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デクスター/Dexter :: 2-06 :: Dex, Lies, and Videotape :: ネタバレ

transデクスター/Dexter。シーズン2の6話。ネタバレ。
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SPOILER ALERT!!!
ネタバレです!!!

前回発見したハリーとローラの秘密のテープの続きを聞いてみた。「こんどまたブツが入荷する」「証拠を盗んでくれ」「むり!殺されちゃうヨ!」という内容は前回のとほぼ同じだが、そこから先がギョギョギョであった。ふたりは言い争っていたが、ローラの声音が急に親密になり「ふふ、あとで会える?」といった。ハリーは「オイオイ、テープが回ってるんだぞ」とあわて声。そのあとにふたりのひそやかな笑い声。ハリーが「まいったなこりゃ」とオヤジ笑い。てわけで、ローラはハリーの愛人だったと確実である。デクスターは胸くそがわるくなった。ハリーはぼくの母を愛していたのか、あるいは利用しただけなんだろうか。「いっそヤク中だったほうがましだ」と思った。

翌朝。ライラに話してみた。自分がシリアルキラーなんだってことはもちろんナイショだが「ぼくはずっとハリーの教えを守って人生をやってきたんだけど、ぜんぶうそだったんだろうか」という悲しみを打ち明けた。ライラはバッサリ答えた。「どっちにしても同じ。あなたはヤク中。ハリーがなにを教えようがあなたは道に迷ったでしょう。ひとはいつか両親と価値観の違いを気づくもの。フレッシュにスタートしなさいヨ」というようなことを述べ、最後はこのようにきっぱり断じた↓

Whatever you thought, whatever you did doesn't matter. Now you get to figure out who you are.

あなたが過去にナニをしたかは問題じゃない。いまのあなたがナニモノかってことを考えなさい。

ライラは "who you are" ていうとき、いつも「ふー、ゆー、あー」と強調アクセントで話す。そしてデクスターの顔をぢっと見る。その顔はsexyなモーゼってかんじであり、デクスターは魔法にかけられたようになる。それをいってほしかった!みたいな。デクスターはライラという女にaddictしてるんじゃないかともいえる。

その足で署に出勤。ライラがいったことをおさらいしつつ、ぼくはナニモノなんだろうなー、そもそもぼくはなにがしたいんだろうなー、いまはコーヒー飲みたいなーって考えながら歩いていったらデブラがいた。「いよう。昨夜はリタんち?」と挨拶されたが、隣にドークスがいたせいか、あるいはめんどくさかったからかわかんないが無視して歩いていっちゃった。デブラはキーッとした。ドークスが「おまえのアニキはヤク中だよな?」と聞き、彼は妹だから知ってると思って聞いたんだが「ははは。ハイになってんのか?デクスターはタバコも吸わないヨ」といわれてなぬぅと思った。彼はデクスターがNAにいってることを発見したとき、すべてはこれのせいだったかと疑惑を取りさげたんだが、またまた怪しく思えてきちゃった模様。

ランディが現れて、BIG NEWSを知らせた。パトロール警官が昨夜ベイハーバー・ブッチャーに監禁されたという男を保護したそうである。デクスターにとって身に覚えのない話であるからこりゃラッキー。しめしめと思ってたら、ランディはデクスターを呼んで「現場で鑑識仕事をやってくれ」といいだした。タスクフォースの鑑識はマスウカがやることに決まってるんだが、ランディはわざわざ彼を指名。ラグエルタに「いいかな?」と許可を求め「マスウカくんはラボ仕事がある。ぜひ手伝ってくれ。ひるめしオゴるから」といった。こういわれたら引き受けるしかない。ランディは「君はシリアルキラーにずいぶん入れ込んでると聞いたぞ。仲良くしようね」とニッコリ顔。なんかおっかない。

ところで現場から外されたマスウカは不機嫌だが、それは自分がインターネットでネカマ活動をしていたのがバレたせいだと思ってるみたいだ。ランディはその点についてなにもいわず、顔をしかめただけだったが。久々にマスウカのギャグが見れた。相変わらず変態チックでよい。本日マスウカの一発目が快調にキマった↓

Agent Lundy. So, I hear a rumor you're tracking all our internet activity. So, is it true? Cause I can explain all that she-male stuff.

