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バトルスター・ギャラクティカ/Battlestar Galactica :: 3-02 :: Precipice :: ネタバレ

transバトルスター・ギャラクティカ。シーズン3の2話。このエントリはネタバレを含みます。
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SPOILER!!!
ネタバレ強です!!!
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ダックの自爆ミッションは大きな波紋を呼んだ。これを機にサイロン当局の締め付けはさらに激化。ローラ・ロズリンも独房入り。そこにバルターがやってくる。「時代は変わった」と彼はいい「自爆ボムはやりすぎだろう」というが、ローラは「無実な人たちを拘束し拷問してるサイロンはなんだ」と反発して話し合いは決裂。その後、彼女は解放された。

ジャマーを含むNCPのメンバが集結。そこにキャヴィルが現れて命令を下す。ジャマーが隊長のようだ。彼に「拘束者リスト」を渡して人間どもをつかまえてこいという。彼らは居住地のテントを急襲し、多くの市民を逮捕拘束した。その中にはチロルの妻キャリーも含まれていた。

その頃チロルはタイたちといっしょにいて密談中。タイはさらなる自爆ボムを敢行したいがチロルは消極的。ギャラクティカに向けて「地上では1150名の兵士が集結中」とメッセージを送った。彼がその後テントに戻るとキャリーの姿がなく、ベイビーが泣いていた。チロル、焦る。

こちらはギャラクティカ。アダマたちは、ニューカプリカに派兵してチロルたちと合流する作戦を立案中。士官たちは緊張した面持ちでやるき満々だが、アポロだけは脱力ムード。ここでの会話で「ラウンチキーが要る」「あれは簡単にはコピーできんよ」「オリジナルのラウンチキーを見つけさせよう」とアダマたちが話してるんだが、これはニューカプリカでサイロンに捕縛されたシップがあって、それらのラウンチキー(シップを起動するために必要なもの)をどっかにサイロンが隠してるからそれを見つけようという意味だろうか。一部聞き取れないところがあってちがうかもしれない。後日、きちんとわかったら加筆修正したいと思う。

チロルはゲータを捕まえて「なんでキャリーが捕まらんといかんのだ!」と彼を責める。チロルはゲータが内通者だと気づいていない模様。ゲータは「なんとかする」と答えて去る。

ジャマーが居住地のテントを訪れる。彼は自爆ボムの巻き添えを食ったはずだが、無傷で生きている。チロルは彼がNCPに入ったことを知らないので「まったくひでえことをしやがる」と彼に話す。チロルはゲータを裏切り者だと信じていて「ゲータみたいなやつは許せん」とジャマーにいう。ジャマーは罪悪感を感じる。

リオベン・コノイはスターバックを服従させるために新手法を編み出した。サイロンのラボでスターバックの卵子からベイビーを「製造」し、ケイシーと名付けて彼女に託したのだ。スターバックはケイシーを「それ」と呼び、かたくなに心を閉ざすが、リオベン・コノイはベビーフードとケイシーを置いて去る。単に肉体的な自由を奪って幽閉するのみならず、人間の心までも服従させようとするこのやり口は、ある意味レイプよりも高度にサイコパスでおぞましい。スターバックの心は次第に抵抗する気力を失い、リオベンに懐柔されていく。

再びギャラクティカ。アダマは地上に派兵するメンバーのリーダーにシャノンを選んだ。アポロは大反発。彼は「人類が生き延びることが先決である」と進言し「このようなギャンブルは容認できない」と説得するが、アダマの気は変わらない。シャノンはサイロンでありながら、囚人の身分から士官に格上げされた。

解放されたローラはタイの行った自爆ミッションを痛烈に非難。タイは「サイロンの味方になったのか」といったらビンタをされるも「あんたはナイーブすぎる。これが戦争っちゅうもんよ」といつもの調子。

ジャマーがシャノンにキャリーのことを尋ねる。彼女はキャリーの独房を訪問。訪問の意図がよくわからないんだが心配になってようすを見に行ったようだ。キャリーは怒って「わたしを出す気がないんならくるな」と追い返す(そりゃそうだ)。

