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デクスター/Dexter :: 2-05 :: The Dark Defender :: ネタバレ

transデクスター/Dexter。シーズン2の5話。ネタバレ。
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SPOILER ALERT!!!
ネタバレです!!!

カフェで順番待ちをしているデクスター。彼は行列に並びながら、まわりのひとたちをボケーと見る。だれかが読んでいる新聞にはベイハーバー・ブッチャーの記事がある。別のテーブルではふたりの男がこの噂のキラーのことをしゃべっている。というようすを見つつデクスターのナレーション↓

Most people hate long lines. The bank, grocery store, coffee bar. Not me. What a real glimpse of human nature? Stand in the way of someone's mocha latte. It also reminds me that the good people of Miami and I aren't so different. They have no more idea of what I am than I do.

みんなは銀行やスーパーやカフェなんかで行列に並ぶのが嫌いだ。でもぼくはすき。だれかがモカラテを欲しがってて、ぼくがそのあいだに突っ立って邪魔してるかと思うと、これって人間だなーみたいな気がする。それにこうしてると、マイアミの善良な人たちの一員になったような気がするということもある。ぼくという人間の、中身と行動のギャップを知ったらみんなは驚くだろうな。

なんてことをニヤニヤ考えつつ、赤ちゃんをダッコして財布を出すのに苦労しているママにコーヒー代をオゴってみた。あしながおじさんみたいである。女性は「なんて親切なの。神の使いだ」なんていうからきぶんがよくなった。その後、テーブルで待つデブラのとこに戻ったら、彼女はじつにうまそうにコーヒーを飲み「藻の分析結果を早く知りたい!ベイハーバー・ブッチャーをブチ殺したい!」とかいうんで、こわいなとおもった。

藻っていうのは犯人が(つまりデクスターが)死体を沈める重しに使った石に付着していた藻である。これを調べれば犯人のボートが特定できるんじゃないかっていう話で、デブラたちはこれにBIGな期待をしてるのだ。

デクスターの電話が鳴った。呼ばれていったらそこは殺人現場で、ドークスとラグエルタがいた。ガレージトイショップの店員が頭を割られて死んでいた。残虐な手口であり、カネは奪われていないから怨みだろうか。デクスターは血痕を見てサクッと凶器を特定した。頭いい。そして現場にあった『ダーク・ディフェンダー』っていうヒーローもののポスターに興味を持った。バットマンみたいなやつ。かっこいいけどマイアミでこの格好は暑苦しいなとデクスターは思った。

その後、NA(= Narcotics Anonymous)にいってヤク中男の告白を聞いてたら寝てしまった。悪夢を見た。母ローラがコンテナの中で惨殺されるあのシーン。でもいつもの夢とちょっとちがう。彼女がチェーンソーで殺される直前、そこにダーク・ディフェンダーになったデクスターが現れて、3人の敵をやっつけて母を救った。そこで目が覚めた。隣のライラにヨダレを見られた。

デクスターはライラに夢の内容を話して「母は殺されたんだ」と告白した。他人にこれをいうのは初めてだそうである。ライラは「この場合、救われるべきはママじゃなくてあなたかも」と鋭い指摘。そして次のようにアドバイスした↓

Lila: Dexter, if these guys are behind bars, you need to confront them. If they're dead, hell, go piss on their graves. But you need to do this whatever it takes. So you can get closure. How else do you expect to get better?
Dexter: I never expected to get better.

ライラ:デクスター、もし犯人たちが刑務所にいるなら会うべきだ。もし死んでるんならそいつらの墓にオシッコをかけてやるのよ。なんとしてもやらなくちゃ。あなた自身でケリをつけるの。それをしなくて快方に向かうわけがないでしょ?
デクスター:快方に向かうなんて考えたこともなかったヨ。

さてこちらはリタ。現在リタの家にはガミガミママがミシガンからやってきて居座っているが、このママがえらいことをいいだした。家に闖入したアルマジロ退治のためにやってきたデクスターにNAの書類を見せてこわい顔。彼女はそれを引き出しに発見し、デクスターが麻薬中毒者だと知ったのだ(ほんとはちがうけど)。元夫のポールを引き合いにだし「あなたはアイツと同じ。娘が不幸になるのを見てられません。彼女と子供たちのことを思うなら、黙って去りなさい」と問答無用である。ひぃいい。