ランディ捜査官。署員たちのネット活動を洗ってるって聞きましたけどそれほんと?ぼくが女の子のフリしていろいろやってるのはワケがあるんですヨ、お願い聞いてくださいー。

マスウカは必死顔で食い下がったが、ランディは顔をしかめただけであった。はははははは。

デクスターはランディたちといっしょに、ベイハーバー・ブッチャーが男を監禁していたという現場にきた。そこは海沿いにある貨車コンテナ置き場。男はコンテナの中に監禁され、自力脱出したと証言した。「そいつはおれをロープで縛って、ベイハーバー・ブッチャーだと名乗った。おれはさいきん刑務所から出てきたばかりだから狙われたんだと思う」とわーわーしゃべったが、ランディとデブラは「あっそ」ってかんじである。うそくさいというか。デクスターは男をチラと見たが、知らない顔。

デクスターは鑑識なので監禁の現場にいった。エンジェルが待ってて「じっくり調べてくれ。ベイハーバー・ブッチャーがいた現場なんだからな。おれたちはかつてなくヤツに近づいた」と述べた。デクスターは「君が思ってるよりもずっと近くにいるよ」と思ったけど黙っといた。さて、そこはゴミだらけのコンテナで、秩序と清潔を重んじるデクスターのやり方とはまったく違う。ひとめでアマチュアの模倣犯の仕業だなと思いつつ心の声↓

Killing tools left behind, I'd never be this careless. Whoever did this would never pass Harry's muster. Then again, neither would Harry. He lied about my past. He cheated on my foster motherwith my biological mother. Maybe Lila's right. It's time for a new set of standards.

殺人の道具がほっぽりだされてある。ぼくはこんなバカじゃないヨ。これをやった者はハリーのテストにぜったい合格しないな。でもそのハリーはぼくの養母を裏切ってぼくの母と寝ていた。ライラは正しいかも。新しいぼくにならなくちゃいけないんだな。

そこにランディがきた。彼もこの犯人はニセもんだと気づいているみたいだが、すぐにそういわない。彼はデクスターとの会話を楽しみたいのだ。「もし君がベイハーバー・ブッチャーならこんな場所を選ぶ?」と質問した。デクスターは慎重に答えた。「そうですね。いい場所じゃないですか。ひとけがなくて静かだから。でもちがうと思う。彼のMO(= modus operandi = mode of operation = 犯人の習慣/くせみたいな意味)に一致しない。こんな汚い場所で彼は殺人しないでしょう?」「だね。ベイハーバー・ブッチャーはいつもクリーンだ。ひとによっては『強迫観念的』というかもしれんね」「『強迫観念的』ですか。へー」

ランディは残された凶器を指さして述べた。「このオノはずいぶんズサンだ。ベイハーバー・ブッチャーはもっと繊細な手術用の道具を好むだろう?」「例外があるかも。いろんな道具を混ぜて使ってる可能性もある」「ロープを見ろ。彼はガムテを使うだろ。そして透明ラップでグルグル巻きにする」。デクスターは透明ラップのことまでバレてるのは初耳だった。「なんでわかるんですか?」と聞いたら「皮膚が圧迫されてるパターンからわかった」という。へーと思ったらさらにランディはこういった。「ブッチャーは自己喪失に悩んでいるのかもしれんね」だそうである。なんだかおっかない!デクスターは「それあるかも」と無難に答えておいた。ランディは「こりゃニセだろうな。ベイハーバー・ブッチャーを崇拝してるオバカな模倣犯の仕業だな」「そんなかんじですね」

デクスターは「なにか手がかりはありましたか?」と聞いてみた。「監視カメラからなにか出てくるといいんだけどね」といわれてギクリとした。ランディは捜査対象のマリーナに監視カメラを設置したことを話し、デクスターがCoral Coveにボートを泊めていることにも触れた。平静を装いつつ「もっと早い段階で監視を強化すればよかったですね」と答えた。ランディはニコニコ顔で去っていった。ががーん。デクスターは気絶しそうな顔つきで目が泳ぐ↓

Has Lundy seen me on the tape? Is that why he invited me along today to mess with me?

