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24 :: 6-03 :: Day 6: 8:00 AM - 9:00 AM :: ネタバレ

trans24のシーズン6の第3話。ネタバレ!
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SPOILER!!!
ネタバレです!!!
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ジャックとアサドは合流してテロリストを尾行中。こいつが唯一のファイエドへの手がかりなので細心の注意を払う。このテロリストはドライブ中にファイエドから「予定が変わった。Newhallに寄ってから帰ってこい」と指令を受けた。

ホワイトハウスの空気は重い。セントルイスとボルティモアで総勢300人以上が死亡した。最悪。そこにファイエドから着信。「大統領を出せ」という。彼は「Palmdaleの軍の施設に収監されている囚人たち110名を全員解放しろ」と要求してきた。「1時間後に全員を飛行機に乗せて国外に出す準備を整えろ」という。ウェインはこんな要求をのめるわけがないわけだし、またたとえ従ったとしてもファイエドがテロを止めるわけがないとだれもが思うわけだが、打つ手ナシの状況に彼は苦悩する。

再び尾行中のジャックたち。尾行対象車は北上していて、このままいくと交通量の少ないエリアに出る。となると尾行に気づかれるのも時間の問題であるので、ジャックが「CTUに連絡するしかない」という。CTUに連絡すればアサドは拘束されるわけだが、彼は同意する。自己を犠牲にしてでもファイエドのテロを阻止したいと彼は思っているようだ。

ジャックはCTUに連絡。ブキャナンに状況を伝え、テロリストの車両を衛星で補足してくれというが、そのセットアップに数十分かかるという。間に合わないのでそれまで時間稼ぎをする必要がある。ここのお芝居がおもしろい。ジャックがそこらへんのオッサンの車をいきなり奪い、暴走運転手と化してテロリストの車にドカンとぶつかった。「おめぇどこに目つけてるんだ!」と因縁フッかけてるとこにアサドがきて「ぼくは見てたぞ。あんたが悪いよ。あんたがぶつかったんだ。この人は悪くない」とテロリストを擁護した。

アサドが「警察呼んでやる」といったらジャックはチンピラらしく逃げる。テロリストが「車はいいから早くNewhallに行きたいのだ」というので、アサドが「ぼくもちょうどそっちに行くから乗せていってあげるよ」と車に乗せた。あとはこいつに道案内をさせればよい。アサドがこっそりCTUにコールしてケータイを隠し、車中の会話をブキャナンたちが聞けるようにした。「どこにいくの?」なんて会話をしながらさりげなく地名をしゃべれば、クロエは彼らを追尾することができるようになる。一方ジャックはカーティスと合流。CTUと連絡とりつつ、気づかれないように充分の距離を置いて彼らを尾行する。

CTUがファイエドの子分を尾行していると報告を受けた大統領は「1時間以内にファイエドを拘束しろ」と命令する。Palmdaleの囚人を解放する前にファイエドを拘束してしまえばよいわけだが、そううまくいくんでしょうか。

一方、こちらはアハメド。彼は前回のエピで男と格闘して足を負傷した。ファイエドの指示で包みをどこかに届けなければいけないが、負傷が酷く自力で行けない。そこで彼は隣人の家族を拘束。彼らを銃で脅し、母親と息子を人質にとり、父親に「これをここに届けろ」といって包みを託した。父親は隣人がテロリストだったと知って驚愕する。彼は従うしかない。いわれた通りに包みを届けた。そこはエレクトロニクス関連の商店のようだ。店主はその場でビリビリ包みを破いた。出てきたのはドル紙幣。どうやらなにかの買い物だったのだなと私たちにもわかる。ところが相手は金額が足りないという。困った父親は自宅に電話する。アハメドは「金はない。なんでもいいからブツをもってこい」と命令。気の毒な父親は店主の男を殺してその電子回路のようなブツを手に入れた。彼はそれがなんであるのかもわからない。

こちらはウェインの姉のサンドラ。恋人かつクライアントのワリド(Walid Al-Rezani)と共にFBIに逮捕され、留置場に連れてこられた。ここでFBIの捜査官がサンドラに電話を渡す。相手は弟の大統領で「なにをやってるんだ!」といわれて口論になる。その後、サンドラは釈放されたが、ワリドは拘置される模様。彼はIAAのトップなので調査対象となっているらしい。広い拘置場にはあちこちから拘束されてきたムスリムたちが集められ、兵士たちに引率されている。「ムスリムだから」というだけで拘束されてきた彼らのほとんどはテロとは無関係なのだろう。1人の男が耐えかねて暴れるというシーンがある。彼が兵士に叩かれるのを見たワリドが「やめろ」と叫ぶが、彼もまた棒で押し倒された。このとき暴れた男は1話の冒頭シーンでバスに乗れなかった男かなと思うんだけどちがうでしょうか。

再びジャックたち。やがてアサドとテロリストを乗せた車両は目的地に着いた。テロリストは礼をいって車を降り、徒歩で貸し倉庫に向っている。CTUのクロエは衛星で完全補足中。ジャックは再びアサドと合流した。ここでカーティスがアサドを拘束した。ジャックはアサドをすごく信頼してるみたいで「ぜったい捕まえるから大丈夫」なんて優しいことをいう。反面、カーティスはこの大物テロリストに憎しみを抱いている様子。あたりまえなんだけど。