その後、ライラの薦めに従って、ローラを殺した犯人を探してみた。3人のうちひとりは死亡、ひとりは終身刑、残るひとりはうまいこと刑務所を逃れ、フロリダのNaplesでバーを経営しているとわかった。さらに当時の取り調べの録音テープが出てきた。この内容は衝撃的だった。

1973年になされたハリーとローラの秘密の会話。デクスターはふたりの肉声を聞いて戦慄した。ローラは「もうヤバい!むり!はやくアイツを捕まえて!」と泣き、ハリーは「あと少しだけ頼む。ぜったい君と子供たちを守るから」と命じていた。ローラはハリーの情報提供者だったのだ。この会話の後に彼女は殺されたのである。ハリーはその罪悪感からデクスターを養子にしたのだと知った。大ショック。これ以上は聞けなかった。ハリーに裏切られた思いでいっぱいになる。このシーンでは、怯えるローラが「わたし、だれかに尾けられてるかも」といった。これが後になってデクスターをさらに絶望させることになる。

デクスターが署で仕事をしてたら、ライラがきた。大胆である。彼女が署の入り口にいたところにエンジェルが通りがかって、このお色気ムンムンのミニスカねーちゃんがデクスターの友達と知ったらにんまりであり「おれが案内するよ」と招き入れた。彼女はエンジェルに「わたしはデクスターのデコレーター(インテリアのお手伝いをするひと)」と自己紹介し「あーら、素敵なお帽子」と褒めた。エンジェルはメロメロ。

デクスターが血痕の分析をやってたら、ライラがつかつか入ってきて「ハーイ!」と挨拶した。エンジェルはうれしそう。おまえはカワイイ娘を知ってんなーみたいな。「あとでおれのデスクに寄りなよ」とマイアミスマイルを残して去っていった。ライラはスポンサーなのだからこんなところに友達ヅラしてきちゃいけないんだけど、彼女はそんなの知ったこっちゃない。「あなたのママを殺したヤツはどこにいるかわかった?」とズバリ質問。デクスターは「わかった」と答えたんだが「んじゃどうする?」と聞かれてモゴモゴしちゃうんだが「今夜いっしょにいこう」といわれて同意した。完全にペースを握られてます。

クルマで2時間の距離である。リタやデブラにないしょでふたりでドライブ。リタにはうそをついた。着いたらモーテルにチェックインして、ライラはそこで待つ。デクスターがひとりでバーにいったらそいつはいた。ジロリと睨んでビールを注文した。無言で閉店まで居座った。相手はこの気味悪い客に嫌気が刺し「はやく帰れ」と急かした。デクスターはついに相手にいいたかったことを述べた↓

You stole my life. I'm not the person I'm supposed to be. Because you took someone from me.

おまえはおれから人生を奪った。おれはおれでなくなってしまった。おまえがおれから大切なひとを奪ったせいだ。

デクスターはライラにいわれた通り、いいたいことをいって出てくるつもりだったんだけど、相手のナマイキ顔を見てたら我慢ができなくなった。「やっぱりだめだわこりゃ」と相手をボコン。足腰を立たなくしといて、バーの鍵をガチャン。「1973年!港のコンテナ!チェーンソー!思いだしたかコラー!」と叫んでメッタ打ち。バットでボコボコである。相手はやっと思いだしてグダグダといいわけをした。このまま殺しちゃおと思ったら、なんとそいつは「ローラは警官とデキてたんだ。尾行してファックするのを見た」なんていいだした。ががーん。デクスターは度重なるショックで心痛ズタボロ。なんでもええからブチ殺す!と思ったらライラから着信。彼女は必死でなだめてデクスターを落ち着かせた。結局、殺すのはやめにしてモーテルに戻った。ライラに抱かれて眠った。

