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K-Ville :: 1-01 :: Pilot :: ネタバレ

date: 9/25 13:52

FOXの新ドラマシリーズ。カトリナの傷跡が残るニューオーリンズを舞台にしたクライムアクション。

SPOILER!!!

ネタバレです!!!

K-VilleのKはカトリナのK。2005年にニューオーリンズを襲った大ハリケーンは被害も甚大だったが、その後のブッシュ政権の対応の遅れが度々問題視された。「貧乏人は見殺しかよ!」と避難の声が高まり、各地で一揆が勃発した。途方に暮れる災害難民たちの映像は「これは本当にアメリカ国内なのか」と私たちは驚いた。その後も傷跡は続いている。ニューオーリンズの中で最も甚大な被害を受けたエリアを舞台にした犯罪ドラマがK-villeで、主人公はマーリン・ブレ(Marlin Boulet)という名の刑事と新パートナーのトレヴァー・コブ(Trevor Cobb)という。

Ninth Wardを復興しようっていうチャリティイベントで、拳銃乱射事件が度々発生し、ブレの友達のカジャていう女性が死んだ。フラレた元カレのしわざかとかいろいろ話があるわけだが、ぜんぶスッ飛ばしてしまうと、犯人は意外な人なのだった。チャリティを主催する側の人間で、地元のカジノ経営者の娘、クリスティナ・デュボアが人を雇って銃撃事件を仕組んだのだった。彼女はこれまで積極的にチャリティを催し、その度に「私はみんなの味方だ」「町を復興しよう」なんていう上品な台詞を吐きつつ、じつはウラではダミー会社を使って貧困所得層の土地をこっそり買い占めていたのである。「Ninth Wardに住んでると危ない」っていう噂が広まれば、貧乏人どもはサッサと立ち退くだろうと考えたらしい。地元の名士である彼女の父親は、娘がひそかにやっていたことを知ってショックを受けた。

チャリティ好きな優しい女性だと思われていたのが、じつは貧乏人を毛嫌いしていたという裏側が明かされたのだが、彼女はお金儲けのためにこれをやったのではないという。彼女は9年前に兄(弟?)がNinth Wardで強盗に遭って殺されたという過去があり、それ以来、憎しみを募らせていたと明かされた。罪を認めた彼女が口走る台詞。「わずか80ドルのために人殺しをするヤツらのために家や学校をつくってやる必要なんかない。カトリナは災害じゃなくて、浄化だった。薄汚い連中は消えればよい」という無慈悲な言葉はそのままブッシュ政権への皮肉だろうか。

ラストはガツンとアクションシーン。クリスティナが雇った男たちは元イラク兵の傭兵チームで、なかなか手強いのだ。ここでかつてのブレの仕事仲間で元制服警官だったチャーリィという男がBIGなアシストをする。このチャーリィっていう男は、カトリナが直撃したときに家族が心配だからという理由で職場放棄をしちゃったヤツなのだ。以来、警官をクビになってブレから相手にされなくなったという自業自得男だが、どうしても信頼を取り戻したいと思ったらしくて、頼まれもしないのに捜査に協力してきた。

チャーリィのアシストのお陰でわるもん一味を逮捕できたのだが、彼はこのときものすごく危険な目に遭って死にかけた。傷ついてクルマごと海に落ちたのだ。銃撃戦のさなかにそれを目撃したブレは助けたくても助けられなかった。後にコブに語ったところによれば「ビビッちまった」ということらしい。だが、このときコブが海に飛び込んでチャーリィを救った。

ラストでは、ブレが家に帰ってきたら近所のみんなが屋外パーティをやってて「家売ります」の看板を焼き捨てていた。コブもいた。ブレは彼にチャーリィを助けてくれたことへの礼を述べるが、ここでコブの過去が明かされる。彼は経歴を詐称していたのだ。カトリナ被害で警察の犯罪記録がパーになったことに乗じてドサク

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