新たな自爆ミッションが発生。タイが指令したと思われ。彼はギャラクティカが来るまでにせいぜい敵を弱らせておこうという腹なんだろうか。これを受けてヒューマノイドサイロンたちの意見は固まる。サイロンの圧倒的な力を維持するためにはもはや見せしめが必要だということになり、人間達200名以上を処刑する命令書にサインしろとバルターに迫る。この中にはキャリーやローラも含まれる。

バルターは拒否するが、銃で脅される。彼を擁護していたナンバー6はバルターの目前で射殺された。ここでまたあのナンバー6ユーレイがバルターの前に現れて「サインしないと殺されるわよ。嫌な仕事をしなければいけないときもある」と囁く。彼女はバルターの良心の呵責の安全弁になってるように思われる。バルターはサインした。

シャノンのチームが地上に派遣される。彼女は見送りにきたアダマに「なぜ私が信頼できるとあなたは信じるのか?」と聞くと、アダマは「わからない。それが信頼というものだ」と答える。じわーん。(でも本当にだいじょうぶなのかなとほんの少し思ったりする私)

キャヴィルはその後もタイの妻のエレンと情事を重ねていて、彼は彼女に内通者になれという。そうしなければタイはまた逮捕され「次は目玉だけではすまんよ」と脅される。タイのテントではチロルが「明日、2機のラプターがやってくる」とタイに告げる。タイはもちろん大喜びだが、シャノンがリーダーだと知ってそれが彼の気に入らない。彼らがテントで密談中にエレンがやってきて、ランデブー地点を記した秘密の地図がエレンの手に渡ってしまう。

NCPは命令書のリストにある人々を次々と拘束し、彼らをトラックに乗せて山奥への処刑場へ運んでいる。ローラ、キャリーに加えてザックもいた。処刑場にはキャヴィルも現れ、命令を下している。処刑直前、ジャマーがキャリーを逃がす。彼女は山中を走る。背後で銃声。

ランデブー地点に予定通りラプター着陸。シャノンチームとアンダースたちは合流した。そこにサイロン・センチュリオンが襲来。待ち伏せされた模様。山中で銃撃戦。

※感想

久々のリターンで身も心も陶酔です。これを「つまらない」という人はいないんじゃないでしょうか。見どころが多すぎてどう感想を述べたらよいのかわからないくらい。格が違うというんでしょうか。そこらへんのドラマが目先のratingにとらわれてツジツマ合わせに終始するような短絡的な脚本が多い中、このドッシリ感、はらわたの底から沁みてくるようなズガーンとくる世界感は他を圧倒するものがある。すばらしい。

ローラは死んじゃったのかな。

キントさんもいってたけれど、登場人物の名前がややこしくてエピガイを書くのに苦労しました。ヒューマノイドサイロンは何人かコピーがいるのでそれもややこしいです。シャノン(aka ブーマー)はあっちとこっちにいて両方シャノンになっています。シャノンは出撃前にタトゥ入れるとかして、ニューカプリカにいるシャノンと間違えないようにすればいいのにと思ったりする。

当ブログのバトルスターギャラクティカのエピガイはシーズン3から始まってしまっていて途中が抜けてますが、後日不定期でアプしていきたいと思っています。ファンの方はよろしくおつきあい下さい。

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  • Title: 3-02 :: Precipice
  • First Aired: 2006-10-06

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Thanks to: imdb.com, tv.com

josetangel (2006.10.13 11:48)

2話目も(というか1.5話ということだそうですが)、すごい内容ですね。この次辺りでキャラクターガイドを大幅に書き換えることになるかもしれないと、心配です。(苦笑)
ところで、先日はリンクしていただいてありがとうございました。私のブログの方からもリンクをさせていただきましたけど、よろしかったでしょうか。どうぞよろしくお願いします。

tinker (2006.10.13 17:40)

リンクありがとうございます!うれしいです!シーズン2を見直しつつ、シーズン3を視聴するという不思議なことをやっているので、ときどき話がわからなくなったりして、んで、josetangelさんトコのエピガイを読んでああそうだったと思い直したりして、大変助かっています。これからもよろしくお願いします。

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