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シャーク :: 1-01 :: Pilot :: ネタバレ

date: 9/24 22:06

シャーク/Shark 。ジェイムズ・ウッズ主演の新法廷ドラマです。パイロットはスパイク・リーがディレクション。

セバスチャン・スタークはLAトップクラスのカリスマ弁護士だが、その評判は賛否両論。彼が弁護して無罪を勝ち得た男が1週間後に妻を殺害するという事件があり、「勝てばナンでもいいのか〜」という批判の声も。だが彼は娘を愛する父親でもあって、世間で言われるほどには悪辣な人物というわけでもなく、現にその事件後は罪悪感に駆られた模様で、ふさぎ込む日々が続いていた。

そんな彼にLA市長から直々に要請があり「検察(DA)に転向しろ」といわれた。弁護士もヤリ手なら政治家もヤリ手というわけで、敵対チームの四番打者をヘッドハンティングするようなものか。彼はこの申し出を受けることにした。この瞬間、かつての敵陣がホームグラウンドとなる。彼は検察官として働くのみならず、若くて未来のある検察官たちのチームを任されることになった。だから教育係も兼ねる。「正義は神様に任せとけ」と言い切る彼は「勝つ」ための手法を彼らに伝授する。

イッパツ目の事件は殺人で起訴されている女性ポップシンガー。彼女はレイプされそうになったんだと主張している。スタークは若手たちを率いてこの検察官としての初仕事に取り組むんだけど、じつは彼には16歳の娘がいて、そして彼はいま妻と離婚するところで、娘の養育権をどっちが取るかで調停中だった。娘は母と暮すか父と暮すかを自分で選択する。彼には私生活面で大きなプレッシャーがあり、また被告の女性が娘のイメージとダブったりするということもあってますますシンドイ日々になっていくわけであった。

※感想

スパイク・リーがパイロットをディレクションするということもあって大変期待して観た。そして期待通りであった。ムダのないキャスティングで余力を感じさせる。主演のジェイムズ・ウッズは存在感がある。この人っているだけで空気に深みが出るというかなんというか。娘役のDanielle Panabaker(ダニエル・パナベイカー)との絡みもイイかんじだし、元々検察官でかつての敵でいまは味方となったジェシカ役のJeri Ryan(ジェリ・ライアン)のガンガン攻めてくるかんじも気持ちよい。また、4人の若手検察官たち、まだ学生のように見える彼らも各人個性があってパイロットを見るだけでサラリと違いがわかるよ。

法廷ものということでFOXのJusticeがライバルになるだろう。あっちのロンもすごいけど、こっちのスタークも魅力があって甲乙つけがたい。ロンとスタークが対決したらスゲーだろうなぁと誰でも思うでしょう。ノッケに挿入されているスタークの台詞 "Justice. What does this word mean?" を聞いたらいやでもロンを思い出してしまうな。場所もLAで同じだし。


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