date: 1/22 16:51
The Shield。野獣のようなルール無用の悪徳警官です。すごいなぁ。ジェームズ・エルロイを読んでからこれを見ると、昔もいまも変わらないなぁという感慨にとらわれます。LAってこわいとこなんですね。私のLAの住んでる友達は羊のように温厚なデザイナーなんですがヤツはこんなところで暮らしているのか。
The Shieldはずいぶん長く続いているFXの人気シリーズなのですが、私はちょっと乗り遅れてしまって、さいきん見始めました。今月からseason 5が始まっているので早く追いつこうと思っています。いまseason2の半ばまで見ました。いいですねぇこれ ... 1週間以内に追いつけそうです。なんというのでしょうか。20代の深作欣二が現在の米国LAに蘇ってジェームズ・エルロイと馳星周を読み込んだ後にTVシリーズのディレクターに抜擢されたらこんなかんじになるのではないでしょうかというドラマです(←わかんないすかw)。
暴力シーンで多用されるハンディカメラで撮ったようなブレブレの映像が臨場感モリモリです。音楽もよいですし。まるで報道映像のようなリアル感が「どすっぐずっがばっ」ってかんじで迫力あります。ストーリィも練り込んであり、登場人物のキャラクターも多彩で、全体のトーンとしては、限りなく悪の巣窟LAを描きつつ、絶望ギリギリ一歩手前の頽廃感を抱きながらも、首の皮一枚、希望へとつながる終わり方がナイスです。
これを見ててひとつ勉強しました。
CI - Criminal Investigator
情報提供者。犯人逮捕につながる有力情報を一ヶ月に少なくとも4件提出する。報酬は2000USD/月。
なんだそうです。
ほんとにこれあるんでしょうか。
2000USDという数字が、チンピラや売春婦の副収入としては悪くない金額だけれども命を賭けるにはバカらしい金額という点で妙にリアルだなぁと思いました。