ランディは監視カメラのテープを見て、ぼくを動揺させるためにここに来させたんだろうか?

その後、署に戻って監視カメラのことをデブラに聞いてみた。そしたらコンピュータのシステムがどーのこーのといって、録画はされてるがまだそのフィード映像を見れないんだと教わった。てことは、昨夜の映像は録画されちゃったけどまだだれにも見られていないということか。ふぅ。クビの皮一枚でぶらんぶらんしてると知った。今夜中にそのセットアップが終わって見れるようになるそうである。なんとかしなくちゃ!

こちらはリタ。彼女のママは前回のドタバタを経てマイアミに居座ることになっちゃったが、そのママがデクスターのスポンサーが女性であることに興味を示し「そのライラちゃんをうちにご招待しなさいヨ。デクスターがお世話になってるんだからわたしたちも会わなくちゃ」とめんどくさいことをいいだした。あーあー。

てわけでライラをリタ家に招いてディナー。リタは頬をぴくぴくさせつつこのイロっぽい女を観察したが、ライラはこの状況をすべて理解しており、なんとかうまいことやった。デクスターの身を案じるスポンサーという役割を無難に演じたが、会話のところどころで自分はデクスターの職場にいったことがあるとか、デクスターのママのことなんかにも触れるので、デクスターはヒヤヒヤのしどおしだった。ライラの行動は予測がつかないから。いつ爆弾が投下されてもおかしくない雰囲気だったが、なんというか、表面上はフレンドリなディナーであったのであり、ライラは「ごちそうさーん」といって、デザートを食って帰っていった。ふぅ。デクスターはほっとひとあんしん。でもやっぱり爆弾が投下されちゃうのだが、それはまたあとで。

リタはライラを送り出したら子宮が熱く燃えさかるのであり、皿洗いをしながら「デクスター、わたしだけを見て〜」モードになり、抱いて抱いてブチューブチューと熟女攻撃した。デクスターはその前にあの監視カメラの映像をなんとかしないといけないので「少し待て。あとでぼくんちにおいで」といい残して去った。リタはジレちゃう!

その頃デブラもデート中。相手は仲直りしたゲイブリエル。「あなたが子供の本の作家だったとは知らなんだ!」「おれみたいな筋肉男は家畜を追ってるほうがお似合いだっていいたいんだろ?」「私は子供向けの本なんか読んだことがないヨ。パパがしてくれる寝物語は警察の話ばかりだったから。わたしはそのときだけパパをひとりじめできたんだ」と話してたら、死んだパパから連鎖反応的にランディのことが思いだされた。

デブラはこのキレ者FBIのおじさんをすごく尊敬していて、父親みたいな風に思っている。優しくて頭がいい。自分に道を与えてくれる上司っていうのはいいもんだが、ところがさいきん、そのランディが「モーガン!」と呼ぶとき、それは自分じゃなくてデクスターであることが多くなってきたので彼女はツマンナイ。子供の頃にパパとデクスターがしょっちゅういっしょにいたのが悔しかったという切ない過去がオーバーラップしてくる。とはいえ、いまは大人だからそれが原因で怒るということはないが、なんかヤだなー。ちぇ。みたいな。

「とにかくランディはスゴいんだヨ!あたまがいーんだ!」とわーわー褒めたら、ゲイブリエルはニタニタ笑いをしつつ「そのオッサンに惚れてるな?ひとめボレってヤツ?」とからかった。「んなわけないっちゅうの!」「ほんとのこといえ」「イヤンバカーン」

デクスター。リタの家を出て、署に来た。無人。証拠隠滅を図ったが失敗した。タスクフォースの部屋の扉には特別製の鍵がついてて、容易にピッキングできなかったのだ。むりやりコジ開けたら怪しまれる。ランディはあたまがいいなーと感心して、そのまま退散。こまったなー。どうしようかなー。やばいなー。

