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ドクターフー/Doctor Who :: 2-13 :: Doomsday (2) :: ネタバレ

transドクターフー/Doctor Who。シーズン2の第13話。シーズンフィナーレの後半エピソード。ロンドンじゅうが大パニック。
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フィナーレはあらすじ紹介はナシにしよう。感想だけにしときます。以下、私の感想文。

シーズン2になってドクターは見ためがずいぶん若くなりローズとの関係が微妙にズレてきて、ほのかに恋愛ムードになってきちゃってるなと思っていたら、最後にきて悲しくもそれに終止符が打たれた。恋愛ムードといってもそこはちびっこも安心のBBCなので、ナニしちゃったりするシーンは一切ないけれど、そういう描写はないけれど、2人は間違いなくお互いにバイブし合っている。でも2人はムリヤリ気味に「わたしたちは同志なのだ」と心にブレーキをかけていて、そのギリギリ狭間の臨界点で揺れているというかなんというか、あえてナニしないからこそますます強固な絆が生まれてしまうこの2人はモルダーとスカリーに似ている。

んじゃカレシのミッキーの立場ははどうなるんだというと、彼の立ち位置を物語る会話がある。戦うミッキーを見たローズが「あなたはいちばん勇気がある」というとミッキーはニヤリと笑って「んじゃドクターはどうなるんだ?」と聞く。ローズはちょと困ったような顔になり「『人間の中でいちばん』という意味だよ」と答える。そうなのだ。ドクターは人間じゃないのだ。

ここで私たちはシーズン2の3話の "School Reunion" のドクターの台詞を思い出す。数十年前に相棒だったサラに再会し、そしていまローズと旅をしている自分の運命を顧みて彼はローズにタイムロードの自分の心情を告白する。

「君は年を取る。だから死ぬまでぼくといっしょにいられる。でもぼくは年を取らないから死ぬまで君といっしょにはいられないんだ」

このストイックなヒロイズムに惹かれるちゃうんだよナ。スーツにスニーカー履いてても許す!いいですか。あなたや私がノンキにテレビを観てられるのも、ドクターが宇宙の未来と平和を守ってくれているからだということを忘れてはいけない(ホント!)。

私の感想を読んで「なんだメロドラマになってるのかバカヤロ」と思ったあなたも安心して欲しい。フィナーレはアクションも盛りだくさんのメガトンスペクタクルです。サイバーマンとダレクの軍団がロンドンの町を襲うんだよ。懐かしい人たちも出てくるよ。ひぇ〜。

シーズン2はこれにておしまい。パチパチパチ。ローズは降板。次回は2006年クリスマスの "The Runaway Bride" にリターンです。

気になるドクターの次回からのコンパニオンですが、Freema Agyeman、役名はマーサ・ジョーンズに決まっているようです。ドクター役は変わらず。デヴィッド・テナント。毎シーズンに変わるわけではないんだな。BBCのオフィシャルサイトに行くと、インタビューのビデオやら壁紙やらゲームやら盛りだくさんで楽しいよ。

ローズ・タイラー、サヨナラ〜泣。You're so fantastic!

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