朝起きたらライラはじぶんの秘密を話した。自分のすべてを奪ったバカ男を焼死させたことがあると告白した。彼女は復讐のためにそいつの家に火をつけてやったんだが、殺すつもりはなかったんだが、そのとき男は家の中で気絶してたと後でわかった。罪には問われなかったが、ひとを殺したという気持ちに苦しんでNA入り。それが彼女のトラウマ。罪悪感というより「自分の中にこんな悪魔がいた」と知って恐怖に陥ったようである。デクスターは「そいつは死に値するクズだったんだろ?」と聞いたら、ライラは「そうだ」と答えた。デクスターは「それなら君は間違ったことをしていない」と慰めた。デクスターは前にもこの台詞をいったことがある。自殺した少年にも同じ質問をしてました。

この日以来、デクスターとライラはお互いの大きな秘密を共有した。これがライラの目的だったのだろう。だれかと仲良くなりたかったら秘密を共有するのがいちばん手っ取り早い方法だから。

その他のイベントも進行中。まとめて書く。

ベイハーバー・ブッチャー事件を追うタスクフォースはBIGな手がかりをゲットした。藻の分析結果から犯人が使ったとされるマリーナが3つに絞られたのである。Turkey Creek、Sunset Keys、Coral Cove。デブラは「Coral Coveにはパパが残したボートがあって、デクスターが使ってる」といい、エンジェルは「そこはかなり安いんだ。警官の給料でも払えるくらい」といった。ランディは「それじゃわたしはデブラといっしょにそこを調べよう」といい、みんなで手分けして犯人のボート探しをすることになった。

デブラはランディといっしょにCoral Coveに来た。デブラはやるきまんまんで「犯人はレンタルのボート使ったかも」と意見を述べたが、ランディは「マイアミは暑いなー」といって、靴と靴下を脱ぎ、足を水につけてひるめしを食いだした。デブラはムッとしつつ「レンタルのログを調べてどーのこーの」と自分の考えを述べたら「ぼかぁ1時にひるめしを食うことにしてるんだ。覚えてくれたまえ」といわれた。「わたしの話聞いてるんですか!」と怒ったら「きみは落ち着きがないなー」とニコニコ顔である。なんだこのノンビリさんは!と思ったら、ランディはそうしてるあいだも鋭く観察してたようであり「レンタルらしきボートはひとつもない。この場所は夜になったらひとけがなくて暗いだろう。ここを含めてみっつのマリーナに監視カメラを設置しよう」と鋭いことをいった。デブラはこの上司の着眼点に感心した。

ところで、デブラは新恋人のゲイブリエルとラブラブだったが、とつぜん彼女が怒って、一方的に破局するという事件が起きた。ゲイブリエルのラップトップをこっそり見たらば、彼はライターなんだけど「"Ice Princess" がどーのこーの」という内容のメールを見ちゃったのだ。出版社宛に本を売り込む内容の文面である。デブラはこれを見てブチキレた。

ゲイブリエルは「アイストラックキラーってナニ?マイアミを離れていたからわかんないヨ」といってたんだが、ココから先はデブラの推理だが、じつはコイツはインチキジャーナリストで、デブラの過去を知ってて暴露本のネタを得るために自分に近づいたんだなと思った。デブラはデブラなので、メールを見て瞬間沸騰。相手のいいわけも聞かずにバイバイした。ゲイブリエルがむりやりとめたら鼻の骨でも折られただろうが、彼は驚くばかりでそのまま彼女を行かせたので運がよかったといえるかもしれない。

「バカ男をフッた」と聞いたランディはゲイブリエルのバックグランドチェックを出してきた。小さな職権乱用であるが、刑事ドラマにはよくあるシーン。ことあるごとに神経質になってるデブラを安心させるためにそうしたんだが、さっそくソレが役に立った。ゲイブリエルは児童書専門のライターだったのである。 "Ice Princess" ていうのはたぶん絵本かなにかの題名だったのだろう。アイストラックキラーとは関係ナシ。ただの偶然。

デブラは自分の大ポカミスを知ってあちゃーと後悔した。ランディは「相手は骨折した?」と尋ね、デブラが「いえ、それはないです」と答えるとほっとしたようすであり「それならだいじょうぶだよ」とにっこりした。彼女は優しい上司のお陰で恋人と仲直りできた。またこのシーンでは、ランディが自分の妻を2年前になくしたと話してじわーんな告白があったりした。