やることがなくなったので家に戻ってリタとランデブー。熱いカラダを持て余した熟女がブチュー。「デクスターデクスター」と呼んでベッドにゴロゴロ。いっちょうやるかと思ったら電話が鳴った。留守電が応答したんで、相手の声が聞こえた。ライラである。デクスターのアパートがブッ飛ぶ爆弾投下5秒前。

Hey, Dex, just calling to check in, thought we could do the debriefing on dinner. I thought it went well, don't you? Rita's sweet, very Martha Stewart. She's got quite the rod up her ass, doesn't she? By the way, I am such a twat. I can't believe I almost slipped up about your mum. Mind you, it could have been worse. I could have spilled the beans about our road trip. Can you imagine Rita's face if I told her that you and I had spent the night together in a hotel?

ハロー、デックス。ナニしてんの?今日のディナーの反省会しようと思って電話したわよん。わたし、うまくやったでしょ?リタってモロ典型的なマーサ・スチュワートだね。怒りっぽくて自分の考えを変えないタイプでしょ?きゃは。わたしってばイヤな女かも。うっかりママに口を滑らすところだったわ。わたしらいっしょにホテルに泊まったなんていったらどうなってたかしら。リタの顔が見てみたいもんだわイヒヒ。

ひぃいいい。リタはヒキツリ顔になったかと思うと、どわーーと怒りの大魔神に変身。「あわわ」とパニクるデクスターにドドドと絨毯爆撃を炸裂。「わたしはなんてバカなんでしょ!あなたが他の女と寝てるあいだに、わたしはママにあなたのことを必死で弁護してたんだから!あなたはポールと同じだ。てか、もっとひどいよ。わたしを信用させてたんだから!お別れです!もうおしまい!」と叫んで強制終了バタン。デクスターはモゴモゴしつつ「ちょ、ちょっと話を聞いて。そんなんじゃないの」といいわけしようとしたが、彼女はお別れだといって出ていっちゃった。そりゃ怒るわな。

その晩、リタはママに打ち明けてわんわん泣いた。ママは「わたしがいるからだいじょうぶ」と満足顔。こちらも魔女みたいでこわいです。

翌朝。デクスターが死んだような顔つきで着替えてたら、デブラが起きてきた。彼女は昨夜遅く帰宅したんだな。アニキのようすがへんなのに気づいた。いつもへんだけどもっとへんだからへんだなと思ったのだ。「どしたの?」と聞いて、リタにフラレたと知ると、彼女は男らしい口調で女らしいアドバイスをした。「女が頭にきちゃったときには、気持ちと正反対の言葉をいうんだ」そうである。「嫌いだとか、うそだったとか、"you're hung like a grape(あんたのおちんちんはグレープみたいにちっこい)" とか。でもそれはぜんぶウソ。男は女を追いかけなくちゃいけない。早く追いかけて説明しろ。リタを失っちゃいけない!」といわれた。勉強になるなー。

そこにデブラのケータイに着信。デブラは短く話して電話を切った。それはランディからで、今朝はだいじな会議をやるといってて「その会議にはデクスターもぜったい連れてこい」と本指名だそうである。デブラは兄が有能だから呼ばれたと思ってるが、デクスターはイテテと思う。かなりヤバい。本日逮捕デーかも。

マイアミメトロ署。主要メンツが集まってマリーナの監視カメラの映像を見る。みんなは興味深くディスプレイを見守り、デクスターは気絶しそうである。もうすぐぼくがここに出てくる。そしたらどうなるんだろ。あーあー。と考えてたら、ランディは「これを見よ」といってスライド写真を出した。彼が会議を招集したのは別件だったようである。なんだちがうのか。

ところで、このシーンではマスウカの本日2発目のギャグが炸裂した。フィード映像を見ながら↓

Masuka: Yeah, maybe you'll get to see some pontoon poon.

マスウカ:オーイエー。最高イカス○○○が拝めちゃうヨうひょお。
※これ書けませんわ!

