか言ってそう、と言うとこうけました^^

tinker (2007.11.03 05:08)

ども。

> これが当時使いこなせていたらよかったのになぁ〜などと思いながらみていました。

いまからでも使ってください! :D

クレア父怖いですよ。異常愛というか。私も彼の行動は娘を守りたい以上の情念が感じられます。娘を持つお父さんに意見を聞いてみたい。弟のライルくんがどうでもよくなっちゃってるのが気の毒です。

Sacさん、いつも的確なツッコミサンクスです。そうだ!ドーソンは確かにそうですね。後で直します。ハイチ人の会話はそうだったですか。私、聞き逃したな。みなさん、そうなんですって。

みゃお (2007.11.03 08:04)

こんにちは :-)
クレア父の「彼氏はダメ」のことですが、例のクレア父が撃たれちゃってた絵に描かれていたカップル・・・あの娘はクレアだったと思うんですけど、違いましたっけ?
だから『クレアに彼氏ができる』→『撃たれちゃう日がくる』ってことなんじゃないかと・・・
勝手にそう思ってました〜

fake (2007.11.03 11:25)

なるほど。

ウェスト君は空を飛べたりしますでしょう?
クレアの遺伝子上のパパはネイサンなので・・。
まぁ、クレアの能力は、「飛ぶ」のも「火」とも違うのですが。
あまりにもベタなので、恥ずかしくて言えませんケド、
ネイサン繋がりもありで、それでノアパパは頑張っていたりするのかと。

一般人に首筋に跡が残る程度の何かで空を飛べてしまうのもなぁ・・・なんて。

tinker (2007.11.04 17:51)

Sacさんに教わったトコ、直しました。いま見直したらその通りだった。ウクライナのとこ。失礼失礼。

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