date: 8/20 21:09
It's Always Sunny in Philadelphia。シーズン2の10話。最高ファンタスティックなシーズンフィナーレ!
ディーがインターネットのMySpaceで遊んでいたらブルースという男と知り合って「ぼかぁきみのほんとのお父さんだよ」といわれる。ギョギョギョのOMGにビビったディーとデニスは、離婚した両親、父フランクと母バーバラを高級レストランに呼んだ。
つまり大声でケンカになってしまうと話し合いにならなくなっちゃうから、オシャレな高級レストランという場所なら話し合いもうまくできるかと子供たちなりに気を回したのであった。「今日は聞きたいことがあるんだけどさ ... 」とあらたまった口調で話す息子と娘を見たフランクは「おまえら、ヤッちゃったのか???」
とデカい声をはりあげて子供たちの気遣いはバッサリ否定され、ギャグのカウンターがヒットしたところで、母バーバラが登場し「ええ、そうよ。ブルースでしょ。ウフフ」なんてあっさりYESのお答えにフランクは大逆上してレストラン中を震撼させる熱いパフォーマンスを見せてバッタリ昏睡する。ウハ。最高〜。
一方、それを横で見ていたマックは自分の父に会いにいくことにした。
マックの父は刑務所にいて、ギャングみたいな怖い人だということを私たちは初めて知る。そしてチャーリーは(どういう経緯かわからないけど)お父さんがいないってことも明かされる。最後のオチはナイショ。すっごいおもしろいよ!
※感想
私はこのシーズンフィナーレのエピソードを観る前、「ディーとデニスに新パパ現れる!」っていう予告編を見てたので、つまりフランク役のダニー・デヴィートが降板になっちゃう流れなのかなと心配してた。でもそういうわけではないみたい。シーズン3があるかどうかはまだわからないけど、ゼヒゼヒやって欲しい。こんなおもしろいもんを途中でやめたら許さん!
"It's Always Sunny in Philadelphia" はいまのアメリカのショービズ界にない強烈な個性を放っていると思う。いかにもハリウッドのオーディションで選ばれましたみたいなアゴ割れ顔のイケメンとプラスチックなおねぃちゃんと大物プロデューサー&ディレクターの組み合わせっていうパターンは嫌いではないけれどそればっかじゃないですか。そんな中でこのドラマは完全に一線を画している。こんなインディーズみたいなドラマがFXでやってるなんてすごいことだと思う。
プリズンブレイクのマイケルはIQ200の天才だが、チャーリー・ディももしかして天才ではないだろうか。あの顔とあの空気。こんなにキュートな磁力を感じたコメディアンはウディ・アレン以来だ。ペットショップで身長40cmくらいのチャーリー・ディが売ってたらぜったい買う。毎日散歩にいったり、ゴハンをあげたり、遊んだりしたい。シーズン3を激しく待ちたい。チトえげつない表現が出てくるから万人ウケする内容ではないっていうのはわかるけど、でもこのドラマではいっさい人は死なないし、sexも出てこないから、とてもピースフルだと思う。しゃべってる内容がアレなんですけどネ。昼間っからビール飲んでるヨレヨレのTシャツ姿のgangはサイコーだ。あとテーマ曲もすごくいい。
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Writer: Rob McElhenney
Director: Daniel Attias