ランディは「ベイハーバー・ブッチャーに殺されかけた」と主張した男の写真をみんなに見せた。ランディも他のみんなもこれは模倣犯の仕業であると信じているが、この状況はじつにまずいのであるとランディが説明した。ベイハーバー・ブッチャーの信者みたいな模倣犯がウジャウジャ出てきたらどうなるか。すでに求人サイトやコーヒーショップの伝言板などで「ブッチャー、○○を殺してくれ」なんてリクエストが出てるそうだ。バットマンになったきぶんで悪人を殺して回る連中がワンサカでてきたら、それはテロと同じである。テロとなればFBIは許さない。今後もし死人がひとりでも出たらば、現在のタスクフォース(マイアミメトロ警察とFBIの合同チーム)は解散となり、すべての捜査権はFBIに移ってしまう。君らには災難だ。だからなんとかこの犯人を捕まえなくちゃいけない。ていう話なのであった。

そこにエンジェルが遅れて現れ「犯人がわかった!」と容疑者の顔写真を見せた。それはオルソンていう男で、彼は被害者男と因縁があった。被害者男は強盗の前科があるんだが、彼はそのときオルソンの母親をひどく傷つけたという。エンジェルは「現在オルソンは行方不明。限りなく怪しいが、残念ながら状況証拠のみ」と興奮気味に報告した。ランディはエンジェルを褒め「なんとしても証拠を見つけるのだ!」とハッパをかけた。会議終了。

デクスターは憂鬱顔である。監視カメラの映像をどうにかしなくちゃいけないし、ランディが望む犯人が出てこないとFBIがワンサカきちゃうし、リタとどうやって仲直りしていいのかわかんないし。これがぜんぶ解決したら世界の飢餓問題に取り組もうとおもった。

という憂鬱を抱えつつデスクに戻ったら、そこにはドークスがいて、勝手に録音テープ(ハリーとローラのヤツ)を聴いていた。デクスターは怒った。「ナニしてんだバカヤロ」といったが、相手はドークスである。もんくあっかという顔つきで「おまえの指図は受けん。おまえはヤク中よりももっとヤバい隠しごとがあるんじゃないか?殴りたけりゃ殴れ。それこそおれの望みである」とじつにナマイキである。ムカーッ!

ラグエルタのオフィスにつかつか入っていって、ドークスの異常さを訴え「ずっと尾行された」と述べ「もうがまんがならん。アイツを正式に訴える」と直訴した。ラグエルタはこりゃたいへんだとあわてるのであり「訴えるのはいいが、その前にちょびっとだけ彼と話をさせてほしい」とお願いした。デクスターは了承。「それではあなたはどこか外にいって、おひるでも食って、頭を冷やしておいで」といわれた。そ、それは困る!と訴えたが「とにかく頭を冷やしてきなさい」と命令されてしまった。くそォ。

ライラの家にいった。彼女の家にいってわーわー文句をいった。「まったく災難続きだ。もうどうしていいかわかんない。君の留守電、リタに聞かれちゃったよ。彼女は出ていった。どうしてくれる!」と怒ってたが、ガガガーと感情が盛りあがったらそのままアニマルファックに突入。ウガーと抱きついてベッドでどたんばたん。やっちまえーーみたいな。

事後。

デクスターの心は平和で満たされた。ベッドのふたりは安らか顔である。こんなのはひさしぶりだなー。いいもんだなー。

Dexter: Which step was that?
Lila: The naughty one. What are you thinking?
Dexter: Absolutely nothing.
Lila: I guess we found a way to quiet the voices in your head.
Dexter: I guess so.
Lila: How do you feel?
Dexter: Much better, actually.
Lila: I guess I must be a good sponsor after all.
Dexter: Definitely.