こちらはデクスター。彼はマイアミに帰った後、リタのすすめに従って家に朝ゴハンを食べにきた。彼はママと顔を合わせたくなかったが、リタが「あなたにいてほしい」と説得したのである。昨夜、デクスターが男を殴ってた頃、こっちではリタとママは大ケンカをしてたのである。リタは一歩も引かず「ママが家族を捨てたいというならそうすればよい。だが、デクスターは去らない」ときっぱり述べた。ママのほうが出ていけといわんばかりであった。デクスターは心配げだが、リタは「今頃荷造りしてるんでしょうよ」と自信まんまん。

ママが遅れて出てきた。儀礼的な挨拶をした。朝からイヤーなムード。ママがしゃべりだした。「わかったわ。デクスターを信じることにします。わたしはいままで勝手なママだった。このわたしもこれを機会に変わろうと思う。わたしはマイアミに引っ越します。これからはずっとあなたのそばにいるわ」だそうである。ウハ。この逆転攻撃にリタはタジタジであり「ちょ、ちょっと、先生の仕事はどうするの?家は?」「仕事は辞めるとメールしました。家は売ります」ときた。さすがである。デクスターが「どこかいいアパートを探してみましょう」といってみた。ママは「あら、なにいってるの。わたしはこの家に住みますわ。デクスター、クリームとってくださる?」とにっこり。リタは発狂するかもしれない。

これだけでもじゅうぶんインパクトのあるラストだが、さらに驚きのラストが!デクスターは自分が使っているマリーナ、Coral Coveが捜査対象になったと知ってアワを食った。デブラが教えてくれたんである。「見張りが強化されるから、ボートをどかしたほうがいいヨ。そういうのうざいじゃん」といわれたんだが、彼女は監視カメラのことまでいわなかった。焦ったデクスターは夜になってマリーナに行き、自分のボートのそこらじゅうを入念にチェックし、血液反応が出ないように工作した。これであんしん。しめしめ。と思ってその場を去ったがそこには監視カメラがあった。ががーん。

最後のデクスターのナレーション↓

Harry taught me to lie and keep my darkest secrets from those around me... which is why I need to make sure there's not a trace of blood left on my boat. He also taught me not to rush to judgement, things aren't always what they appear to be... including Harry. And what about me? Am I the twisted Bay Harbor Butcher... or the valiant Dark Defender? Only time will tell.

Funny thing is I've met someone who doesn't care what I am. I suppose every hero needs a sidekick... Every villain, a partner in crime. All my relationships have been built on not knowing. But that may be changing. Imagine that... a life with no more secrets.

うそをついて暗い秘密を隠すことをハリーに教わった。だからいまこうやって血痕を消している。結論を急ぎすぎてもいけないとも教わった。物事を見ためで判断しちゃいけない。これってハリーのことじゃないか。このぼくはどうだろう。歪んだ性格のベイハーバー・ブッチャーか、あるいは勇敢なダーク・ディフェンダーなのか。時がくればわかるだろう。

ぼくがナニモノかっていうことにまったく無頓着な相手に出会ったというのはおもしろい。ヒーローには助っ人が必要なんだ。悪党のパートナーともいえるけど。ぼくはこれまで秘密を隠すことで人間関係をつくってきた。でも ... もしかして ... 秘密ゼロの人生っていうのもアリなんだろうか。

※感想

オンエアされてからずいぶん経っちゃいましたが、ぼちぼちデクスターのエピガイを書いていこうと思います。すでにご覧になった方もおさらい目的にでも読んでくださればうれしいです。

こんなこといったら頭おかしいと思われそうですが、こういうブログをやってる方はわかってくださるかもと思うのですが、エピガイを書かないとドラマを見た気がしないんですよ。台詞に味わいのあるドラマは特に。なんだかこれも心の病のひとつなのかなと思ったりして、そういうNAがあったら入りたいもんだと思いました。壇上に立って「じつはこういうブログをやってまして〜」なんてしゃべってたら、たぶんデクスターは居眠りをするでしょうけど。

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  • Title: 2-05 :: The Dark Defender
  • First Aired: 2007-10-28

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Thanks to: imdb.com, tv.com

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