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フリンジ/Fringe :: 3話まで見終わった感想

trans3話まで見終わった感想をネタバレナシで書きました。これからご覧になる方もだいじょうぶ。
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鳴り物入りで始まったFringeですが、3話まで終了しました。どんなドラマなのかわかってきたので、現段階での感想を書こうかなと。この記事はネタバレナシで書くのでこれからご覧になるひともだいじょうぶです。

Fringeってどんなドラマ?

世界各地で『******』ていう謎の現象が起きている。謎の大量死とか災害とか。それらはすべて散発的なできごとなんだけど、じつは根っこが同じじゃないかと信じてるひとたちがいて、彼らは秘密裏に事件を調べて背後関係を知ろうとしている。それが陰謀なのかどうかさえわからない。

主要キャストのみなさん

オリヴィア・ダナム ... 女性FBI捜査官。知的美人。

ウォルター・ビショップ ... 天才トンデモ科学者。ハーバードその他華麗なキャリアを経て、政府絡みの極秘ラボで働いた。数々のヤバ系研究の末に人が死んじゃったので精神病院入り。マッドサイエンティストというほどわるもんではないが、研究に没頭するあまりに人間をラボラット扱いするという一面もある。かといって冷淡ということもなく、物忘れが激しく、不思議なオッサンである。

ピーター・ビショップ ... ウォルターの息子。父の血筋をひくハプニング系社会不適応者。IQ190。ウォルター博士があまりにエキセントリックであるゆえ、子守り役として彼は機能する。社会不適応者が子守り役というのもへんな話だが、ピーターとウォルターのあいだにはなんともいえないバランス感がある。父譲りの博学さで、ときにはアシスタントにもなる。過去に一悶着あるらしいが、いまのところ謎。

これまで見た感想

毎回いろんな事件が起きる。1話では飛行機の乗客が謎の全死亡。2話では****する赤ちゃん、3話では特殊能力に悩まされるサイキック男。といったトンデモ事件をウォルター博士ごじまんのトンデモ手法で解決していくというのがパターンみたいだ。ひとつ事件を解決する度に、全体の謎がちょびっとづつ明かされていく。

というパターンはX-Filesと似ている。このドラマが始まるまえから「X-Filesみたいなもん?」と噂されてた通りというか。でもコピーを見たようないやなかんじはしない。X-Filesはどちらかというと『陰謀重視』系だったと思うんだけど、Fringeは『科学の功罪』といった視点が重視されているようだ。現代科学の延長戦上にある架空SFギミックが多数登場する。

『マッシヴダイナミクス』ていう謎の大企業があって、これが大きな鍵を握るんだけど、秘密めいた女重役なんかがでてきて敵だか味方だかわからない。ブレードランナーのタイレル社みたいな雰囲気。ひとつひとつの要素は「これどっかで見たな」的なんだけど、全体としてはオリジナル感があってなかなかおもしろい。

私、思うんですけど、SFファンって、新しいもんを見たい欲求と因習的なSFワールドに浸っていたいという欲求が混合してるんですよね。だからあまりに突飛すぎるもんを見せられると拒否するし、かといって昔からあるようなもんを見せてもコキおろすというやっかいな人種だと思うんですが、Fringeはいまんとこそこらへんのさじ加減が微妙にいいというか、私はじゅうぶん楽しませてもらってます。みなさんはいかがですか。

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