デクスター:このステップはなんていうの?
ライラ:イタズラのステップだわ。うふふ。ナニを考えてる?
デクスター:なんにも。完全カラッポ。
ライラ:あなたの心の声を黙らせる方法がやっとわかったね。
デクスター:だね。
ライラ:どんなきもち?
デクスター:最高。
ライラ:わたしって良いスポンサーでしょ?
デクスター:そうだなぁ。

ライラとの熱情突発sexを経て満ち足りた平和地帯に達したデクスターは大満足で署に戻ろうと思ったらリタから着信。「きちんと話をすべきと思って電話した。いいわけがあるなら聞きます」だそうである。仕事の後で家に寄ると約束した。安らかになったと思ったら、トライアングル発生てわけで、さっそく次なる問題が浮上。

こちらはラグエルタ。彼女はドークスを捕まえて説得中。「デクスターにかまうな」といって最後通牒の警告をしたが、完全無視された。ドークスは「アイツはぜったい隠しごとをしてる。おれはわかるんだ」と頑固にいう。ラグエルタから見ればそれは妄想サイコパスの一歩手前であり、前のエピでもドークスの精神状態を彼女が心配するシーンがあったが、ますますもってこりゃだめだとサジを投げた。「デクスターがあなたに対して不服を申し立てたら完全アウト。あなたは警察をクビだよ」「おれはチャンスに賭けてみる」てわけで、ふたりは決裂した。

こちらはデブラとマスウカ。あっちこっちでバタバタしてるが、このふたりのランチタイムは平和である。めしを食い終わったとこだろうか。署の外でプカーリとタバコを一服。うめーみたいな。休憩中の大工さんみたいである。マスウカ、本日の3発目もキマった↓

Debra: I hope we nail his ass to the wall.
Masuka: I love it when you talk dirty.

デブラ:早いとこオルソンをとっ捕まえて、そのケツをクギで壁に固定してやりてえ。
マスウカ:そのダーティなしゃべり方がたまんねーよ。

この後、ランディがデブラに「君がタバコを吸うとは知らなんだ」とチト批判気味な口調で意見を述べ、デブラが自分の息を確かめるという小ネタがあったりするが、そんなことはどうでもいいんである。エンジェルがやっとこさ模倣犯の容疑者であるオルソンを捕まえてきた。弁護士同席で取り調べ。

これはだいじであるからして、ランディも参加するが、結局のところ成果はゼロだった。証拠がないから拘留できないし、家宅捜索さえできない。ランディはどうぶつクッキーを食いながら「これはカバちゃん?」とかいって、相手を挑発するような態度であり、最後に「まだまだこれからだ」みたいなことをいったがあれはただの強がりだろうか。

こちらはデクスター。署に戻った。みんなはオルソンの動向に大注目だが、デクスターは監視カメラの映像で頭がいっぱい。待ったナシのドタンバであるからして強攻策に出た。火災報知の非常ボタンを押したんである。署内にベルが鳴った。みんなは訓練だと思ってるみたいで「この忙しいのになー」とかいいつつ、外に出ていった。そのスキにササッと証拠隠滅。PCを操作して自分の姿が映ってるところを消した。ふぅ。これであんしん。あーヤバかったー。

このシーンでは、火災訓練のときにおまわりさんが着るようなオレンジ色のベストを着たマスウカが登場。本日4発目のギャグも絶好調。台詞の最後のキモ笑いが見事にキマって、マスウカ、勝ち越しです↓

All clear! Everybody out! Respect the vest. Don't make me take out my hose.

異常なし〜。全員避難せよ〜。このベストが目に入らぬかー。おれのホースを出しちゃうヨうひょひょ。

その夜、デクスターはオルソンの家に不法侵入した。殺すのが目的でなく、彼が犯人であるという証拠をつかむためにいったみたいだが、結局殺しちゃうことになった。オルソンは2件の殺人を告白。彼の部屋にはベイハーバー・ブッチャーの新聞切り抜きがたくさん貼ってあった。やっぱりグルーピーの模倣犯だったのだ。いつものように拉致監禁して透明ラップでグルグル巻き。場所はオルソンが選んだあのコンテナである。殺人の儀式を行う前にデクスターとオルソンは長々と会話をする。この中でデクスターは自分の揺れる心情を告白した↓