この時点で既に1時間のタイムリミットがギリギリ。Palmdaleでは囚人たちはバスで空港に移送され、飛行機に乗せられた。ここにファイエドがいなければアウトだ。テロリストは貸し倉庫を開け、なにやらゴニョゴニョやっている。倉庫の中には爆薬らしき包みがゴッテリあるが、どうやら彼の目的はここにあったラップトップだったらしい。ファイエドはここにはいないぞとジャックたちがわかったとき、相手は兵士に気づいて発砲。こうなったらばこいつを捕まえて尋問するしかないと思った瞬間、テロリストは自爆。倉庫の中の爆薬に引火して大爆発。ファイエドの手がかりは消えた。

焼け跡からラップトップが発見された。ハードディスクはかなり損傷しているが、クロエが最新のファイルのみを復旧させた。中から出てきたのはアラビア語とロシア語の文書。アサドが内容を教えてくれた。これはSoftel 3という小型核爆弾の仕様書であり、それは1980年代後半にソビエトが開発したものだという。

Softel 3は公式にはソビエト解体時にすべて破棄されたことになっているが、そのうちの一基がSaif-al-Dinというテロリストとつながりのある科学者の手に渡ったのではないかという説がある。Saif-al-Dinというのは "sword of the faith" という意味のコードネームで、そのIDは一切不明だが、6年前の写真が一枚だけ見つかった。アサドがその写真を見て男を特定した。1年前にファイエドといっしょにいるところを見たことがあるという。男の名はハサン・ヌメル(Hasan Numair)。

んでこんどはそのハサン・ヌメルをサーチしてみたらば、その名前がPalmdaleの囚人リストにあった!やっとここまで突き止めた頃、そのハサン・ヌメルはUS軍に潜んでいたファイエドのスパイの助けを借り、飛行機に乗ることなく逃走。つまり「Palmdaleの囚人たちを解放せよ」という要求はハサン・ヌメルただひとりを救出するためのdecoy(囮)であったというオチであった。

※感想

ジャックとカーティスの車中の会話がおもしろかった。カーティスがぶすっとした顔で「ジャックが戻ってきてくれてうれしい」という。ジャックもぶすっとしている。男くさい。この2人は昔からこういう空気なのでまぁこんなもんかと私たちは思うわけだが(とつぜんジャックがヒジテツをカマしたりしたこともあったし)、アサドの話になるとカーティスは興奮気味になり「あんなテロリストと手を組むなんてイカレてるわ」みたいなことをいう。ジャックは「それはおれたちが判断することではない」なんていって控えめながらもアサド擁護の立場を表明する。ジャックはアサドのことをすごく気に入ったみたいだ。同じ匂いを嗅いでいるという印象。ここまでかなり良いコンビぶりだったし、ドラマを見てる私たちも「アサドって良い人ぢゃん」と思ってるハズ(でしょ?)。

アレクサンダー・シティグ(Alexander Siddig)演じるアサドはたくさんのテロ事件に関わった悪いひとということなんだけど、彼はどうみても良いモンキャラなのでなにかわけがあるんだろうか。イイ男だしジャックとの息がばっちりだ。なかなか彼はいいですね。

一方、こちらもシーズン6の新キャストのマリソル・ニコルズ(Marisol Nichols)演じるナディアだが、フルネームがNadia Yassirという。ムスリムぽい。そういえば彼女は1話でファイエドに電話で(たぶん)アラビア語で "Where's your honor?" と聞くシーンがあったことを思い出したので、彼女はきっとムスリム系アメリカ人という設定なんだ。ナンとなく私の勘なのですが、この先アサドとくっつくかもと思いません?ミッシェル = トニーの熱愛キャラがいなくなったいま、次はコレかなと ... 。改心したテロリストとCTUの指揮官が恋するなんていいじゃない!と思うんですよ。

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title: Day 6: 8:00 AM - 9:00 AM
aired date: 2007/1/15
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  • Title: 6-03 :: Day 6: 8:00 AM - 9:00 AM
  • First Aired: 2007-01-15

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Recurring Role:

Guest Star:

Thanks to: imdb.com, tv.com

(2007.01.17 06:52)

エピガイ待ってました〜!

モスリムの拘置所で暴れた男は、FBIに連れてかれたアハメドの父だったと思ったんですが、違うかな?

ところでアハメドととなりの家の息子(スコット)は友達とか言ってたけど、どう見ても同年代には見えないんですが・・・?

はるちゃん@NY (2007.01.17 06:59)

↑名前入れ忘れましたが私です〜。

ジョウ (2007.01.17 07:34)

はるちゃん@NYさん、「中東系の人は老けて見える」ということでいかがでしょう?

tinkerさん、
私にはAlexander Siddigはどうしてもドクター・バシア(@スタートレックDS9)に見えてしまうので、やはり悪人には見えません。

tinker (2007.01.17 17:17)

はるちゃん、あ、アレ、アハメド父かな。そうかも。あの冒頭に出てきたやつがなんだかすごく意味深に見えてだれなんだろうなぁと思ってるんですよね。

ジョウさん、そうですよ!ドクターだもの。彼はいいもんなのかわるもんなのかこれから明かされていきそうですね。

Sam (2007.01.18 13:46)

アハメド、僕も最初おっさんかと思いました。
実際は何歳なんでしょう??

tinker (2007.01.18 15:50)

私、カル・ペンくんのファンなのに年齢知りませんでした。いまimdbに聞いたら、誕生日、23 April 1977だそうです。29歳か。けっこうトシだったんですね。もう少し若いと思ってました。確かにあの隣人の少年とはかなりギャップありますね。カル・ペンくんはこのコメディがすごーーーーーーくおもしろかったんですよ↓

Harold and Kumar Go to White Castle

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