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バトルスター・ギャラクティカ/Battlestar Galactica :: 3-05 :: Collaborators :: ネタバレ

transバトルスター・ギャラクティカ。シーズン3の5話。このエントリはネタバレを含みます。
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SPOILER!!!
ネタバレ強です!!!
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ジャマ?の裏切りがバレた模様。タイ、チロル、アンダースその他3名の元レジスタンスたちが「23名を殺したのはおまえか」と尋問している。ジャマーは「おれはキャリーを助けた」とチロルに許しを請う。だが、やがて死刑が宣告され、ジャマーはエアロックから宇宙へポイ。それを見守る面々は沈鬱な表情で、アンダースは「これでいいのか」といって去る。その後、チロルはキャリーに処刑場から逃げたときのようすを聞き、ジャマーの話が本当だったと知った。彼らは闇の処刑チーム(?)を結成したのか。

こちらはバルター。サイロンに監禁されているが、ロズリンやアダマに「ああするしかなかったというあなたの立場はわかりますよ。過去は過去」なんて許してもらう夢をみているという相変わらずの現実逃避なキャラ全開。

バルターが消えたのでザレクが大統領に格上げされたわけだが、彼はロズリンと密談中。ザレクはロズリンを副大統領に指名し、自分はすぐに辞任するという。つまり、彼女に自分の地位を進んで明け渡すというわけだが、なにか要求があるんだなとロズリンは察知する。「んで、そちらの要求は?」と聞くと「もう政府を外から眺めるのはいやだ。私も加わりたい」と彼はいう。ロズリンはこの取引を快諾し「あなたを副大統領に迎えよう」とスマイル。2人は握手。

CICにゲイタが来て、タイが大逆鱗。彼を裏切り者と罵り「おまえの友達のサイロンにおれの目玉がどこにあるんだか聞いてみてくれ」と絡んでいたところにアダマが来て、タイを引き離す。「少し休め。命令である」

闇の処刑チームは裏切り者狩りを続行中。彼らは証拠を集め、有罪無罪の投票を行い、処刑して回っているようだ。リーダー格のタイが「これは正義の審判である」と強調するが、空気は重い。特にアンダースはこのやり方に疑問を感じている。

「次はコイツ」といって出てきたのがゲイタの写真。彼はバルターを助け処刑リストを容認したという罪に問われているが、ジャマーのように直接手を下したわけではなく、状況証拠のみ。だが4人が有罪を宣告。アンダースは「もうおれは降りるぜ」といって出ていった。チロルはダンマリ。

再びバルター。監禁中の彼の元にビアスが訪れ「あなたをここにとどめるべきかどうかで意見が割れている。そしてNo.6の決定に委ねられた」という。

アポロがアダマに「乗船したはずの人々が消えている」と報告していて、その13名の中にはジャマーの名前もある。アダマは「調査を続行しろ」と命じる。「んじゃ僕はナワトビの予定があるんでこれにて失礼」「ちゃんと続けろよな」(シーズン3に入ってからアポロは急にデブになった)

食堂。食事中のゲイタにスターバックが近づく。彼女は彼に怒っている。ゲイタは「僕は内通者としてレジスタンスに情報を流していたんだ」というが、彼女は信じない。「ヒーローになれてよかったじゃん」とせせら笑う。その場にいる他の者たちも疑いの視線。その中には例の処刑チームの一員もいる。ゲイタは無言でその場から去った。

バルターの元にNo.6がきた。彼女はサヨナラをいいにきたようだ。「せっかくあなたを守ってあげたのに ... 。もう限界よ。私はサイロンなんだからね」「君はマシンではない。君は私を愛しているし、君には私しかいない。そうだろう?」というバルターの叫びは届かない。

処刑チーム。アンダースが抜けた穴にスターバックが加わった。彼女は一連の説明を聞いて興味を持つが「これって違法でしょ?」と聞くと「ちがう。合法だ」とチロルにいわれ、大統領のレターヘッドの入った正式な命令書を見せられた。彼女は(私たちも)驚愕する。

「どうだ。おまえも入るか。陪審員になると思えばよい」とタイに誘われ、彼女の答えはYES。そしてゲイタは有罪だと告げた。そこにアンダースが乱入。スターバックを部屋の外に連れ出す。

「こんなことはやめろ。人々をエアロックに放り込んでいい気分になると思うか。あの処刑リストに載ってる人たちはおまえを監禁した張本人ではないんだぞ」と説得するも彼女の気は変わらず。2人はその場で破局した。

処刑チームはゲイタを拉致。エアロックに連行した。ここでの会話で、彼がじつは内通者だったのであり、そして彼のお陰でキャリーが救われたんだっていうことがやっとみんなにわかる。それだけではなく、彼はニューカプリカ脱出の糸口をつくった貴重な情報をもたらした男なのであった。チロルは彼の拘束を解いた。

ゲイタは「ぼくはできることをやっただけだ。でも他にもやれることはあったって思う」と述べ、去る。残された面々は茫然自失で無言。じぶんたちのやろうとしていたことのおぞましさに耐えられないという沈鬱が彼らを襲う。

ロズリンとアダマがザレクに「ナヌー?!」と詰め寄っている。タイたちの処刑チームの張本人はザレクであったと聞かされたところのようだ。このようなダークなやり方はロズリンの好むところではない。彼女は「すべての者は正当な裁判を受ける権利がある」と非難するが、ザレクはあたりまえのように言い返す。「もしすべての犯罪者を正しく一様に裁くならば、何年かかるかわからない。大統領になったあなたは毎日毎日死刑執行の書類にサインすることになってしまうだろう。ほんとうにそれでいいの?」とニタリ。つまり、彼はロズリンにはできないダーティジョブを、最後の大統領の仕事として行ったということのようだ。

翌日、ロズリンは大統領に就任し、スピーチを行った。「なにが正義でなにが復讐であるのか、この見極めは難しい。すべての者は等しくサイロンの犠牲者であることを考慮し、大赦を行います。いまから誰も罪には問われない。我々が未来に進むにはこれしかないと決断しました。みんなありがとう」。拍手。

バルターの元にきれいな着替えが届けられた。

食堂。ゲイタがみんなと離れて食事中。そこにチロルが同席。無言でいっしょにめしを食う。

※感想

重かったですね。ゲイタはなんでもっと早く自分が内通者だってきちんといわなかったのだろう。ていうか、私はロズリンが知ってるんだと思っていました。ロズリン -> アダマ -> チロルたちという風にそれが伝わって、彼が内通者だったということをみんなもあとから知ったと思っていた。

ロズリンは「ザレクはやっぱり怖いな」と彼を副大統領に据えたことに少し後悔したんでは?でも彼のいうことも一理あるよなぁ。とにかく重いエピソードであった。

唯一笑えたのはアダマのナワトビの台詞であった。彼はシーズン3から急にデブになったので「ナニゴト?!」とびっくりしたんだけど、私は当初、これは役づくりなのかなと思っておった。つまり怠惰な指揮官に成り下がってしまった彼がとつぜんヤルキを出してスッキリ元に戻っておぉヤルなぁという流れなんだろうと予測してたんだけど、そうじゃないのかな。このままなのかな。顔が変わってるもん。病気でもしたんだろうか。あのブヨブヨぶりはおぞましい。あれではチロルたちに処刑されちゃうよ〜。

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  • Title: 3-05 :: Collaborators
  • First Aired: 2006-10-27

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Thanks to: imdb.com, tv.com

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