Dexter: This is what the kill room should look like. The inside of a big plastic bag. Of course, I spent hours working in this train car yesterday, so I'm not too worried about trace evidence. To your credit, your location was well chosen. It just needed a little cleaning, a few lights, proper tools, of course.
Olson: I did it because of you.
Dexter: No. You attacked those people because you wanted to.
Olson: Yeah, but you inspired me.
Dexter: I didn't.
Olson: With your principles.
Dexter: They're not my principles.
Olson: Of course they are.
Dexter: Don't tell me who I am. My whole life, I've done what someone else said I should do, been who he said I should be. I followed his rules. I stuck to his plan. I never stopped to think about what I wanted and what I needed. And now I don't know who I'm supposed to be. I'll tell you one thing though. I'm not the Bay Harbor Butcher. I'm certainly not anybody's role model.
Olson: What are you talking about, then? Who are you?
Dexter: I'll let you know when I figure that out. Though, I got to tell you, I am well on my way, because as sure as I'm standing here, I don't need to kill you.
Olson: That's relief.
Dexter: I mean that need that comes from within that always drives me to this table. I don't feel it. I'm in recovery.
Olson: Well, I mean, I knew you weren't gonna kill me.
Dexter: No, I'm gonna kill you. I have to. I just don't need to. It's very empowering.

デクスター:見ろ。殺人ルームはこうでなくちゃいかん。大きなビニル袋の中みたいだろ。ぼかあ、昨日この貨車を綿密に調べたから証拠を残す可能性はゼロだ。ひとつだけ褒めてやる。この場所はなかなかいいな。汚くて暗いのがよくないけど。あと殺しの道具もちゃんとしたのを使おうな。
オルソン:おれが殺したのはあんたのせいだよ。
デクスター:ちがう。おまえは自分がやりたかったからやったんだ。
オルソン:そりゃそうだけど、あんたに刺激されたんだヨ。
デクスター:そんなことない。
オルソン:あんたの主義がすきなんだ。
デクスター:ぼくの主義はこんなんじゃない。
オルソン:そんなことないよー。
デクスター:ぼくがナニモノかわかったようなことをいうな。ぼくはある人が決めたルールに従って生きてきた。それだけを忠実に守ってきたんだ。自分の欲望について考えることをやめられなかった。そしていまぼくはじぶんがどうあるべきかわかんないんだけど、ひとつだけいえることがある。ぼくはベイハーバー・ブッチャーじゃない。ぼくはだれかのお手本になれるようなもんじゃない。
オルソン:ナニいってんの?わかんないヨ!あんただれ?
デクスター:わかったら教えてやる。君にいわなくちゃいけないことがある。ぼくはいまここにこうして立ってて、確実にいえるのはだな、いまのぼくはおまえを殺す必要性を感じてないってことんなんだ。
オルソン:そりゃありがたいわ。
デクスター:あのね、ぼくがいってるのは、ぼくをいままで突き動かしてきた内なる衝動がなくなったって意味なんだヨ。ぼくは快方に向かってるわ!
オルソン:えーとさっき殺さないっていったんじゃ?
デクスター:いや、殺すよ。そうしなくちゃいけないもん。『必要がなくなった』っていってるの。とてもパワーアップしたきぶん。

ここでデクスターはオルソンをズバッと殺害してこのシーンは終わる。"I'm in recovery." といいながら殺人するちゅうのがいいですねー。これぞサイコパスってかんじで。このシーンの会話はとても意味深だけど、私は自分なりに解釈してみたんだけど、うまく訳せたような気がしない。日本語にするとどうしてもフィルターがかかったようになる。それがよくない気がして。あとから直すかも。直さないかも。英語のほうと照らし合わせてご覧になり、みなさんの解釈でお楽しみください。

その夜、ランディに率いられるタスクフォースは貨車コンテナを襲撃。デクスターが匿名コールをしたかどうかわかんないが、そこに死体があると知らせたのだろうと思われ。ランディたちはそこにオルソンの切り刻まれた死体を発見した。ひとめでベイハーバー・ブッチャーの仕業だとわかるようにわざわざ死体をそこに置いといたのである。これはランディたちにしてみれば気味が悪い。エンジェルもデブラも複雑顔となるが、結果としてこれのお陰でFBIに捜査権が移ることはなくなった。

