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バトルスター・ギャラクティカ/Battlestar Galactica :: 2-20 :: シーズンフィナーレ感想
かつて、米ソ冷戦時代、SFを含むあらゆるフィクション小説や映画で使い回された共通のパターンがありました。「人類はいま不毛な争いをやっているが、なにかひとつの大目標(あるいは大敵)さえあれば地球はひとつになれる」というヤツです。
相手はエイリアンだったり、大災害だったり。そういう映画や小説、かつてたくさんありました。この楽観路線シナリオは一時期娯楽ものSFやフィクションの主流テーマとなっていましたが時代が変わっていまは廃れた感がありますね。
BSGでは、サイロンという極めて強力な敵に住処を奪われて宇宙を放浪する身になったというのに、人間たちはゴタゴタと争いごとをしていて、いつまでもひとつにまとまっていけない。一部の人たちは志を同じくして死ぬ覚悟でやってるんだけど、それが人類の総意というわけではない。ダラダラしたい人、私利私欲に走る人も当然いるわけです。
うぅむ。私まじめなこと書いてるなぁ。SF娯楽モノなんてややこしいことヌキでウヒャーと飛び上がってみていればよいのかなという気もしますが ... でもけっこう考えてしまいますよね。これ見ると。
元々、秀逸で独創的なSFXにグラッときてBSGを見始めた私なのですが、その物語性やドラマティックな展開にワビサビを見てしまって以来、ますます楽しいです。でもやっぱり戦闘シーンがいちばんすき。
あの「どんどこどんどこどん」っていう太鼓の音ですか、シビレますね、あれは和太鼓なんでしょうか。じつに効果的。シャーって宇宙に散っていくバイパーを見ていると胸が締めつけられるようなワクワクするようなイッちゃう感があります。
既にあちこちで賞賛されていますけど、ハンディカムで撮ったようなワザとブレブレの宇宙映像も上手ですね。ブレブレしたと思ったらギュッとズームしたりするの。臨場感がある。巧い。
ズシンと重いシーズンフィナーレでした。最後は私がいちばん大好きなスターバックの一言で終わって大満足でした。「これからどうする?」の問いに、
"As same as we always do. Fight until we can't."
かっこいい!抱かれてもいいぞ!
次シーズンは10月に決まっているそうです。それまでにもういっぺん見ようかな。英語が聞き取れなくて「?」なぶぶんもあるので、こんどはエピソードガイドを読んでちゃんと見て理解を深めてから10月開始のミッションに臨みたいと思っています。
いくつかスクリーンショットでお別れです。
次は戦闘シーン。
SFXかっこいいよ!
最後はスターバックのラスト10秒のスクリーンショット。
私はBSGは「スペースもの」というよりは、「戦争もの」だと考えています。途中で起こる出来事も娯楽作品にしてはショッキングなものが多いですし。人間を描くドラマだと思います。
ところで私もBSG日本放送を願って、ささやかながらアンケートを始めました。気軽に書き込んでみてください。入れてあるURLからどうぞ。
コメントありがとうございます。
さっきもうアンケートしましたw。