デブラが「そりゃよかった!」と喜び、ランディが「それはいいが、マスウカのエロジョークにわしゃもう耐えられん」とデブラに愚痴をこぼし、それを聞いたデブラがウヒャーと喜んでふたりはハグをした。頭脳明晰クールなランディがマスウカごときにヘコんでいるという状況に母性本能が刺激されたんだろうか(私の感想)。

ラストはこのエピの見せ場である。

デクスターは仕事を終えてからリタの家に行く。ふたりの空気は重い。彼女はこわばった顔つきだが、同時にデクスターがきてくれてうれしいというのもあったりするので心中複雑。「さて、話してちょうだい。あの夜なにがあったのか」と聞かれたデクスターは、出来事を*ほぼ*正確に描写した。「ぼくが3歳のとき、ぼくの母はぼくの見てる前で殺された。その相手に会い、直に対面し、自分のきもちを整理するためのドライブ旅行だった」と秘密を打ち明けた。

リタはギョッとする。そんな悲しい過去があったのかと深く同情し、そのせいでヤクに手をだしたというのをスムーズに理解したものの「なぜわたしに秘密にしたのか?なぜライラに助けを求めたのか?そりゃライラはスポンサーだが、わたしはあなたの恋人だ。納得できん!」という疑問がわく。

デクスターはすまぬすまぬという調子で「君に話してわかってもらえると思わなかった」と述べた。リタはぐっとこらえる顔つきで「いまからでも試してみて」と絞りだすように述べた。なんとか感情をこらえて、この関係を継続させたいという刹那の表情。ジュリー・ベンツ演技うまい〜。

そして話は本題に突入するのであり「あんたらはえっちしたのか?」にデクスターは答えなければならない。「ぼくたちは隣同士の部屋に泊まった」と答えた。被告人みたいである。これはウソだってことは私たちは知っている。彼らは同じベッドに寝たがsexはしなかったんですよね。「えっちしなかった」を「別々の部屋に泊まった」に翻訳しちゃうのは大人がよくやる手である。

リタはすがるような顔つきであり、ふぅとひといきついて「てことはsexしてないってことですか?」と念を押す。デクスターは「してないです」と答えた。ここで初めてリタの顔にかすかな安堵が。よ、よ、よかったわ〜。わ、わたし、うれしいいいいわああああ。みたいな。ところが、次のデクスターのひとことでリタは絶望の淵に突き落とされるのであった〜。彼はこういったのである。

「そのときは、しなかった」

リタはやにわ立ち上がると「出てけ」と怒鳴った。てわけで話し合いは決裂。こんどは完全にアウト。破局。デクスターは嘘をつくよりも彼女を傷つけるほうを選んだのである。このシーンはこれといって特別ナイスなquotesがあるわけでもないが、ふたりの演技が秀逸である。見てると当事者になったみたいな気がしてくるわ!あーどきどきした。

ラストのデクスターのナレーション↓

There was a time I would have done anything to protect Rita. I would have even lied. But today I told the truth... even though I knew she'd get hurt. Maybe I am leaving the old me behind.

ぼくはかつてどんなことがあってもリタを守ろうとしていた。たとえ嘘をついてでも。でも今日、ぼくはほんとうのことをいった。彼女が傷つくと知っていてそうした。ぼくは自分の殻を破ろうとしているんだろうか。

※補足

エピガイでは『模倣犯』という言葉を使いましたが、英語では "vigilante" という単語です。これはそのまま訳すと『自警団員』と辞書に載ってますが、つまり『わるもんだけを殺して回るベイハーバー・ブッチャーの主義主張に共鳴して、バットマンになったきぶんで殺人を行うバカモノ』という意味と思われます。てわけでグルーピー的なcopycat犯罪者という意味合いで『模倣犯』としました。

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  • Title: 2-06 :: Dex, Lies, and Videotape
  • First Aired: 2007-11-04

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Recurring Role:

Guest Star:

Thanks to: imdb.com, tv.com

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